私のヒーローアカデミア
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演習試験は、2組のペアがクリア出来ずに終わったそうだ。
それで、クリア出来なかった切島くんたちが荒れ荒れだったんだけど…
林間合宿には、全員行けるそうだ。これも、合理的虚偽と相澤先生に言われた。
筆記の方は赤点ゼロ。実技で、三奈ちゃん、切島くん、上鳴くん、砂藤くん、瀬呂くんの5人だ。
ぶっちゃけ学校に残っての補習よりキツいからな。という相澤先生の言葉で5人の顔が死んだ。
尾白「まぁ、なにはともあれ、全員で行けてよかったね」
飯田「1週間の強化合宿か!」
緑谷「結構な大荷物になるね」
峰田「暗視ゴーグル」
上鳴「水着とか持ってねーや。色々買わねえとなあ」
水着…いるの?
葉隠「あ、じゃあさ!テスト終わったし、明日休みだしってことで…」
なにやら透ちゃんがノリノリだ。
葉隠「A組皆で買い物行こうよ!」
!!
みんなで…!買い物……!!
上鳴「おお良い!何気にそういうの初じゃね!?」
切島「おい爆豪お前も来い!」
爆豪「行ってたまるかかったりィ」
『え……』
爆豪「…あ?」
緑谷「轟くんも行かない?」
轟「休日は見舞いだ」
峰田「ノリが悪いよ!空気をよめやKY男共ォ!!」
そんな……
『かつくん、行かないの…?』
爆豪「いや、あー…お前は行くんか」
『かつくんがいないなら行か…ないもん……!』
皆(えー、めっちゃ行きたそうなんですけど、爆豪さーん)
上鳴「おいおい、かっちゃーん行こうぜー?」
爆豪「チッ、行くわ!!てめェに言われたからじゃないぞアホ面が!!」
上鳴「わかってるよ!だからその手こっちに向けないで!?」
『かつくん、お買い物行く?』
爆豪「ああ、行くわ。てんは迷子になりそうだしな」
『ならないよ…!!』
そんなこんなで、
葉隠「ってな感じでやってきました!」
芦戸「ショッピングモール!!」
『わぁぁぁぁ』
こんなに大きいショッピングモール初めて見た…!
耳郎「とりあえずウチ、大きめのキャリーバッグ買わなきゃ」
八百万「あらでは一緒に回りましょうか」
上鳴「俺アウトドア系の靴ねぇから買いてぇんだけど」
葉隠「あー私も私もー!」
爆豪「てん、お前は何買うんだ?」
『えっと…カバンもないし、靴もないし、洋服もないし……あとあと、あ、水着か…!』
爆豪「あ?なんで水着だ」
『え、上鳴くんがこの前教室で言って…』
爆豪「おい、上鳴!!!」
上鳴「ウェイ!?」
切島「目的バラけてっし別行動するか!」
緑谷「皆行動早いな…」
_________________
……………………
爆豪(チッ、結局別行動なら近場でよかったじゃねぇか)
『わぁ、かつくんすごいよ…!人が沢山、売物も沢山!!』キラキラ
爆豪(ま、楽しそうだからいいか)
爆豪「効率的に行くぞ。買うもの多いからな」
『うん!』
まずは…
爆豪「洋服ってどんなやつだ?」
『よそ行きの服?修道着と部屋着しかほとんどもって無くて…外できれる服、このワンピースしかないんだ』
爆豪「そうか、じゃあとっとと選ぶぞ」
『うん』
んー……たくさん種類がありすぎて迷う…
お店自体もたくさんあるし…
最近の流行りとかわからない…!
どうしよう……
爆豪「てん、これなんかお前似合うだろ」
『ん?わぁぁぁ』
かわいい…
爆豪「あと、これとこれとこれだ。早よ試着してこい」
『えぇ、あ、うん…!』
すごい、私が迷ってる間にかつくんが全部選んでくれた。
しかも、私好みだ…!
『かつくん、試着終わったよ。これ全部買ってくる』
爆豪「ああ、て…お前そんな金あるんか?」
『うん、今日は、お小遣いももらったし、最近貯金してたから大丈夫…!』
爆豪「そうかよ」
おお、こんなにお洋服買ったの初めてだ…!
結構重いな。
『かつくん、次行…』
爆豪「ん」
『ん?』
かつくんが手を出してくる。
爆豪「荷物持つからかせや…」
『あっ、ありがとう』
そう言って全部もってくれた。
優しいな…かつくんは。
爆豪「んだよ」
『ふふ、なんでもないよ』
それから、かつくんの効率的なプランによって、大きいキャリーバッグと靴を買い揃え、皆との集合時間より早めに買い物を終えた私たちは、先に集合場所へ向かうことにした。
『そういえば、かつくん、何も買ってないけどいいの?』
爆豪「俺はてんの付き添いで来ただけで特に買うものはねぇ」
『え!?そうだったの?ごめん…』
爆豪「お前が謝ることじゃねぇだろ。
俺が来たかったから来たんだよ……」
!
『へへ、ありがとう』
爆豪「ん」
なんだかかつくんの横顔が、少し照れてるように見えた。
『……あれ、いずくくんとお茶子ちゃん…?なんか様子が変じゃない?』
ガシッ
かつくんが、私の手を握った。
爆豪「俺から離れんな」
『う、うん…』
かつくんの異様な雰囲気を感じ取った私は、頷く。
________________
………………
その後、話をまとめると、なんと、いずくくんの元に敵連合の主格 死柄木弔が接触したそうだ。
ショッピングモールは一時的に閉鎖。
地元のヒーローと警察が駆けつけた。
いずくくんは証言のために、警察署へ行き、私たちは解散となった。
麗日「じゃあね、てんちゃん、気をつけてな!」
『うん、お茶子ちゃんも、気をつけて』
家まではかつくんが送ってくれた。
なにか言いたそうな顔をしていたけど、何も無く、私たちは別れた。
________________
………………
そして……
相澤「____………ってなわけで敵の動きを警戒し、例年使わせてもらってる合宿先をキャンセル、行き先は当日まで明かさない運びとなった」
全員「えーーー!!」
瀬呂「もう親に言っちゃってるよー」
八百万「故にですわね…話が誰にもどう伝わっているか学校側が把握できませんもの」
峰田「合宿自体をキャンセルしねえの英断すぎんだろ!」
爆豪「骨折してでも殺しとけよ」
『かつくん…!』
葉隠「ちょっと爆豪、緑谷がどんな状態だったか聞いてなかった!?そもそも、公共の場での個性の使用は原則禁止だし」
爆豪「知るかとりあえず骨が折れろ」
緑谷「かっちゃん……」
うわぁ、相澤先生の顔が…
そんなこんなで、私の人生もっとも色濃かった雄英高校一年一学期が終了し…
___________________
……………………
夏休み、林間合宿当日!
物間「え?A組補習いるの?つまり赤点とった人がいるってこと!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ!?あれれれれぇ!?」
トッ
拳藤「ごめんな」
おお、すごい勢いで嫌味を言ってきた物間くんを拳藤さんが、落とした……
柳「物間、怖」
取蔭「体育祭じゃなんやかんやあったけど、まァよろしくね、A組」
小大「ん」
『拳藤さん、小大さん、小森さん、角取さん、取蔭さん、柳さん、B組の女子の人達ほぼ勢揃い…』
峰田「よりどりみどりかよ……!!」
『へ…?』
切島「お前そろそろダメだぞ」
飯田「A組のバスはこっちだ席順に並びたまえ!」
麗日「てんちゃん、B組の人の名前もしかして全員覚えとんの!?」
『うん、体育祭の時資料が放送席に用意されてたから目を通した内容覚えてるよ』
緑谷「す、すごいね」
だから、B組の人達、話したことは無いけど顔と名前が一致してる。
向こうは知らないだろうけど。
いずくくんたちと話しながらバスに乗りこみ、私はかつくんの隣に座った。
かつくんとお話をしようと思ったけど…
相澤「1時間後に一回止まる。その後はしばらく……」
みんなが騒がしすぎて、もう誰が何を言ってるのかわからない…
飯田くんの「席は立つべからず!べからずなんだ皆!!」しか聞こえない……
爆豪「うるせぇ……」
『はは…』
相澤先生の呆れた表情が目に浮かぶな…
1時間後___…
『休憩だ…』
ちょっと酔ってたから、丁度いい…
と、思ったんだけど__
上鳴「つか何ここパーキングじゃなくね?」
峰田「おしっこ……」
?「よーーうイレイザー!」
相澤「ご無沙汰してます」
かわいい、猫コスチュームのお姉さんが先生に話しかける。
そして、、
?1「煌めく眼でロックオン!」
?2「キュートにキャットにスティンガー!」
?「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!」」
なんか、決まった…!
相澤「今回お世話になるプッシーキャッツの皆さんだ」
緑谷「連盟事務所を構える4名1チームの………」
い、いずくくんの解説が始まった…
そして、年バレしそうなこと言って殺されかけてる……
?1「あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね」
A組「「遠!!!」」
皆がザワザワしだす。
それもそうだよ。
あの山の麓って……ほぼ見えないし、めちゃくちゃ遠いよ?
麗日「え…?じゃあなんでこんな半端なところで……」
砂藤「いやいや…」
瀬呂「バス…戻ろうか……な?早く…」
?1「今は9:30。早ければ…12時前後かしらん」
切島「ダメだ…おい…」
芦戸「戻ろう!」
切島「バスに戻れ!早く!!」
えっえっ…
?1「12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」
ゴゴゴ
相澤「悪いね諸君」
ボコッ
地面が不吉な音を立てて崩れ出す。
『ひっ』
相澤「合宿はもう始まっている」
FOOM
あの金髪のお姉さんの個性か…!
地面が形を変えてドンドン崩れていく。
私たちはそのまま、崖下に落とされた。
?1「私有地につき、個性の使用は自由だよ!
今から三時間!自分の足で施設までおいでませ!
この…魔獣の森を抜けて!!」
その前に待って……
『きゃー!!』
落ちてる無理無理無理
爆豪「てん!!」
ガシッ
『ぅわ!…かつくん…!』
かつくんが私を土から引っ張り出して抱えてくれる。
そのまま、爆発を上手くコントロールして、ゆっくり着地してくれた。
『ありがとう』
そう言って降りようとすると、
爆豪「俺からあんま離れんなよ。遠くにいたら守ってやれねぇ」
一瞬、かつくんの私を抱える力が強くなった。
そして、優しくおろしてくれた。
『うん、わかった』
緑谷「魔獣の森…!?」
上鳴「なんだそのドラクエめいた名称は……雄英こういうの多すぎだろ…」
切島「文句言ってもしゃあねえよ。行くっきゃねえ」
峰田「耐えた…オイラ耐えたぞ……」
トイレを我慢していた峰田くんが木の影へ近づくと、
そこから………
瀬呂/上鳴「マジュウだーーー!!?」
ほんとうに魔獣が、でた!?
口田「静まりなさい獣よ下がるのです!」
芦戸「口田!」
そっか、口田くんの個性は動物を操ることが出来る!!
だけど、魔獣は止まることなく近づいてきた。
『ん?よく見たらあれ…』
土でできている…?
もしかして、さっきの人の個性!?
私が頭の中でそんなことを考えてる間に、
いずくくん、かつくん、飯田くん、轟くんの4人は既に動いていた。
『さすが、判断力と行動力に長けてるね…!』
なるべく個性は使いたくないな…
プッシーキャッツの話だと早くても3時間はかかるという話で、私の今の個性持続時間の限界は30分程度。
全然たりない……
しかも、制服だから羽でたら破れちゃうよ…!!
いや、そんなこと言ってる場合じゃないか…
さらに向こうへ…自分の限界超えてかないと。
そうして、私たちの林間合宿は始まった。
それで、クリア出来なかった切島くんたちが荒れ荒れだったんだけど…
林間合宿には、全員行けるそうだ。これも、合理的虚偽と相澤先生に言われた。
筆記の方は赤点ゼロ。実技で、三奈ちゃん、切島くん、上鳴くん、砂藤くん、瀬呂くんの5人だ。
ぶっちゃけ学校に残っての補習よりキツいからな。という相澤先生の言葉で5人の顔が死んだ。
尾白「まぁ、なにはともあれ、全員で行けてよかったね」
飯田「1週間の強化合宿か!」
緑谷「結構な大荷物になるね」
峰田「暗視ゴーグル」
上鳴「水着とか持ってねーや。色々買わねえとなあ」
水着…いるの?
葉隠「あ、じゃあさ!テスト終わったし、明日休みだしってことで…」
なにやら透ちゃんがノリノリだ。
葉隠「A組皆で買い物行こうよ!」
!!
みんなで…!買い物……!!
上鳴「おお良い!何気にそういうの初じゃね!?」
切島「おい爆豪お前も来い!」
爆豪「行ってたまるかかったりィ」
『え……』
爆豪「…あ?」
緑谷「轟くんも行かない?」
轟「休日は見舞いだ」
峰田「ノリが悪いよ!空気をよめやKY男共ォ!!」
そんな……
『かつくん、行かないの…?』
爆豪「いや、あー…お前は行くんか」
『かつくんがいないなら行か…ないもん……!』
皆(えー、めっちゃ行きたそうなんですけど、爆豪さーん)
上鳴「おいおい、かっちゃーん行こうぜー?」
爆豪「チッ、行くわ!!てめェに言われたからじゃないぞアホ面が!!」
上鳴「わかってるよ!だからその手こっちに向けないで!?」
『かつくん、お買い物行く?』
爆豪「ああ、行くわ。てんは迷子になりそうだしな」
『ならないよ…!!』
そんなこんなで、
葉隠「ってな感じでやってきました!」
芦戸「ショッピングモール!!」
『わぁぁぁぁ』
こんなに大きいショッピングモール初めて見た…!
耳郎「とりあえずウチ、大きめのキャリーバッグ買わなきゃ」
八百万「あらでは一緒に回りましょうか」
上鳴「俺アウトドア系の靴ねぇから買いてぇんだけど」
葉隠「あー私も私もー!」
爆豪「てん、お前は何買うんだ?」
『えっと…カバンもないし、靴もないし、洋服もないし……あとあと、あ、水着か…!』
爆豪「あ?なんで水着だ」
『え、上鳴くんがこの前教室で言って…』
爆豪「おい、上鳴!!!」
上鳴「ウェイ!?」
切島「目的バラけてっし別行動するか!」
緑谷「皆行動早いな…」
_________________
……………………
爆豪(チッ、結局別行動なら近場でよかったじゃねぇか)
『わぁ、かつくんすごいよ…!人が沢山、売物も沢山!!』キラキラ
爆豪(ま、楽しそうだからいいか)
爆豪「効率的に行くぞ。買うもの多いからな」
『うん!』
まずは…
爆豪「洋服ってどんなやつだ?」
『よそ行きの服?修道着と部屋着しかほとんどもって無くて…外できれる服、このワンピースしかないんだ』
爆豪「そうか、じゃあとっとと選ぶぞ」
『うん』
んー……たくさん種類がありすぎて迷う…
お店自体もたくさんあるし…
最近の流行りとかわからない…!
どうしよう……
爆豪「てん、これなんかお前似合うだろ」
『ん?わぁぁぁ』
かわいい…
爆豪「あと、これとこれとこれだ。早よ試着してこい」
『えぇ、あ、うん…!』
すごい、私が迷ってる間にかつくんが全部選んでくれた。
しかも、私好みだ…!
『かつくん、試着終わったよ。これ全部買ってくる』
爆豪「ああ、て…お前そんな金あるんか?」
『うん、今日は、お小遣いももらったし、最近貯金してたから大丈夫…!』
爆豪「そうかよ」
おお、こんなにお洋服買ったの初めてだ…!
結構重いな。
『かつくん、次行…』
爆豪「ん」
『ん?』
かつくんが手を出してくる。
爆豪「荷物持つからかせや…」
『あっ、ありがとう』
そう言って全部もってくれた。
優しいな…かつくんは。
爆豪「んだよ」
『ふふ、なんでもないよ』
それから、かつくんの効率的なプランによって、大きいキャリーバッグと靴を買い揃え、皆との集合時間より早めに買い物を終えた私たちは、先に集合場所へ向かうことにした。
『そういえば、かつくん、何も買ってないけどいいの?』
爆豪「俺はてんの付き添いで来ただけで特に買うものはねぇ」
『え!?そうだったの?ごめん…』
爆豪「お前が謝ることじゃねぇだろ。
俺が来たかったから来たんだよ……」
!
『へへ、ありがとう』
爆豪「ん」
なんだかかつくんの横顔が、少し照れてるように見えた。
『……あれ、いずくくんとお茶子ちゃん…?なんか様子が変じゃない?』
ガシッ
かつくんが、私の手を握った。
爆豪「俺から離れんな」
『う、うん…』
かつくんの異様な雰囲気を感じ取った私は、頷く。
________________
………………
その後、話をまとめると、なんと、いずくくんの元に敵連合の主格 死柄木弔が接触したそうだ。
ショッピングモールは一時的に閉鎖。
地元のヒーローと警察が駆けつけた。
いずくくんは証言のために、警察署へ行き、私たちは解散となった。
麗日「じゃあね、てんちゃん、気をつけてな!」
『うん、お茶子ちゃんも、気をつけて』
家まではかつくんが送ってくれた。
なにか言いたそうな顔をしていたけど、何も無く、私たちは別れた。
________________
………………
そして……
相澤「____………ってなわけで敵の動きを警戒し、例年使わせてもらってる合宿先をキャンセル、行き先は当日まで明かさない運びとなった」
全員「えーーー!!」
瀬呂「もう親に言っちゃってるよー」
八百万「故にですわね…話が誰にもどう伝わっているか学校側が把握できませんもの」
峰田「合宿自体をキャンセルしねえの英断すぎんだろ!」
爆豪「骨折してでも殺しとけよ」
『かつくん…!』
葉隠「ちょっと爆豪、緑谷がどんな状態だったか聞いてなかった!?そもそも、公共の場での個性の使用は原則禁止だし」
爆豪「知るかとりあえず骨が折れろ」
緑谷「かっちゃん……」
うわぁ、相澤先生の顔が…
そんなこんなで、私の人生もっとも色濃かった雄英高校一年一学期が終了し…
___________________
……………………
夏休み、林間合宿当日!
物間「え?A組補習いるの?つまり赤点とった人がいるってこと!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ!?あれれれれぇ!?」
トッ
拳藤「ごめんな」
おお、すごい勢いで嫌味を言ってきた物間くんを拳藤さんが、落とした……
柳「物間、怖」
取蔭「体育祭じゃなんやかんやあったけど、まァよろしくね、A組」
小大「ん」
『拳藤さん、小大さん、小森さん、角取さん、取蔭さん、柳さん、B組の女子の人達ほぼ勢揃い…』
峰田「よりどりみどりかよ……!!」
『へ…?』
切島「お前そろそろダメだぞ」
飯田「A組のバスはこっちだ席順に並びたまえ!」
麗日「てんちゃん、B組の人の名前もしかして全員覚えとんの!?」
『うん、体育祭の時資料が放送席に用意されてたから目を通した内容覚えてるよ』
緑谷「す、すごいね」
だから、B組の人達、話したことは無いけど顔と名前が一致してる。
向こうは知らないだろうけど。
いずくくんたちと話しながらバスに乗りこみ、私はかつくんの隣に座った。
かつくんとお話をしようと思ったけど…
相澤「1時間後に一回止まる。その後はしばらく……」
みんなが騒がしすぎて、もう誰が何を言ってるのかわからない…
飯田くんの「席は立つべからず!べからずなんだ皆!!」しか聞こえない……
爆豪「うるせぇ……」
『はは…』
相澤先生の呆れた表情が目に浮かぶな…
1時間後___…
『休憩だ…』
ちょっと酔ってたから、丁度いい…
と、思ったんだけど__
上鳴「つか何ここパーキングじゃなくね?」
峰田「おしっこ……」
?「よーーうイレイザー!」
相澤「ご無沙汰してます」
かわいい、猫コスチュームのお姉さんが先生に話しかける。
そして、、
?1「煌めく眼でロックオン!」
?2「キュートにキャットにスティンガー!」
?「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!」」
なんか、決まった…!
相澤「今回お世話になるプッシーキャッツの皆さんだ」
緑谷「連盟事務所を構える4名1チームの………」
い、いずくくんの解説が始まった…
そして、年バレしそうなこと言って殺されかけてる……
?1「あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね」
A組「「遠!!!」」
皆がザワザワしだす。
それもそうだよ。
あの山の麓って……ほぼ見えないし、めちゃくちゃ遠いよ?
麗日「え…?じゃあなんでこんな半端なところで……」
砂藤「いやいや…」
瀬呂「バス…戻ろうか……な?早く…」
?1「今は9:30。早ければ…12時前後かしらん」
切島「ダメだ…おい…」
芦戸「戻ろう!」
切島「バスに戻れ!早く!!」
えっえっ…
?1「12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」
ゴゴゴ
相澤「悪いね諸君」
ボコッ
地面が不吉な音を立てて崩れ出す。
『ひっ』
相澤「合宿はもう始まっている」
FOOM
あの金髪のお姉さんの個性か…!
地面が形を変えてドンドン崩れていく。
私たちはそのまま、崖下に落とされた。
?1「私有地につき、個性の使用は自由だよ!
今から三時間!自分の足で施設までおいでませ!
この…魔獣の森を抜けて!!」
その前に待って……
『きゃー!!』
落ちてる無理無理無理
爆豪「てん!!」
ガシッ
『ぅわ!…かつくん…!』
かつくんが私を土から引っ張り出して抱えてくれる。
そのまま、爆発を上手くコントロールして、ゆっくり着地してくれた。
『ありがとう』
そう言って降りようとすると、
爆豪「俺からあんま離れんなよ。遠くにいたら守ってやれねぇ」
一瞬、かつくんの私を抱える力が強くなった。
そして、優しくおろしてくれた。
『うん、わかった』
緑谷「魔獣の森…!?」
上鳴「なんだそのドラクエめいた名称は……雄英こういうの多すぎだろ…」
切島「文句言ってもしゃあねえよ。行くっきゃねえ」
峰田「耐えた…オイラ耐えたぞ……」
トイレを我慢していた峰田くんが木の影へ近づくと、
そこから………
瀬呂/上鳴「マジュウだーーー!!?」
ほんとうに魔獣が、でた!?
口田「静まりなさい獣よ下がるのです!」
芦戸「口田!」
そっか、口田くんの個性は動物を操ることが出来る!!
だけど、魔獣は止まることなく近づいてきた。
『ん?よく見たらあれ…』
土でできている…?
もしかして、さっきの人の個性!?
私が頭の中でそんなことを考えてる間に、
いずくくん、かつくん、飯田くん、轟くんの4人は既に動いていた。
『さすが、判断力と行動力に長けてるね…!』
なるべく個性は使いたくないな…
プッシーキャッツの話だと早くても3時間はかかるという話で、私の今の個性持続時間の限界は30分程度。
全然たりない……
しかも、制服だから羽でたら破れちゃうよ…!!
いや、そんなこと言ってる場合じゃないか…
さらに向こうへ…自分の限界超えてかないと。
そうして、私たちの林間合宿は始まった。