ヒロアカ短編集
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「うそぉ、雨降ってる…」
こういう日に限って、寝坊して天気予報を確認する時間もなくて、いつも持ち歩いてる折りたたみも持ってない。
しかも、いつも一緒の百たちには、先生に呼び出されたため先に帰ってもらっていた。
意外と早く用事は終わったので、こんなことなら待っていて貰えばよかったと数分前の自分に悪態をつく。
「よし、行くか」
どうせ寮までだしと足を踏み出そうとすると、
「おい」
と腕を掴まれた。
聞いたことある声に振り返ると、そこには轟くんがいた。
「こんな雨の中傘もささねぇで帰るのか」
「うん、忘れちゃって…百たちも帰っちゃったし」
「俺と一緒に帰ればいいだろ」
「えっ」
い、いいの?と言えば、どうせ寮まで一緒だろと紳士的な一言。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「おう」
そういうと轟くんは自分の傘を広げて、左側を空けてくれる。
私はある事実に気づいた。
あれ、もしかして、これって相合傘?誰かに見られたら不味いんじゃ…
「あの、轟くん…有難いけどやっぱり不味いよ…」
「どうしたんだ?」
「ほら、噂とかになっちゃうかもしれないし」
「なにがだ?」
もうっ!轟くんの天然!!と叫びたかったがやめておいた。
1人で焦って顔に熱が集まっていく。
「あ、相合傘なんてしてるとこ見られたら、誰かが勘違いして噂を広めたりとか…そうなった、轟くんだって迷惑でしょっ!」
自分で言っていて恥ずかしくなってきた。自分だけめちゃくちゃ意識してるみたいじゃないか…
「なんでだ?俺は迷惑じゃねーぞ」
「えっ」
「むしろ勘違いしてほしいくらいだ。お前を狙ってるやつが他にいたら困るからな」
「えっ…」
「ほら、早く帰るぞ」
それってどういう意味と聞きそびれで、沈黙のまま寮に向かって歩いていると、轟くんがまた爆弾発言をした。
「なぁ、さっきのお前のこと好きって意味だったんだが伝わってるか?」
何も言えない私に轟くんは続けて言った。
「好きだ。お前は俺の事どう思ってるんだ?」
もうキャパオーバーです。こんなにかっこよくて、好きじゃないわけないじゃないか……
こういう日に限って、寝坊して天気予報を確認する時間もなくて、いつも持ち歩いてる折りたたみも持ってない。
しかも、いつも一緒の百たちには、先生に呼び出されたため先に帰ってもらっていた。
意外と早く用事は終わったので、こんなことなら待っていて貰えばよかったと数分前の自分に悪態をつく。
「よし、行くか」
どうせ寮までだしと足を踏み出そうとすると、
「おい」
と腕を掴まれた。
聞いたことある声に振り返ると、そこには轟くんがいた。
「こんな雨の中傘もささねぇで帰るのか」
「うん、忘れちゃって…百たちも帰っちゃったし」
「俺と一緒に帰ればいいだろ」
「えっ」
い、いいの?と言えば、どうせ寮まで一緒だろと紳士的な一言。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「おう」
そういうと轟くんは自分の傘を広げて、左側を空けてくれる。
私はある事実に気づいた。
あれ、もしかして、これって相合傘?誰かに見られたら不味いんじゃ…
「あの、轟くん…有難いけどやっぱり不味いよ…」
「どうしたんだ?」
「ほら、噂とかになっちゃうかもしれないし」
「なにがだ?」
もうっ!轟くんの天然!!と叫びたかったがやめておいた。
1人で焦って顔に熱が集まっていく。
「あ、相合傘なんてしてるとこ見られたら、誰かが勘違いして噂を広めたりとか…そうなった、轟くんだって迷惑でしょっ!」
自分で言っていて恥ずかしくなってきた。自分だけめちゃくちゃ意識してるみたいじゃないか…
「なんでだ?俺は迷惑じゃねーぞ」
「えっ」
「むしろ勘違いしてほしいくらいだ。お前を狙ってるやつが他にいたら困るからな」
「えっ…」
「ほら、早く帰るぞ」
それってどういう意味と聞きそびれで、沈黙のまま寮に向かって歩いていると、轟くんがまた爆弾発言をした。
「なぁ、さっきのお前のこと好きって意味だったんだが伝わってるか?」
何も言えない私に轟くんは続けて言った。
「好きだ。お前は俺の事どう思ってるんだ?」
もうキャパオーバーです。こんなにかっこよくて、好きじゃないわけないじゃないか……
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