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主人公
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---------弥海砂、監禁2日目の夜
「弥、あなたが口を割らないと夜神月も確保せざるを得ないわよ?」
「…っ」
「あなた同様に手脚を縛り、視界を妨げて、24時間監視することになる…」
唇を少し歪ませた。ここまで口を割らなかったが多少でも表情変化が見られたのは大きい。
「もし、夜神月の監禁をあなたが嫌だと思うならあなたがキラについて知っていることを私に話してくれないかしら?」
「…」
…思っていたより強情なのかもしれない。
まあ、キラ…夜神月に会うためテレビ局や関係のない人間を容赦なく殺すくらいだものね。
拘束する前は年齢も考えるとすぐに口を割ると予想したが、そうといかないかもしれないわね。
「もう一度聞くわよ。どうやって殺したの?キラは誰?」
昨日から何も口にしていないので、ワタリが用意したフルーツを何種類か口へ運んだ。カットされた林檎だけを一口齧った。
林檎…?
“える知っているか死神はりんごしか食べない…”
まさか、ね…。
しかし見えていないのだとしたら林檎だとも分からないはずよね?偶然?
「…っ…」
小さな僅かな呼吸とさすがに少し苦しくなってきたのだろうか、時折口元を歪めることが見えた。
それもそうだろう…。
24時間監視と時折の尋問。
ワタリに時折交代してもらいながらだけど私は目が離せなかったが弥の元を離れ、竜崎へ連絡を入れた。もちろん映像や音声は常時確認できるから多分知っていると思うんだけど。念の為、報告を入れる事にした。
「はい。」
「中々強情みたいね…ただ気になる事が…」
「気になる事?」
どうやら林檎を齧った瞬間は確認できていなかった様だ。
「ええ、昨日から水すら受け入れなかったんだけど一口だけ林檎を口にしたわ。ワタリが切った果物よ。数種類の内、林檎だけ。全て口元に与えたけど林檎のみ。それ以外水も飲まないわ。」
「ここにきて死神は林檎しか食べない…ですか」
「まさかキラにもう操られているとか?」
「口封じですか。…だとしたらこの事実を知っている夜神月がキラである線が濃厚になります」
「そうよね…」
さすがにそんなドジはしないだろうし…彼がキラだからこそ弥も竜崎も死なないだろうと思っての行動だった。
「引き続き私はこちらで様子を見るわ」
「お願いします。」
こうして2日目は何事もなく終わった。
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3日目。
「…殺して」
か細い声で自らを殺す様口を開いた。
私はすぐに本部の竜崎のパソコンへ通信を繋げる。
「弥が喋ったわ!すぐに音声と映像をオンにして!」
私は念の為マイク越しに会話をする。
「弥海砂、それは第二のキラである事を認めるという事かしら?」
「早く殺してよ…」
監禁、拘束という事に置いては極限状態から死を望むという事は少なくはない。むしろ大多数がそうである。
「こんなの我慢できない…殺して…!」
カシャンという拘束具の鎖の音が響いた。
コンクリートに反響して尚重く響く。
『私に殺せというのか?』
竜崎が本部から合成音声で問いかけた。
「そう…殺してよ」
「どうせミサはあの時死ぬはずだった…」
ガシャンと音を立て、弥の監禁室へ入る。
万が一に備え布を握りしめて。
弥には聞こえず、私の左耳のイヤホンだけに竜崎の声が響いた。
「中へ入るのは危険です!」
「…平気よ」
「弥海砂。私はあなたにもう一度聞くわ。それは自白するという事かしら?」
「…だめ、だめ、私を殺して」
「っっもういい!殺してくれないならッ!!」
「ッンー!!」
舌を噛み切って自害する可能性を見て先に口に布を巻いた。最初こそ抵抗しようとしたが、直ぐに大人しくしてくれた。
「弥?呼吸はできる…わね」
「いい弥?お願いよ。もう一度聞いて…」
「ンー…」
首を縦に振る弥海砂。
「… ?」
こくんと一度頷き、満足した様に力を抜いたと思うと艶を含んだ一般の筋を頬が伝ったと同時に脱力し、先程の勢いと発言とは思えない程静かに。まるで眠る様に弥はぐったりと力を抜いた、
「…弥?」
慌てて脈を確認。細くて白い手首からは哀愁を感じた。
…生きている。呼吸も脈も問題なし。
キラに殺された訳でも操られた訳でもなさそう。
安堵したのも束の間
すると突然不可思議な事を目の当たりにした。
目隠しから飛び出た、乱れながらもツヤツヤとした金色の前髪が窓も隙間風も何もないこの場所でふわ、と靡くような動きを見せた。
まるで何者かが持ち上げたようにも見えた。
「…な、何?」
こうして弥は意識を失ってしまった。
「……竜崎。今の…」
「…私も確認しました。…とりあえず一度こちらへ戻りますか?」
「そうね、、、そうするわ…」
…まさか本当に死神なんて存在したり、しないわよね。
(でもさっきのは一体…)
こうして一度、3日ぶりに本部へと戻る事にした。
「…私は向こうへ行ってLと話を…あとはお願いするわ」
「ええ、お気をつけて」
こうして本部へと車を走らせた。
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探偵達の攻防