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主人公
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こうしてヨツバ本社に標準を当てた捜査が開始されることになり、またまたヨツバ本社へと潜入。
ウエディに頼むつもりだったのだが、生憎別件があると言われ深夜の巨大なビルに私が来ることに。
前に下見へ来た時よりセキュリティが厳重化されている。それでもセキュリティ会社と契約している、レベルの話ではあったが深夜の警備員や巡回員等も人数が以前より増えている。
ま、それもそう。なぜならばキラに支配されており、死の会議なんて事をしているのだろう。そして松田さんが侵入してきた事によって更にセキュリティの強化を図ったのね。
「…残念だけどガバガバよ。」
首元に着けたマイクにスイッチを入れる。
「竜崎?前に下見に来た時よりもセキュリティが少し厳重化されたわ、特段問題はないけど警備員や巡回の人間も増えてるし、監視カメラの数も増えたわね」
「松田さんの件を考えると妥当でしょうが、あなたなら難なくクリアできるでしょうから進めてください。」
「ええ、もう中よ。松田さんのいう会議室にはカメラも盗聴器も仕掛けたところ。夜神君、本部のモニターと繋げてあるから切り替えてみて」
「白樺さん完璧だよ、しっかり写ってるよ」
「監視カメラに写っていると思われる松田さんの映像部分だけ消去して戻るわ」
「お願いします」
モニター室もガバガバねぇ。さっと松田さんの映り込んでいる部分だけ消してヨツバ本社を後にした。
本部ではアイバーをエラルド・コイルと見立て、例の会議の1人、樹田から接近するという策を立てていた。
早速アイバーからコイルを名乗り、樹田へ接触。
Lの正体を突き止めろという依頼に対し依頼料と口止め料についてを話したようだった。
さすが詐欺師と言ったところで、竜崎はLからの報酬とは別でヨツバからの支払いは全てアイバーに渡すと言っていた。
まぁ、Lを探し出せなんて言う危険な依頼。依頼料も口止め料も妥当でしょうし、ヨツバはいくら払ってもアイバーを雇うでしょう。
-----そして、金曜日。
----------会議は開かれた。
「では、定例会議を始める」
尾々井という堅いの良い男が先陣を切って口を開く。プロフィール資料をに目を通す…この男はなさそうね。
そして、8人、ではなく7人だ。
冒頭では葉取という男の死について。
…失言でもして殺されたのか。
「…仲間の死だというのに、こんなにあっさり!?」
予想はしていたけど、これは雲行きが怪しいわね。葉鳥のプロフィール資料に目を通しながら竜崎の方をチラと、見るとどうやら同じ考えね。
(全く、厄介ね…)
尚も会議は進行する。
コイルが殺人を週末に固めるのはLが気付くかもしれないという提案をしてきたという内容について。
このままこの殺人を続ければやがてLはキラがヨツバに肩入れしている、もしくはヨツバ内に潜んでいると断定しかねないと言った内容。
これは死の時間をどうするのか、本当にあるならば当然死の日時をばらつかせるだろうと踏んだLからの指示だった。
キラなら明日にでも可能なはず。これは見ておきたいところだ。
そして、議題は進み本題へと移る
「誰を殺すか」
7人はひとつ空いた席をモノともせず口を開く。
ヨツバのライバル会社である外資系保険会社。ELF保険の社長と幹部…邪魔だ。と言った議題やヨツバのリゾート計画に反対をしている前西。現地民を巻き込み訴訟を起こそうとしている。殺害しておいて損はない。などと言った会話を繰り広げる。
よ
「ではELF保険社長と重役、前西を心臓麻痺で殺害。」
「異議なし」
なるほどね?
こうやってヨツバの利益の為の死者、誰を殺し、どう富を得るかを8人で話していたわけか。
今までのキラ同様に犯罪者を裁いているのはダミー。こちらが本腰のようだ。
…だとしたら今までのキラとは確実に違う思考ということも当然推測される。これは100%。
ここにいる人間達からは以前のような世の中を良くしたいとっ言った正義感は感じられない。ヨツバグループの為の死を隠蔽する為の犯罪者裁き。だとしたら以前のキラ……夜神月のなんらかの企てなの?
(このままだと確実に…)
竜崎はあんみつを掬った。
「竜崎、この映像からしてキラはこの中にいる!この映像を証拠に確保に移らないのか?」
((…ほら来た))
「いいえ、まだ早いわ。今挙げられた者達が死んで初めてキラが肩入れ、もしくは中にいる事が確定する。そうよね、竜崎?」
「はい、残念ながら今のままでは証拠も何もありません。現段階ではただの会議として証拠不十分です。7人の会議、ターゲットが死ぬまでの7人の行動など。これらを細かく追っていけば確実にキラへ辿り着けます。」
「竜崎のやり方に賛成できない…!犠牲者が出るかもしれないんだ!」
「月の言うとおりだ竜崎!死者が出ると分かっていて見過ごすわけにはいかない!この映像と松田の証言でこの7人を逮捕することはできないのか!?」
「…まだ殺し方が分かってない。これでは捕まえても意味がないわ。根本解決にはならないじゃない」
「では7人の誰かに電話して止められないか?
「アイバーが彼らに接触して3日です。そんな事をすればアイバーが怪しまれる…危険です。」
「それに、そうなれば誰がキラなのか断定できないわ。仮にこの7人はキラの操り人形だとしてキラがこの中にいなければもっと意味がない」
…まったく早とちりな人達ねと、片肘を突いた。
ここまで来てまた水の泡じゃ流石にやってられないわよ。
「竜崎、この7人の中にキラがいたとしてその確率は1/7か?」
「…多くても私は2/7と考えてます。」
「ではその2/7に賭けてみよう。この中でキラではなさそうでそれなりの発言力を持っている者は…
「「奈南川!」」
「…電話をするならここのものを使用して。録音も記録も残らないようしてあるの」
「分かった」
「…Lの名を借りるぞ」
…なるほどね。確かにいい策ではあるけど、殺し方が分からない…
早速夜神月が奈南川へ電話をかけた。
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こうして夜神月の手柄により奈南川との取引に成功。
エラルドコイルとLを優先し、今挙げられた者達の殺害は一時中断されることとなった。
「…ひとますはなんとかなったな。」
被害者の未然防止に安堵する夜神さん。
「やっぱり夜神君はすごいです。…もし私が死んだらLを継いでくれませんか?」
キラの力が人を渡るのだとしたら最終的に自分に戻ってくるようにしてあるはず。
キラとしての力を持ちながらその傍ら世界を手中に収めるL。夜神月なら出来るだろうしやりかねない。もしキラならこの絶好の提案をYesと言わざるを得ない…か。
「何言ってるんだ竜崎、白樺さんだってLだろう?」
「はい、ですがその中枢は私です。」
「…そうか、悪いが竜崎。君の考えを皆の前で言わせてもらう。」
「キラの力は人を渡り、そしてその力はいずれ僕の元に戻ってくると考えた。竜崎は「夜神月がLの座を奪った上でキラになる」。Lと同等の地位を得て裏ではキラ。最強だな。」
「そして僕になら出来る、いや、やりかねないそう考えている。
…竜崎、僕がそんな事をする人間に見えるのか?」
竜崎の座る椅子をくるりと自分に向け、対面する2人。
「はい、見えますし思えます。」
「そうか…」
竜崎の返事に殴りかかる夜神月、反するように蹴りを入れる竜崎。
「…全く。天才なんだか、幼稚なんだか…」
「はい!今回は一回は一回!という事でおあいこ!!」
間に入る松田さんがこの瞬間だけは一番まともに見えた。
「しかし竜崎…やはりこの映像を証拠に7人を捕まえられないのか?」
(また…)
いい加減しつこいわね…
「はぁ、それは時期尚早です。」
「私達の追っている相手はキラ本人。キラそのものを断定するという信念を曲げたらイタチごっこよ。永遠に捕まらないわね」
竜崎も呆れたようにコーヒーカップに角砂糖を詰める。多分、呆れているのだろう。
「…やっぱり私はユリと2人でキラを追います」
「そうね…私は現段階の彼らの確保は得策とは思えない」
「やるなら、夜神さん達の責任でやってください」
私の手首を掴み、そして繋がれた手錠をじゃらじゃらと言わせ夜神月を半ば無理矢理引きずるように何処かへと歩き出す竜崎。
…海砂ね
私と竜崎はあくまでもキラを捕まえる。この意思を変える気も曲がる気もさらさらないのだ。
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探偵達の信念