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主人公
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本部に到着。
「…ただいま戻りました」
「!あっお疲れ様です、ユリさん」
「…ありがとうございます」
相沢さんと松田さんが声をかけてくるが、それ以上は何も言及しない。
「…竜崎」
「…お疲れ様でした」
「流石にね。最後彼女の脈は確認したけれど問題ない。殺された訳ではないでしょうね」
「こんなの我慢できないと言っていましたし、通常であれば精神状態の限界でしょうが。頑なに知らないとだんまりでしたし何か彼女が知っている気もします。」
「崇拝するキラの事は絶対口にしないと考えると納得できるわよね。それよりあれは一体…」
「はい。あの動きは明らかに不自然に見えました。」
「…ええ、目の前で見ていたけれど、さすがに驚いたわよ」
録画があるのでもう一度見てみる。
「こんな事あるんでしょうか?」
と不思議そうな顔を見せる松田さん。
「驚きました。まさか本当に死神か、天からの何かが存在するなんて事だったらお手上げね」
「…認めたくはありませんね」
「ええ」
と席を立つ。
自室へ戻ってシャワーだけ浴びよう。
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自室のシャワールーム。
レインシャワーの蛇口を捻るとちょうどいい温度のお湯が上から降り注ぐ。
お気に入りのシャンプーを泡立て、髪を解くように泡立てながら洗う。
(少々手荒にしすぎてしまったかしら?
20前後の女の子相手には辛いわよね…)
拷問や尋問、拘束などは過去に行ってきている事ではあるが今回はどうしてか尾を引いていた。
(殺してくれ、なんて何度も言われてきたのにね)
前髪の光景を目の当たりにして、天からの何か、死神、目に見えない存在、そんな事を視野に入れなくてはいけないのか…どうやってそんな物を検挙するのだろうか、など少し馬鹿げた事を考えだし、自笑する。
----そんなものあり得ない。
---------では、あれはなんだったのか。
気のせいで片付けられればそれでいいのだが、なんとなく脳裏に焼き付いて、気のせいでは済ませられない気がしている。
コンクリートで張り巡らせたあの部屋に風なんてなかった。空調であれば髪全体が揺れるだろう。
仮にもし死神なんてものが存在していたとして。
彼女がもし死神に愛されているのだとしたらそれは幸か不幸か…。
取り憑かれているのか…
殺人能力は死神からの授かり物なのか…
慣れたルーティンでシャワーを終え、今度はスキンケアを済ます。ふわっとした大判のバスタオルを身体に巻き付け濡れた髪を拭きながらバスルームを出る。
「…ちょ、ちょっとエル!?」
「っ!?……服を着てください」
「不法侵入をやめなさいよ」
「このセキュリティに問題がありますね」
「…突破してくるのは今の所あなたくらいよ」
ばっと顔を逸らす竜崎。
ベットルームへ行きワンピースを1枚取り出して慌てて身につけた。
「…いつか訴訟を起こしてもバチは当たらないわよね?」
「反訴しますから問題ありません」
「弁護してくれる人もいないでしょうね」
「必要ありません。自分で弁護します。しかし私とあなたの朝廷、担当させられる裁判官は嫌がるでしょうね」
「不法侵入は歴とした犯罪。日本国内で言えば3年以下の懲役、10万円以下の罰金。あなたは複数回に渡って犯行をしているから、私の方が有利ね。直ぐ終わらせるわよ」
「その程度ならなんとでもなります。最悪示談に持ち込みます」
「…呆れた。で、何かしら?」
「いくら自室と言えど、用心の為バスルームを出る時は服を着てください。
流石に気が滅入ったのではないかと思って。何か思考を巡らせる様な表情で本部を後にしたので気になって追いかけてきました。」
「あら、心配?」
「…はい」
「平気よ、ただ思考の整理をしていただけ」
「それなら良いのですが…食事は?」
「まだよ」
「ルームサービスを手配してあります。もう直ぐくるでしょう」
ソファから降りてこちらに寄ってくる。
「濡れた髪も悪くない…この姿は流石に色っぽすぎる」
「乾かすから少し待っていて?」
「やりましょう」
ドライヤーとヘアブラシを持ってくると美容師さながら私の髪を乾かしだしたL。
「…あなた経験豊富なの?」
「まさか。私は他人にここまで気を許しません」
「そうよね、失礼」
「この事件以前は人前に姿も晒したことなどありません。あなたは?」
「まあ…多少は?」
「……そうですか。」
「これ、なんだか恋人同士みたいね」
くすっと笑うと
「…悪くないですね」
ドライヤーに掻き消されるほど小さな声で言った。…どう言う意味なのかは分からないけど、この男が恋愛などするはずもないし、興味もないだろう。特定の人物への興味は通常示さない筈だ。何か心理的に考えていて疑似体験中とか…ありえる。
「…何か失礼な事を考えてませんか」
「ま、まさか」
こんな事を言っているうちにルームサービスが部屋に届いた。
夜遅くと言うこともあって軽くヘルシーな物ばかりをチョイスしてくれたみたい。ほんと、意外にも優しいんだから…。
こんな事をしているのは私達2人の秘密にしておきたい。
「ありがとう」
「いえ」
「これを食べ終えたら今日は寝てください」
「…少し調べたい事があるの」
「?」
「弥の過去や経歴などをもう少し追ってみようと思ってね」
「…なるほど。ではあちらでしましょう」
「あなたこそ、ちゃんと寝てる?」
「そこそこ」
こうして軽い食事を済ませ、本部の方の部屋へ戻った。
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探偵達の秘密