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主人公
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数日後。
さっそく第二のキラから返事が届いたとの事でこちらにワタリが第二のキラからの郵送物を届けにやってきた。
丁寧にテープを貼った封筒を開封し、ビデオテープを再生。
キラの言う通りにするという言葉にその場にいた全員が安堵した。
我々のでっち上げた本物の言う通りにする、との事。
----私はキラさんに会いたい。キラさんは目を持っていないと思います。
「…目?」
さらに音声は進む。
-----会った時はお互いの死神を見せ合えば確認できます。
「うわぁぁ!」
「なんだ!?」
両腕を上げ1人掛けのソファごと倒れ込む竜崎。
「し、死神ですって!?」
「そ、そんな物の存在を認めろと言うのか!?」
「そうだよ竜崎、死神の存在なんて有り得ない!」
冷静を取り戻し、起き上がる竜崎。
「…死神とはキラの殺人能力の事を示しているんじゃないかな」
なんだか誤魔化す様な発言にも聞こえてしまい夜神月の表情を伺った。
「月君の言う通りだ。そんな物、捕らえようがない」
相沢さんも頷き納得をみせる。
「…そうですね、」
竜崎はちらりと夜神月を見て続けた。
「第二のキラは、キラの思想とは関係なく自身の気持ちで動いています。つまりキラに会いたいと言う思い」
「そうね、会うために当人同士でしかわからない言葉を使っているのは公表されたくない言葉をちらつかせて脅しをかけている様にも感じるわ」
「はい、あくまでもキラに会いたいという興味で動いている」
「だが竜崎、ここからどうするんだ?」
夜神さんが険しい表情で竜崎に問う。
「ここからはキラと第二のキラに任せるんです。本物もこのやり取りは気にしているでしょうし、キラの立場であれば第二のキラと我々の接触はされたくないはず」
「避けさせようとした本物が何か送ってくるかもしれないし、第二のキラは会いたいが故にもっと何ヒントになる事を更に送ってくるかもしれないわね」
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今度は書類が送られてきており、その中には日記として、記された用紙。そしてそれを公表しろと。
夜神さんから夜神月へ電話を入れてもらい、彼もすぐこちらに来ることになった。
「日記ねぇ…」
「正直、バカっぽいだけにどう対処すればいいのかわからなくなりました」
22日、青山でノートを見せ合う…
25日、渋谷で洋服を買う…
30日、東京ドームで巨人戦…
「日記を公表しなければ相手は動かない、しかし公表すれば当然巨人戦は中止よね」
「ええ、そうです。そして中止させたとしても大混雑になりかねませんし。まだ覚悟で22日青山、25日渋谷は私服警官や監視カメラを増やすしかありません」
そこで松田さんが手を挙げる
「なら、青山渋谷に合いそうな僕が行きますよ!」
「…じゃあ僕もいくよ。年齢が近いか松井さんと一緒にいて不自然じゃないし」
こうして日記に記された日時と場所へはこの2人が出向くことになり夜神月は帰宅して行った。見送りに出た松田さんを少し時間差で追いった。タクシーに乗りこんだ夜神月を確認したところで
「…松田さん」
「ッはい!」
「…当日は月君の動向確認もお願いしますね?」
少しだけうるっとした目を見せた。
「もちろんです!」
任せてくださいと頬を少し赤くする松田さん。正直なところ松田さんなだけに少々不安ではあるがとりあえずまあ大丈夫…か。
当日の夜神月の言動や動向も見張ってはおいて欲しいといったところだ。
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22日、夜。
青山から本部へと戻った2人からの報告を受ける。
「これと言った収穫はなしですか。」
松田さんと夜神月からの報告ではそれらしき人は見当たらない、ノートを持った物や洋服を購入したと思われる人物にはよく注意をしたが特段不審な行動はなかったそうだ。
後は青山周辺の監視カメラのチェックね、と回収してある莫大な数の監視カメラの録画データを確認していく。
「…本当に怪しいのいなさそうね」
「…はい。」
2人で夜通しカメラをくまなく確認した。
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そしてそれは25日の渋谷でも同じだった。
そして数日後。
「竜崎、第二のキラからのメッセージです」
こうしてワタリが持ってきた郵送物
----消印5月23日。
「青山ってこと?」
「…とりあえず確認しましょう。」
---------キラを見つける事ができました。警察の皆さん、テレビ局の皆さん、ありがとうございました。
もちろん雑な音声ではあるが、どこか嬉しそうな話し方、トーンである様に感じた。
竜崎はちら、と夜神月の表情を確認する様にみる。
(22日に青山へ行った夜神月…すぐさま見つけた…ねえ?)
「まずいぞ、見つけたって手を組んだって事じゃないのか!?」
「いいえ、手は組んでいないでしょう。見つけたと言っている事、会う事に固執していたのですからまだ見つけただけで会ってはいません。」
「それにもし接触していれば本物の方がビデオや証拠物をこれ以上送るなと命じる筈よ?キラへの崇拝は確かでしょうし、キラから命じられれば素直に受け入れると思う…まだ手は組んでいないと考えるのが妥当だわ」
「…っ僕もそう思うよ、父さん」
「ではどうする?」
「今度は警察から呼びかけましょう。警察から相手にとって好条件を与え、キラ知っているなら教えろと報道します。もしかしたら応じるかもしれません」
こうして警視庁からの呼びかけと称して第二のキラへの呼びかけが報道される事になった。
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そして数日後、また届く一本のビデオメッセージ。
-----キラに会うのはやめます。警察の皆さん、ご忠告ありがとうございました。
しかしキラと共に世の中を良くしていきます。
こう言った内容。ビデオを見ているところに大学帰りの夜神月が立ち寄った。
「繋がりを…持ったわね」
「ええ、これは確実でしょう」
「…なぜ繋がりを持ったと?」
「我々のキラに会うなという警告を素直に受け入れたとは考えられないのか?」
相沢さん夜神月に続いて口を開いた。
「いいえ?これはキラの指示だわ。」
「はい、確実でしょう。あれだけキラに会いたい一心だったのに、警視庁からの忠告の報道一本で言うこと聞くでしょうか?会うことに固執するあまり犯罪者でない者や中継に映った者を殺しておきながら、我々からの警告で言う事を聞くと思えません。そんな事で言う事を聞くならこちらに名乗りでますよ」
「で、繋がりを持った事を知られたくないキラが会うのをやめると言った内容を仄めかすように指示したんでしょうね」
「…だとしたらかなりまずいんじゃないか。」
「かなりまずいでしょうね…おそらく第二の方はキラの言いなりだろうし」
…身を隠す方が危険なのか、夜神月の近くにいる方が返って安全なのか。
どちらにせよこの繋がりは厄介だ。
度々尾行をしている茂木さんからの連絡では複数の女性と歩いていることやキャンパス内にある事も分かっていた。
そして、金髪を艶めかせた小柄な女の子も。
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探偵達の虚無
な、ながい。