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可愛い×平凡

あ、そうそう僕の通う男子校は私立でね、希望すれば運動部や一般生など関係なく寮に入れるの。
因みに僕は寮生。だって学校と寮は同じ敷地内だから歩いて10分もしないで学校行けるんだよ?朝ギリギリまで寝れるって、幸せだよね...と、話が脱線しちゃった。

で、なんで寮なんかの話をしたかというと

「平岡!」
「、、、、、、、あ、和真(かずま)」
「間が凄い」

名前を呼ばれはっとすると、目の前には和真がいた。
彼は、僕のルームメイト。でも僕は特進クラス、和真は3組。なんでここに?

「なんでここに居るの?ってもうお昼だぞ!」
「凄い!僕の心の声が分かるの?!」
「いやいやいや、声に出てますから」

ありゃま。声に出てたか...。
そして周りを見渡せばギャーギャー、わいわい特進でもこの五月蝿さ。毎回休み時間こうだけど、昼休み放課後は祭のようにざわめく。

「早く中庭行こうぜ。天気良いし芝生で弁当食いたい。」
「良いね。行こう」

僕は机脇に掛けてあるカバンを持って和真と教室を後にした。
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