第3幕
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
空が明るくなってきた。
気付いた時には汗なのか水なのかよく分からないもので全身びっちゃびちゃで、大変不愉快である。うむ。風邪でもひいたらどうするよ。
今が何時かは分からないけれど、結論から言えば
『全っ然出来ねェ……』
「夜も遅いから集中力が切れてきたのかもしれないね」
『あー、確かに眠くなってはきましたねー』
夜って言うか朝だね!ってツッコまない私素敵!
すると突然、私の顔を見て顎に手を当て少し考える素振りを見せたミナト。…え、何なにどしたの?
「ねぇミノリ、君はどっちがいい?」
『え?…あぁ、どうせならこのまま出来るまでやりたいタイプですけど』
「あ、いやそうじゃなくて」
『あ、ミナトさんは先帰っても大丈夫ですよ。出来るようになったら呼びに行きますんで』
「違くて、君の」
『だーいじょうぶですって。安心してください、逃げませんよ!』
「……………」
『…………』
ミナトが黙ったので私も黙ることにする。
私空気読めるからね(キリッ
数秒の沈黙の中、ただひたすら目の前の整った顔をじーっと見つめていると、やがてミナトは折れるように溜め息をついた。
「俺も君が出来るまで付き合うから、終わったら黙って俺の話を聞いてね」
『あ…ハイ…』
おかしいな、少し寒気が…。
.