君のことなどもう忘れたよ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おや?」
村に見たこともない女の子がやってきた。
…いや、まあ、僕が生きてた頃から100年も経ってるんだからそんなの当たり前だけど…。
でも……あれは……。
白銀の髪にあの独特な衣装………シーカー族が何故この村に…?
何の用かは知らないけど、子ども1人でこの村までやって来るだなんて…。いったい親は何をしてるんだ?
……いや、でもシーカー族と言えば優れた身体能力が特徴だし、リンクみたいな怪物である可能性もあるのか…?リンクはハイリア人だけど。
下まで降りて確認すればいいだけの話だけれど、この間ちょっと様子を見に行っただけなのに桃色の子に見られちゃったからね…。
族長が言ってた「子どもは純粋だから霊の存在を感じることが出来る」ってやつが本当のことだったと知って吃驚したよね…。
「ん……おや…?」
その女の子が現族長の家に入って行ったのでなんとなく様子を見ていると、10分と経たないうちに広場に出てきた。
いや、それだけなら別に構わないんだけど……その子が広場に立った瞬間風向きが変わった。
この感じ……僕が
………それだけじゃない。あいつが……あいつが風の力を使う時と同じだ…。
あの女の子が…?
そんな馬鹿な…。僕が死んでからもう100年も経ってるんだよ?
きっと…そう、あいつだって風の巫女の生まれ変わりとやらだったんだから、あの子だってあいつの………生まれ変わりか娘かも知れないじゃないか。
僕が狼狽する内に、地を離れたその女の子はぐんぐんと高度を上げてきて、ついにこの巨塔へと降り立った。
.