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主人公
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本部のメインホールにはLと2人きり。
ソファに腰掛け、ガチャガチャと音を立て先程の手錠を外した。
「さて、どこから聞きましょうか」
「…尋問されるのは初めてですね」
「…こっちは相当驚いたのよ」
「はい、知っています。私が死んでこんなにも悲しむのか、と少々胸が熱くなりましたね…」
「ふざけてるんじゃないのよ!?…本当に!」
「はい、中々良くできた演技だったでしょう?」
「あなたねぇ!?」
そこへはいつもの調子でワゴンを押しながらお茶とお菓子を運ぶワタリ。
「っワタリ!!」
「…2人ともご無事で何より」
「…あなたもグルだったのね…」
「まさか、グルだなんて。私もLもあなたがきっと冷静に統率を取れる、そう信頼してのことです」
「ワタリの言うとおりです。ノートの偽物を埋めたのは本当に僅かな差でしたから伝える間もありませんでした」
…そろそろ許してください
バツの悪そうな顔をするが、は、と何か閃いた様な顔をした。
「…一つ仕返しでもあります。以前、ヨツバを接待した時の事。キラって素敵ですよね!などというからです。私という男がいるのに」
「…あれは仕方ないじゃない。ヨツバ重役の前でキラを捕まえるなんで言えば、それこそ私はとっくに死んでたかもしれないでしょ」
「…私、傷ついたんですよ?」
「…あの時あなたの気持ちは知らなかったのよ?」
お互い、譲らないと言わんばかりの言い合い。
「ホッホッホ、仲のよろしい事…。しかし頭がお互い回り過ぎるのも良くないですな」
テーブルの上にお茶、お菓子を用意したワタリは邪魔をしてはいけませんなと言わんばかり立ち去った。
「全く、負けず嫌いね?」
「あなたも大概です」
…2人で顔を見合わせて笑った。
「…ドローね。」
「…いえ、私が悪かったです。泣かせてしまいました。流石に私の計算外だったんです」
正面に座るLは私の方へ周り、隣に腰掛けた。いつもの膝を起こした座り方ではなく普通の座り方だ。
「…普通に座れるの?」
「今は推理力も必要ないので…。本当にすみません。泣かせる気はなかったんだ。」
ぎゅっと力強く私を引き寄せて、抱きしめるL。
腕に力が入っているのがわかった。
「いや…泣いてくれるとまでは思ってなかったんです。… ナナ。私が悪かった…しかし正直嬉しかったのも事実です」
「……生きていてくれてよかった。本当それだけよ。」
私はLの首に腕を回しそっと抱き付いた。
「…私も心臓が本当に止まりそうでした。もし万が一と思うと、気が気ではありませんでしたね」
「…でも結果論ね。私達は生きてるし、キラも捕まえたんだし。」
「はい」
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Lの部屋へ移動して、私達はソファに並んで座り他愛もない事を話していた。
明日から本部のデータ等の処理やノートをどうするか、そしてなにより月と海砂についての処理…雑務等やる事が残っているが、今日一日はいいでしょう、とLは言いもう何もしないで過ごす事にした。
「…あれは本当に殺意が湧きましたね。」
「仕方ないじゃない…」
「私のナナに勝手に触れ、私のナナをタイプだと言い、あろう事か私のナナと2人きりで会おうと誘うとは許しがたい事でしたね、奴を夜神月に殺された事は今でも許せません。私が持てる全勢力を使い、法的措置を取り、然るべき手段で裁くつもりだったのに…」
「…それは大層Lの名の無駄使いよ」
親指の爪を唇に当て何やら文句を垂れるL。松田さんのヘマによってヨツバの会議をしていた連中を接待するハメになった際の火口の話だろうか。
「無駄な事ではありません。それに夜神月です。奴は新世界の女神にするつもりだったと言い放ちました。ふざけているんでしょうか?」
「…彼についてはあなたの手で報復を与えたんだしいいじゃないの」
「良くありません。レムとの約束がありますからこうしていますが、なければとっくに彼は終身刑…いや足りないな……」
捕まる間際の夜神月の発言に今度は文句を垂れる。
「…やはり、あなたがあまりにも魅力的過ぎる事が問題か。いっそ閉じ込めて私だけの…」
「訴えるわよ」
「…それくらい、愛しているんです」
「…ありがとう。私も愛してる」
艶めく瞳を重ね合って、どちらとも無く唇を重ねた。白いソファ、白いカーテンが私達を包む。
「っは… ナナ、流石に私も自分の理性が抑えられません…」
立ち上がり、Lは私を抱き上げると寝室へと足を運んだ。
真っ白なシーツをかけた広いベッドの真ん中に私をゆっくりと沈ませ、自身の身体で私を覆う。
「…私はもう抑えられそうにありません。嫌なら言ってください」
「…っ、嫌なわけないじゃない」
真上のLの首に両腕を絡める様回した。
「…本当に?」
「…本当よ」
Lは躊躇わず、私に口付けを落とす。
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探偵達の秀美