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主人公
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日本警察に本部を置いて欲しいとICPOの重要会議で告げる L。それを横に聞く私。
最初の犯罪者殺害、モルモット1号から辿るとヤツは日本の関東地区であると踏んでの要望だった。
聞くに耐えない会議…。
(なんて馬鹿な話を…どう考えても偶然な訳ないでしょう。)
「.....」
黙る L。
そうこうしているうちに会議は終わった。
「日本の警察、大丈夫かしら?」
「まあ、大丈夫でしょう。」
大量に殺害された世界中の通り魔、強盗、殺人犯、暴行事件、窃盗団、麻薬取引犯など様々な犯罪者達がリストアップされた書類の束に目を通す。死亡確認のされた人物達ばかりだった。
世界的規模な殺人を信じられない程の数。どうやって犯すのか。どうやってやってのけるのか。
話を聞いているうちに私自身にも興味が湧いてきた。最初こそ他ならぬLの協力要請に応じただけでやってきたものの、殺人方法の詳細や犯人の精神等といった事に興味深くなってきている自分がいた。
通称-キラ-そう世間に名付けられた凶悪殺人犯は日本を中心に世界中を巻き込んで混沌と化していく。その通称はKillerから来ているのだろうか、など考えてインターネットで検索すれば応援だの、ニュースだの、◎◎を殺害してくれ、だの書かれたサイトや掲示板がネットの海を埋めた。
ニュース番組もネットニュースも新聞もその名が埋め尽くすようになってきていてる。
そうこうしているうちに日本に捜査本部は設けられる事になった。
その会議は常に隣で試聴していた。
もちろん私は一切発言をしない。
程なくしてぷつんと通信が切れる。
「大丈夫かしら?」
「今はいいんですよ。じきに人数も絞られるでしょう。しかし問題はその後です。やがて彼らは私に顔を晒し、行動を共にする様要求してくるはずです」
「…でしょうね」
「ええ、今回ばかりは私は覚悟を決めています。命を賭けた勝負になる。しかしあなたまで素顔を晒し危険を犯す必要はないでしょう」
「何を今更言うの?その時が来れば私もそうするつもりよ。私やあなたの素性は誰も知らない。
「そうですが、100%安全とも言い切れません」
あなたは私の影に隠れていればいい。助言し、別角度で動いてくれれば十分だと淡々と説明する彼。それでは私も一緒に来た意味がないのではないか。
「それじゃあ意味ないわ。どうせならこのゲーム、私も命をベットする気よ」
「......しかし万が一を考えると」
「らしくないわね。あなたは強引で若干幼稚なんだから誤解を招きかねないし私がいた方がいいわ」
「悪口ですか?」
「軽口よ。」
若干不服そうにしながらも、キャンディを齧る。
そんな会話をして再度書類の束に目を通す。
「...よくもまあこんなに殺したわね。」
「私もそう思います。並大抵の精神力ではないだろうと思います。」
「えぇ、そしておそらく知能指数も相当高いはずよ。でなければこんな事できないわ」
捕まえた暁には速攻精神鑑定をしてやると意気込んだ。
「この犯人、単独だと思いますか?集団だと思いますか?」
「単独に一票。」
「理由は?」
「私の考えだけど集団はボロが出やすい傾向にある。ここまでの超大規模な殺人を犯せば必ず誰かヘマをしたりボロを出すわ。何かしら特殊能力があって成立している単独犯と考えてるけど」
「ほぼ同じ考えです」
ーさぁ、賽は投げられたわね。
そんなことを考えていると Lがぽつりと消えるような声で
「…君を死なせる事だけはしたくない」
聞き慣れないセリフ気恥ずかしいのでLがキャンディを砕いた音で聞こえなかった事にした。
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探偵達の始動