私のヒーローアカデミア
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ここは、何処…?
あれ、私、何してたんだっけ?
かつくんのことを…そうだ!!かつくんは!?
?「________!」
?「________…」
誰かの声が聞こえる。
かつくん!?
あ、あれ、声が出ない…と、いうか、そう言えば体の感覚がないな…ここはなんだろ。
?「______ てん…」
?「 てん、______…だよ」
かつくんじゃない、誰かが私のことを呼んでる…?
ずーっと前の方に影が見える。周りは真っ白以外何も無い。
影が、近づいてくる。
自分の方に近づいてくる影を見ていると、だんだんと形を帯びてきた。
声もはっきり聞こえるようになる。
う、うそだ…どうして………
自然に涙が出てくる。目の前に現れたのは、紛れもなく、…………___両親だった。
心「 てん、お母さんだよ〜」
聖司「父さんだよ、てん」
声を出そうとしてもさっきと同じで全く出ない。
手を伸ばそうと思っで体が動く気配はない。
干渉は、できないんだ…記憶の1種かな。思い出せないだけで、記憶って引き出しみたいに保管されてるっていうし。
心「かわいいわね、ふふ」
聖司「そうだな」
本当に愛おしいという顔をした両親が、きっと、幼い私にかけていてくれていたのであろう言葉を、今自分の目で見ることが出来て、幸せだ。
私は、両親に愛されていたんだなと思う。
夢ならば、覚めなければいい…そう思ってしまうほどに。
そんなことを思ったからか、目の前の両親が、モヤになって消えてしまった。
待って…!!
消えたかと思うと、またさっきのように遠くになにか見える。
ドンドンと近ずいてきて、今度は鋭い光を放った。
わっ!
眩んだ目を開けると、そこには先程より鮮明に周りの風景までも映し出された。
こ、これも記憶なの?
ここは、何処かのショッピングモールかな。
楽しそうに話すお父さんとお母さんも見える。
私はお母さんに抱かれているみたいだ。
その光景をじっと見ていると、急に停電した。
その後建物が崩壊を始める。
お父さんとお母さんの焦った顔が見える。
だけど、2人もヒーローだ。瞬時に人々を守る動きへ変化する。
そんな2人の前にある人物が現れる。
誰なの?
お父さんとお母さんの顔が強ばる。
「その娘を私に渡してもらおうか」
!?
まさか、私の事…?
どうして…
「私たちの大切な娘を渡すわけないでしょ!」
そうして、その男に応戦しようとする両親。
まって、だめ、行かないで…!
行ってはいけない気がするの…
もう、戻ってこない気が…
視界が光で真っ白に包まれた。
私の目には、もう両親は写っていなかった。
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