short用
主人公
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「おはよう、ナナ」
遠巻きに耳を打つ雨音とLの声。
ぼんやりとする意識と視界は薄暗い朝を迎えた。
「ん…おはようL」
私より先に目覚めていたLの手はふわりとゆったりなだらかなカーブを描きながら私の髪を撫でる。
「まだ眠っていては?」
「…ううん、目が覚めたわ」
口ではそう言いながら、まだぼんやりとする意識は醒めないままくしゅ、とLのシャツを掴み身体を寄せた。
肩にかかるキャミソールの紐がする、とずれ落ちる。
「…朝から私の神経を擽ぐるんですか」
「…んん〜そうかも」
きゅ、とLの背中に腕を回し、自分の片足をLの脚に絡め胸元へ擦り寄ると体を反応させるので、キスをせがむよう唇を差し出すと、呼応するように唇で私の唇を塞ぐ。
「ッん、…」
ゆったり、舐めとるような、飴を溶かすような口付けは外の雨音に溶け、ちゅ、ちゅ、と音を立て互いが互いを刺激しあった。
「っはっ…」
吐息の音と重なる唇、Lは体勢を変えて私の上に覆い被さるように身体を動かし、私の首筋を舌でそっと撫で、胸元へキスをこぼす。
「っ…んん…える、、」
「喉乾きましたか」
ベッドの脇のテーブルからミネラルウォーターのボトルを手に取り口に含んで、私にの口元へと運びゆっくり流し込む。
「…っは、…なんか、セクシーね」
「……あなたほどじゃない」
そのまま私の手を取りちゅ、と指先にキスを落とす。
「ゆっくりしましょう」
「…ん、ぁ、」
反対の手で私の胸元からウエストを撫でる長い指先。擽ぐるように触れるか、触れないか往復する。
「っ…んん、…ん…焦ら、すの…「好きでしょう?…特にココ」
内股あたりを指先で撫でて、頂部は触れないよう、じんわりと触れるLの指先にもどかしさを感じながらもっとしてと言わんばかりに私の体は困惑しながら熱を持つ。
「…気持ちいい?」
「っあ、ずるいわ…ん、」
「…ここ、すき?」
低く際限なく甘いLの声。普段は彼の口調は敬語が多い。でもこうして甘い時間を過ごす時は丁寧な口調を少しずつ捨てていくのがL。自身の強い理性を一つずつ捨てていくようでそれが余計私を官能的にさせていくのを多分、分かってやっているんだろう。
そして、なによりLは攻めるのが物凄く好きでその手に翻弄されてしまうのが好きな私。
…少し悔しいけどこの腕に収まってしまえば私は身動きが取れない。
「あ、もぅ…んん…」
「焦ったい?」
「…ぇ、うん」
「でも好き?」
呼吸を乱しながら頷く。…多分Lはこれが好き。
「…可愛い。愛おしい…」
Lの指は私の体を撫で、よくやく胸の先を優しく甘く撫でて、もう片方は唇で甘く微かに触れる。甘い刺激に揺れる身体。
「っあぁ、え、る」
「… ナナ、今日はいつもより敏感で」
指と舌で転がされる私の胸の刺激部、痺れて、もう私の意識はLを求めることばかりが先行してしまう。
「ッ…える…もっと、んん、あっ」
「…もっと声だして。ココ、こんなに硬くして私を求めて」
Lは手のひらに胸を収めるようにしては、頂部を刺激し、片方の手は下へと降りていく。
「、私が欲しいですか?随分と濡らして、私を求める」
くちゅ、くちゅ、と甘い水音を立て秘部を指で優しく刺激するL。快楽で思考の麻痺。
「っ、んっ、あっ、待っても…アッ」
「待てない」
と言いながら指を動かすのを止め、ちゅ、と頬にキスをした後耳元に唇を寄せるL。
「…もっと私を求めて?」
「あ、っ…んん、える…だめ、」
「だめ?」
「ん、もぉ…」
「求めて?」
「…っえる…もっとして…」
「っ、乱れるあなたも可愛い、ナナ」
くちゅくちゅと音の再開と与えられる刺激に溺れる私の意識と身体はもう快楽とLでいっぱいだった。もう、好きなところも弱い部分も全てお見通しだ。そう、まるで……全て知り尽くしていると言わんばかりにLは私に愛撫する。
白くぼんやりする視界。きゅっと小さく体に入る力。
「あ、もぉ…える、え、る、あっ、はぁっ…!」
「…ほら。私を感じて」
ぎゅっと身体の力を解いて絶頂を迎えてしまうと、もうLを求めるばかりの私。
「っはぁ、…える、全てお見通しね…?」
「ええ、全てしってますよ。…探偵ですから」
「っっ、まぁ?世界の名探偵が…」
「ほら、あなたのココ。こんなにひくついて私の指を離しません。」
「っ…ね?える」
「欲しいですか……、!!」
体を起き上がらせ、Lの首に両腕を回すと驚いたような顔を見せた。
「…これは少々、反則っ」
「…ね、だめ?たまには」
両腕を後ろに突いて座るLの上に跨って自身からLのモノに吸い付くようゆっくり腰を下ろして入れていく。
「…あっ、える…」
「っっ、予想、外でしたね…」
「、、だめよ?常にあらゆる事を、想定しておかないと…探偵なんでしょう?」
くちゅ、と音を立ててゆっくり自分の腰を動かすと、快楽を感じるLの顔。きゅ、と唇を紡ぐ。
「、える、きもちい?」
「…ええ、とて、も」
「ふふ、私もっ」
「っっ、」
「…んん、あっ、あぁっ」
「っ、ナナ、そんな締め付け…」
「んん、あっ、アっ…」
抱きしめたまま、腰を大きく動かすと声を漏らす。
きゅっと自身で分かるくらいLのを締め付けて放せない程。
「…ね、える」
ちゅ、ちゅ、とリップ音を立てて自分からキスをすると答えるように舌を絡めてくるのでそのまま腰を動かした。
「あ、ダメ、える…わたしもぉ…」
「…っ、ええ、ナナ…?イッて、」
「んんっ、あぁ、あっ…っぇるっ!」
ぱっと手放した意識と入れ違いで迎える快楽に力を抜くとくるんと視界が代わり、背中はベッドシーツに埋もれ、上にLがまた乗っかるような体勢。
「…、さすがに…仕返しです」
「ぁあっ!だ、め、あっ…える、ぇる」
「ナナ、…っ、可愛い、あっ、」
強く、弱く私の中を刺激するように、自分も快楽に溺れるように腰を動かすLの背中に両腕を回して抱き締めるよう力を入れる。
「っ、ね?える、、」
「っ…どうした?」
「、もっと、えるを感じた…ぃ」
「…好きなだけ感じて」
強くなる腰と、少しずつ余裕をと理性を失うL。
お互いそろそろ限界を迎えそうだった。
「っ、イキそう?」
「っ…える一緒にイきたい」
「…もう満足?」
「う、ん…L、イきたい」
「!…っ、可愛すぎ、る…」
きゅ、と1番奥を刺激されて、
3度めの絶頂。Lも同時に果てたようだった。
2人でベッドに倒れ込んで、余韻に浸る意識と思考余韻にをかいくぐってLに抱き寄る。
「…愛してるL」
「私も愛してますナナ」
甘くて柔らかいキスを一つ。
Lは私にそっと腕を差し出して、私の首の下に腕を回す。
まだ少し早い鼓動と愛しい温もりに埋もれる。
「大丈夫ですか?」
「ええ」
「…ところでいつどこであんな腰使いを覚えたんでしょうか」
「…知らないわよ」
「では誰に感じさせたんですか」
「さ、さぁ?」
じろ、と私を見るので目を逸らした。
明らかに嫉妬している。Lはこうなると少々厄介だったけど、そんなところにも愛おしさを感じた私も相当溺れてしまっているのだろうか…
「…絶対あなたにしかしてない」
「ならいいです。…しかしあなたは嫉妬などしませんよね。少し悔しいです。」
「…負けず嫌いでも幼稚でもないからかしら?」
「…はい、私は誰にも負けたくありません。あなたが関連する事には特に。」
「私はあなたが私しかみてないと分かりきってるから嫉妬はしないわよ」
「私の負けです」
2人で顔を見合わせて、どちらからともなくクスクスと笑う。もう少しこのままいましょうと言うので大人しく Lの腕の中にいることにした。
小さな笑い声と朝のピロートークは雨音と真っ白なシーツに甘く溶けこんだ。
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あまいひ。