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主人公
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夜。
Lが突然食事に行こうと言い出すのでホテルのエレベーターに乗った。人前に顔を晒して良いのかと思うけど、さっきから人という人に会わない。
普段食事はルームサービスかワタリと一緒に摂ったり、下のフロアにあるカフェやカジュアルなレストランで取っていたから、このフロアは初めてだった。
エレベーターの電子音と共に開く扉。
私達のいる部屋の2つ上のフロアが最上階でレストランになっていた。
ウェイトレスとシェフが何人かいるだけ。
「随分人がいないようね。」
「いいところに気がつきました。貸し切りにしてあります。」
「用心なのはいいけど、ルームサービスを呼べばよかったじゃない」
「滅多とない機会ですし、あなたとの食事をじゃまされるのも嫌です。」
淡々と告げ、案内されたテーブルでもお馴染みの座り方。
1番奥の窓際のテーブルだった。
「コースは嫌なので、2度で料理を運んでくるようにしてあります。」
「ありがとう。私もあまり好きじゃないわ」
そうして、食前酒と共に彩りの良いちょうど良く焼かれたの野菜メインのアミューズ、スープが運ばれてきた。
「ここなら話を聞かれる事もないでしょう。ずっと前から聞きたかったことがあります。」
左手にフォークを持ち好きではない野菜を避けてにんじんを刺した。
初めて見る光景に少し可笑しくなった。
「にんじんは食べるのね、何?」
「なぜ探偵に?もっと違う職があったでしょう…”こちら側”に来なくてもよかったのでは。」
「…キラを捕らえたら言おうと思ってたんだけど、あなたを追ってよ」
「私を?」
「ええ、昔の恩返しをいつかしようと思っていたの。それでよ。」
「そうですか…少しキラに賛同している可能性も考えていました。もちろんあなたのことですから、全面的に支持していることはないと思っていましたけど」
「まさか。…やっぱり知っていたのね…
安心して、キラには何とも思ってないわ」
続きはキラを捕まえたら伝えるつもり。
そう告げた。それ以上今は深入りをしてこなかった。
注がれたシャンパンを一口煽りLが口にしたのと同じにんじんにフォークを当てがった。グラッセだった。
「酒、飲むんですね。」
「まあね。しかしあなたと食事をする日が来るとは思わなかった」
「たまには悪くないでしょう?休息は必要です。事件は私にとってゲーム同然ですから休息を欲したことはありませんでした」
ウェイトレスは無言でメイン料理の肉、焼いた海鮮。少量に盛り付けたフェトチーネを運んでくる。
フィレ肉とカモ肉だった。どちらも手をつけず、飾りに乗せてあったフルーツだけ食べて皿を避けるL。
「…あなたね。もう少し健康も気にしたらどう?栄養不足は良くないわよ」
「問題ありません。コーヒーや紅茶にミルクを入れて飲みます」
「もぅ!」
フォークに刺してLの口に押し込んだ。
「…なにするんです。」
「強制給餌」
「…私はペットですか」
「少しは身体の気遣い、しなさいよ」
「酒を飲んでいるあなたに言われたくありません」
「おとなの嗜みよ」
私が口に押し込んだ一切れのステーキを不服そうに飲み込んだ。
「良質なタンパク質でしょ?」
「…ケーキでも摂取できます」
「そんなわけないでしょ」
結局、運ばれてきた料理は少しだけ手を付けて殆ど食べてはいなかった。
こうして料理は終わり、入れ替えと言わんばかり一際煌びやかなケーキスタンドが運ばれた。
「私はこれがいいんです」
と言わんばかり、スタンドになった数種類のケーキや焼き菓子はぺろりと平らげた。
もちろん大量の角砂糖を放り込んだコーヒーも一緒に。
そしてその後運ばれるバースデープレート
「誕生日おめでとうございます」
「うそ!?ありがとう、L!」
何年ぶりかしら!と小さな花火とろうそくを消した
「まさか、覚えてたの?」
「忘れたことはありませんよ」
「そう…本当にありがとう。まさか、この為の食事??」
「…まぁ」
自分の髪をかいた。
「以外と!優しいよね」
「そうでしょうか?こう見えてジェントルマンです」
「それはどうかわからないけど」
こんな日があるならば、一緒に来てよかった。
「…ありがと、える」
甘い白いケーキを一口、口に入れた。
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(…)
(羨ましそうにみないでよ)
探偵達の休息
用意したプレゼントを渡すタイミングに困るL、