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主人公
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食事の夜から数日。
「....警察関係者を徹底調査すべきね」
「はい。FBIへ捜査協力を要請しました。日本警察関係者及びその家族を調べるよう伝えており、12人が日本へ入ります」
「その調査対象内に彼は…
「もちろん入ります」
「そう…」
夜神月…
夜神家のプロフィールが記載された書類にもう一度目を向けた。
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こうしてFBIによる日本警察への調査がはじまった。操作の対象内は本部の人間達とその家族となったが、この調査は極秘裏に進められる形となるった。
が、程なくしてそれは最悪の結果となって幕を閉じた。
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「なんですって?」
「…日本に入ったFBI捜査官12人が殺害されました。今、FBIはキラ捜査から手を引くとの通信を受けたところです」
少しだけ目を伏せるL、一瞬肩が震えた。
彼らとその家族に申し訳が立たないのだろう…
少しだけやるせない気持ちになった。
「全員…どうやって名前と顔を?」
「まったくです。…自分に楯突くものは殺すという事でしょう。相手も大きく動いた可能性がありますね」
「潜入したFBI捜査官全員、となると相当動いている可能性もある。一体どこで?これを割り出せば必ず糸口があるはずね。」
「はい。そしてじきに日本警察は私に顔を出すよう要求してくるでしょうね。」
「L、夜神局長から通信です」
ワタリからの連絡に口を閉じた。
日本警察とFBIで話をしたと告げる局長。
(警察内部を掻き乱し、Lは警察を警察はLを疑うよう仕向けているのね。.....キラはLと直接対峙を狙っている?)
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そうこうして日本の捜査本部員達は殺される事を恐れ、皆部署移動を希望する者或いは警察を辞める者と言った具合に次々と少数化していった。
本部に残ったのは5人。
「最初からこうなる事を待っていたの?」
「…そうかもしれません」
「今から落ち合います。荷物を纏めて移動の準備をお願いします」
「わかったわ…」
こうしてホテルの移動と共に5人と初めて対面する事となり、別のホテルへと先に到着した。
後ほどワタリもこちらと合流するそう。
ワタリに変わってコーヒーを2つ淹れ、一つをLの前に置いた。
「あなたもLであることにしましょう」
「私も?」
「Lは複数人いる。キラは、Lを単独人物だと思っているでしょう。本部から情報漏洩しているのだとしたらあなたの事も流れるかもしれません。私1人、あなた1人を殺しても他にもLがいると考えればやりずらいはず…
私を中心とし、Lは何人もいる。こういうことにしておけばあちらも迂闊には殺せないでしょうし。」
「まあ…事実でもあるしね」
「事実?」
「あの子達がいるでしょ?」
「そうですね、まだ幼いですが」
こうして私もLの1人だとして素顔を晒す事となった。
ホテルを移動してコーヒーを2杯入れた。
「…巻き込んでしまい、すみません。」
「随分今更ね?」
そんな会話をしていると、ノックが聞こえた。
ーついに…
「エルです」
「バーン、バーンバーン」
Lは捜査員5人を撃つような素振りを見せた。
驚きを隠せない表情だった。…無理もない。
まさかこの男が世界一の名探偵Lだとは考えずらいでしょう。
「私がキラだったらみんな死んでるわ」
背後から伝える。
「いっ、いつの間に、、!?」
若そうな捜査員が驚いたように口を開く。
何度か通信機で聞いたことのある声だった。
「不用心に名前は名乗らないほうがいいでしょう」
「キラの殺人には顔と名前が必要。ですから今後は注意してください。…今後私のことは竜崎と呼んで下さい」
「こ、こちらの女性は…?」
「彼女もLの1人です。」
「え、L?Lというのは1人じゃなかったのか…」
「まだ数人いるわ。私の事はユリと呼んで」
「分かりました…」
こうしてLの存在のフェイク。
初対面となった私達。
キラについての考えを話すと言い、5人を奥の部屋へ案内し携帯の電源を切るよう伝えた。Lは口を開き、自分の推理と考察を簡素に話しだした。
「…キラは幼稚で負けず嫌い。私もそうだからよくわかります。」
キラに対する考えを述べる竜崎に対して一ついいか、と夜神局長が続けた。
「負けず嫌いと言ったが、こうして我々に顔を晒してしまった事はあなたにとって負けとかんがえるのでは?」
きっと、この人…夜神局長は凄く優しくて正義感の強い人なんだろう…
「はい。顔を晒した事も、FBI捜査官12人を殺してしまったのも負けです。
…しかし正義は必ず勝ちます。」
にっと笑った顔を見せた。
そうだ、死なせてしまった者達にはそうする事でしか顔向け出来ないと考えているのだろう。
…そう思うとなぜか少し胸が痛んだ。
そして、推理状況を伝えワタリも合流し偽名の警察手帳と緊急サイン用のベルトの装着をさせた。
「…本部にはいま誰もいない状況ですか?」
相沢と名乗った男が本部へと戻る事となった。
「しっかし、こんな美人がLの1人だったとは〜」
「プライベートな誘い等は一切禁止です」
「そ、そんなつもりあるわけないじゃないですか〜」
「松田。遊びじゃないんだ。」
この男、松田…?大丈夫かしら?と首を傾げ、思わず苦笑いを向けた。
竜崎はなんとも不服そうな顔で白いケーキを突いた。
「早速ですが手配して欲しい物があります。」
それはFBI捜査官達の殺害された際の防犯カメラの録画映像だった。
「そこにヤツへのヒント…もしかしたら本人が写っている可能性があります」
こうして手配を進めてもらう事になった。
少し2人きりになる。
「…本部員達の誘い等は絶対乗らないよう。特に松田………」
不服そうに言う竜崎
「まあ、絶対プライベートな事は話すつもりも個人的な関わりを持つ事もおそらくないけど?」
「…絶対です」
「なぁに?嫉妬かしら〜?」
冗談のつもりで揶揄ってみた。
「……いえ。」
あら、意外と本気だったのかも?
ワタリがほんの少し驚いたように微笑んだ。
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探偵達の小さな敗北