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主人公
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とある日の金曜日。
「どうしたの、夜神君」
「え、あぁ…いやなんでもないんだ」
やけに何か思いふけるような、考え込むような顔をした夜神月に声をかけた。
「私だけがケーキを食べている事、ムカつかれてます?」
「いや、そんな事は思ってない。」
「カモミールティーいる?」
「…ありがとう、頂くよ。」
白いマグカップを受け取ると、落ち着く香りだねと浅く微笑んだ。
一体何を真剣に考え込んでいたのだろうか…何か気になったがあまり深く突っ込み過ぎても変だろうし、この辺で引いた。
私はいつも頭を整理させるためにハーブティー特にカモミールをよく飲んでいる。
以前竜崎がくれた水色のカップで飲むのが日課で、竜崎が夜神月と手錠生活を始めてから暫く経つが2人きりで話してはいない。
少し切ないなんて思ったりもしたが、何を馬鹿な、相手はLよと自分を一蹴した。
そんなところ、ワタリからの通信。
---「竜崎、エラルド・コイルの元にLの正体を突き止めて欲しいと依頼が入りました」
「どこから?」
「はい、追跡しましたがヨツバグループ ライツ企画部部長 樹田正彦と断定しました」
「…やっぱりヨツバねぇ。探されてるじゃない竜崎」
「結局私を殺したいようですね」
「…まずいな、人手が足りないのにコイルにまで気を配らなくてはいけないとは」
「平気よ。エラルド・コイルも竜崎ですから」
「…バラさないでください。世界三大探偵、L・コイル・ドヌーヴ。全て私ですから」
「そうだったのか!?」
「…いちごあげますから秘密にしておいてください」
「…白樺さんて一体竜崎とどんな関係なんだ?」
「聞くだけ野暮ってとこよ、夜神君」
しかしコイルにまで依頼をかけてくるとは、本気のようね、ヨツバ。
まあ、コイルに関しては竜崎の手中だし問題ないだろうけど。いよいよ今より慎重に事を進める方が良さそうだわ。という事で、竜崎はみんなに話を持ちかける。
「ヨツバを我々が調べていると言う事は絶対知られてはいけません。気付かれたらその時点でキラは捕まえられなくなるくらいに考えてください。
…くれぐれも焦った行動、先走った行動、1人の判断で動かないよう…「竜崎」
…どうした、ワタリ」
「松田さんがベルトで緊急サインを送ってきました。」
「…ど こ か ら」
「…それがどうやらヨツバ本社内のようです」
「…今の話は忘れてください。」
「松田のバカ」
手柄を立てたくて、1人ヨツバ本社内に入り込んだ。そしてヨツバの人間に見つかったと言ったところか…流石に呆れるわね。
「ヨツバ本社って…松田さんはミサと一緒のはずじゃないのか?」
「ミサさんに連絡入れてもらえますか?」
「…だめだ。出ないな。まだ撮影中かもしれないな」
「…夜神さん、携帯貸してください」
「あ、あぁ…」
「よぉ、松井!朝日だ〜おひさぁ」
「今ひとりぃ?」
な、なんなのよそのキャラ…笑わせないでよ。
(松田、1人じゃないです)
「どうだぁ、久しぶりに飲みに行かないかぁ?」
「なんだ〜また財布がピンチなのかよー」
(松田、ピンチです)
「そうかぁ、また誘うよ〜じゃーなーぁ」
こうして電話を切った。どうやらヨツバ本社内で大ピンチだそう。
そんな中、夜神月のケータイが鳴った。弥だ。
「ミサ、松田さんと一緒じゃないのか?」
「あいつ最低ー!ミサのこと放ってどっか行っ…マッツーからだ!」
「松田さんからミサに電話が入った」
「こちらに聞こえるように伝えてください。」
松田さん曰く、ヨツバ本社で弥海砂の起用の営業をかけていて、弥にヨツバ本社まで来て欲しいとの事だった。
「松田さんを助けられるかもしれません。ミサさんの協力が必要ですが月君の言う事なら聞いてくれるでしょう」
こうして松田さん救出作戦が決行される事となった。
「ミサだけでは万が一のことを考えると不安ね…。その場に入り込んでいても不自然じゃないのはユリだけじゃないかしら?」
ウエディの発言により私まで接待要員になってしまった。
「確かに…海砂さんと松田だけでは少々場の不安も。ですが…」
とても不服そうな顔をする竜崎。
この衣装、私も着るのかとやや抵抗はあった。が、しかしあわよくばその中にキラがある可能性もゼロじゃないし、それに弥の事を思うと少々不安もある。
「…許さないわよ、松田さん。」
こうして竜崎の何故か持っている本部すぐ近くよ住居ビルへ向かった。
模木さん、夜神さんはマットレスで落ちてくる松田さんを確保。
ウエディは第一発見者、アイバーは死んだ松田さんの代役。
竜崎、夜神君は消防隊員。
そして私は接待要員。
と言ったところで配役は決まった。
弥がヨツバを出たらメールが私に届くようになっており動きだす。
そして、ヨツバのターゲット達を招く部屋には弥が事務所へ連絡しかき集められたメンバーは若手のグラビアや新人アイドル達が既に指定の部屋で待機している。
彼女達はあわよくば弥のお溢れや何か仕事をもらえたり、ヨツバの役員達と繋がりを持てるのだから悪い話ではないのだろう。
「…この格好大丈夫かしら」
「大丈夫です。似合ってますよ。…多分」
「うん、似合ってる白樺さん安心して」
「何故私がこんな目に…」
「それだけは同意よ。」
こんな軽口を叩いていると、弥からメールが入った。
【ユリちゃん。今ヨツバをでたから15分くらいで着くと思う】
「あと15分以内よ。全員に通達よろしく」
「ユリ、決して無茶は…」
「平気よ、でもあわよくば探ってみる」
私も行ってくるわ、と上着を羽織り、アパートに向かった。
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探偵達の模索