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主人公
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夜神月の目を盗み、本部員達への2冊目の報告と指示結構大変だった。彼のことだから、下手を打てば気がつくだろう。これが厄介だが、中々信じてくれなかった本部員達も実筆の手紙と筆跡の鑑定結果を見て夜神月の監視や動きは我々が何とかします、と言い彼の動向を見張り、制御してくれた。夜神月はノートの検証を実行しないかを見張る為ここにいてくれた事が良かった。
裏目に出たわね、夜神月。
海砂はノートが無くて焦るだろうし、策を進めるには海砂が必要だったからすぐにノートをもう一度元に戻したかったが、模木さんの尾行及びマネージャーという名目の監視でなんとか抑制できており、まだ海砂はノートを発掘できてない。海砂は仕事と家を往復している様だった。
模木さんからの海砂についての報告のお陰もあってレムはより私に着いてくれた。レムも夜神月の抑制に協力してくれる様な事を時折してくれた。
「…お前には頭が上がらないな」
「お互い様よ」
気付けば少しレムとも信頼関係が出来上がっていた。
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竜崎、私、夜神さんは策を進める。
「ユリ、今日にでも一度ノートを元に戻しましょう。手紙の指示からもノートは元の場所へ隠すように指示されていますから、ノートを数ページ切り取る事を想定して20ページほど偽物を付け加え、海砂さんには偽のページを持ち歩いて貰います。
人間の心理でおそらく1番何も書かれていないページの1番最初から順に切り取るはず。これが外れたら…とも思いますが、彼女はきっと疑いません、そうするはず。報道される犯罪者は裁かれた、心臓麻痺、として偽の報道を流して、あたかもキラが活動を再開したと思わせる。実際には我々の作った偽ページにより裁きはできない。だが報道を見確認して、海砂さんも自分がキラとして再開した事、報道された者が死んだと分かれば月君の指示を通り動けていると安心するでしょう。月君は自分の計画が進んでいると判断するはずです。」
「月君は手中のキラ完全再開と判断するでしょう。」
海砂の情報源は殆どテレビだとラムが教えてくれた。彼女は細かい字を読むのが苦手で新聞や記事は読まないそう。…まあ思った通りだけど。
「夜神さん、報道の手配…できますか」
「問題ない。」
「ではユリは手紙とノートを元に戻し、模木さんに敢えて海砂さんに隙を与える様伝えます。夜神月からの指示を聞けてない状態、彼女は焦っているはずですから必ず今夜すぐにでも動きます。万が一私やユリの名前を記憶していたら私達は死にます。が、彼女の性格を考えてまず記憶していないでしょう」
「しかし竜崎。弥が目の取引を行うとしたら?」
「リュークさん、今、こちらのノートの所有権はユリにある。ユリが意思を見せない限り所有権はユリのままですね?」
「あぁ、そうだ」
「では、所有権のない者がこのノートに触れるとあなたの姿が見える。所有権のない者とノートが離れているとした場合、あなたはノートの側にいる必要がありますか?それとも所有者の側にいる必要がありますか?」
「そのノートは人間界に落ちた時点で人間界の物だ。で、ユリが拾った。ならユリの物、ミサがノートに触れようが何をしようが俺には関係ない。ノートの所有者が権利を放棄するまで死神は所有者の側にいる。……前にもあったからこれは正確だぜ」
「……“捨 て る”ね?」
「…さぁな?」
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「夜神月もこんなところにノートを隠すとは…案外原始的なのね」
「俺のノートはまた埋められるのかよ」
「大丈夫よ、海砂が掘り出したらまた取りにくるから」
手紙、そしてノートをもう一度元通りに埋めた。
「そういえばリューク?時系列的に言うとあなたがレムより先にノートを落としたのよね?何のために?」
「…死神界は腐っていてね。人間界にノートを落とした方が面白いと思った。たまたま落ちたのが日本の東京。で、ヤツが拾った。それだけだ」
「全くやってくれたわね…あなたのせいで人間達は大騒動よ」
「俺にしてみれば関係ない、お前ら人間が映画を見たり、ゲームをしたりするのと同じだ」
「…あなた、本当に海砂と目の取引しないわよね」
「お前に憑いた時点で他の人間と取引をするのは違う気がするな、そう言う死神もあるんだろうが俺はしないな」
「道理の通った死神なのね」
「俺も人間界は長いんでね」
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翌日。
新聞を手にし、本部へと駆け込んでくる松田さん。
「こ、これは一体どういうことなんですか!?」
「…再びキラ再開ということか!?」
「弥が自由になった途端…ですね」
「竜崎!お前まだそんな事を!海砂は13日のルールがある以上疑いようがないはずだ!」
「……それもそうですね」
リュークはクククク、と笑う。
「…そうかしら?彼女は郵送物から物的証拠が出ているのよ。疑われても不思議じゃないわね」
「では13日ルールはどうなる!?」
相沢さんがわざとらしく声を張り上げた。
そして、こんな会話をしているとエントランスのカメラが海砂の姿を捉えた。
「このタイミングで、海砂さんですか。」
「…竜崎!」
「月、早く行ってあげなさい。あまり女性を待たせるんじゃない」
夜神月は少しバツの悪そうな顔を見せ、エントランスへと向かう。
----さぁ、キラ。本性を見せてみなさい?
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探偵達の仕掛