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主人公
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2家族の監視を始めて数日。
「…新たに報道された犯罪者が2名心臓麻痺で死亡」
立ち上がる夜神さん。
「…今日は随分罪の軽い者を、報道されてすぐ殺しましたね」
程なくして肩を少し落とした。
「夜神家は面白いほど白ね」
勉強をし、塾へ行き帰宅して食事、また勉強。夜神月は絵に描いたような優等生だった。
いや、演じているのかしら?
そしてニュースの報道を見ていた者は夜神家にはいなかった。
そう、まるでカメラも盗聴器も知っているんだとその背中が物語る様だった。
高校3年生の彼は大学受験を間も無く控えた受験生だそう。
東応大学への入学を志願している様だ。
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監視5日目。竜崎は声を上げた。
「この中に怪しい人物はいません」
カメラも盗聴器も外されることとなった。
「あの中にキラがいてもボロは出さないでしょうね」
「はい、その通りです」
ね?夜神月君?
そして5日間…いやそれ以上か。ここに夜通し缶詰状態だった捜査本部員達は一度休息を兼ね帰宅する事になった。子供が小さい人もいる様だった。
久しぶりに竜崎と二人きりになった気がする。
「ナナ。」
「何?」
「次の行動に移るとしましょう」
ひらりと東応大学の問題集を片手につまみ上げてみせる。
「L…あなたまさか」
「はい、この際ですし受験でもしてみようかと」
「彼に近づく為といえど公に顔を晒すのはどうなの?」
「キラの殺人には名前と顔が必要。私の名前が世に出ることはありませんから平気です。あなたも受験しますか?」
問題集や参考書を見るに意外と簡単ですよ?
と言うもんだから一冊覗いてみれば確かに簡単そうではあった。
「あなた一人だと浮きそうだものね」
「キャンパスライフしましょう」
「…私落ちても知らないわよ」
こうして私たちは大学試験なる物に出向く事になった。とは言っても勉強などと言うことは全くしていなかった。
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試験日当日。
私の隣の席に座る竜崎。3つ前の席に夜神月。
「そこ、真面目に触りなさい!」
静まり返った教室内に試験官の声が響いた。
いつもの座り方で注意を受けるLこと竜崎。
この人があの世間を騒がせたキラと敵対するあのLだなんて流石に思わないでしょうね…。
(何目立つことしてるのよ…)
ちら、と夜神月と目が合った気がした。
随分と余裕ね。竜崎は夜神月を観察している様だった。
私が問題を全て書き終えた頃にはとっくにもう全てを終えていた竜崎と3つ前の夜神月。余裕そうにペンを回している様子からして多分同じくらいに解き終えていたんだろう。
周りに座っている受験生達はまだ問題と睨めっている様子だった。
これで3年間の勝敗が決まるのだから当然と言えば当然か…。
しかし周りを見て思う…
(私全然大学生の年齢じゃないんですけど!?)
程なくして試験終了を知らせるであろうチャイムが鳴った。
「…受験って意外と退屈なのね」
「ええ、ほとんど座っていただけでした。問題はどうでした?」
「そんなに困難ではなかったと思うけど」
「同意です」
私達の少し前を歩く夜神月を横目にホテルへ戻った。
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「2人ともすごいですよ!!」
「「そうですか?」」
紅茶を煽る私と竜崎。
机に身を乗り出し声を荒げる松田さん。
「東応大学首席だなんて、さすがですよ!」
「確かに…L、竜崎はもちろんだがユリさんもすごいです」
松田さん、相沢さんが声を上げた。伊出さんも2人に続いてこれはすごいと頷いた。
そして、夜神月も首席での合格との事で私達の東応大学への入学が決まった。
「首席は入学式で挨拶するんですよね?」
「私は辞退させてもらいましたけどね。人前、好きじゃないんで…」
竜崎は夜神月に接近を仕掛けるチャンスだと言い、挨拶に登壇する気だそう。
数週後には入学式という物に参加しなくてはならない。
「せっかくだし色々楽しんでくださいよ!サークルとか!」
やけにキラキラとした表情で松田さんが乗り出した。
「キラ捜査に関係ないことは基本しません」
「する気ないわよ」
「でもユリさんって美人すぎるから、ナンパとか多そうだし、サークルの勧誘も多そう」
「あくまでもキラ捜査潜入の為です。関係ない事はしなくていいです。」
「しないわよ」
松田さんの一言にどこか不機嫌を纏って竜崎が角砂糖を口に放り投げた。
「…松田の馬鹿…。」
相沢さんと伊出さんがクス、と笑った気がした。
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探偵達の潜入
Lと大学生するシーンが書きたくて意地でも一緒に受験してもらいました笑