時を掛ける暗殺者 【オール】
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カーラと出会ったのは俺がまだチームに入りたての頃だった。20になったばかりのガキだった俺は、当時暗殺者なんてやっていけるのかと不安で不安で仕方なかったのを覚えている。
ただのチンピラ風情が、パッショーネに入ることになるとは思っても居なかったのだ。
「…来たか。お前が『鏡のイルーゾォ』だな?」
「…ああ。ここじゃ本名は名乗らなくていいんだよな?」
「そうだ。全員コードネームを使っている。カーラ以外はな」
「『カーラ』?」
「俺の仲間だ。…くれぐれも手は出すなよ」
リーダーだというリゾットに睨まれて俺は萎縮する。こええ、と思いながらアジトに入ると、中には金髪の美男美女と坊主頭の男が座っていた。
「…そのガキが新入りか?リゾット」
「ああ。イルーゾォだ。教育係は…そうだな。カーラに頼む」
「あら、お安い御用よ。私はカーラ・エルザ。ここに来て二年目よ。よろしくね」
「……よろしく。俺は鏡のイルーゾォだ。アンタも知ってると思うが…俺は人殺しなんてしたことがない。その、多分足手纏いになると思う」
「…随分自信なさげなのね。せっかくかっこいいのに勿体ないわ。貴方みたいなイケメンは胸を張らなくちゃイイ男に見えないわよ?」
俺の顔を覗き込んで悪戯気に笑うカーラに顔が熱くなる。…すげえ綺麗な女だ。
こんな綺麗な女は初めて見た。それに、身体がエロすぎる。身体にフィットしたライダースーツから目が離せなくなって、慌てて坊主頭の男に話しかけた。
「あ、アンタらで全員なのか?暗殺チームは」
「おう。お前で五人目。俺はホルマジオだ。…お前今カーラの胸見たろ?まあしかたねぇよなぁ。あんなエロいカッコ」
にやにやと下世話な笑みを浮かべながらカーラを指差すホルマジオに俺は真っ赤になりながら否定する。否定したいがために思わず思ってもいない言葉が出てきた。
「だっ、誰が見るかよ!俺はあーいう女は苦手なんだ!」
「…おいおい、カーラに聞こえてんぞお前」
「な…ッ、あ…カーラ…今のは、」
「『しょうがない』わよ。人それぞれ苦手な人間はいるわ。それが私だったってだけ。貴方は悪くない…けど、口に出すのはやめたほうがいいかもね。きっと女の子は傷付くわ」
ホルマジオを横目で見ながら軽く笑うカーラに、ホルマジオが悪かったよと肩を竦める。
カーラはそれを見て口元を緩めたあと、背伸びをして俺の髪を撫でた。
「教育係としてまず貴方に好かれなくっちゃね」
「ち、違う。さっきのは、あのハゲにからかわれて思ってもないことを言っただけだ。あんたのことは…その、イイ女だと思ってる」
「そうなの?それは嬉しいわ」
照れたように顔を赤らめて笑うカーラに心臓が異常なくらい速く動く。…くそ、これしきのことで照れてどうする。
「改めてよろしく、イルーゾォ」
「ああ…よろしくカーラ」
と、出会いはまあ良かったものの、それから一年経って俺はカーラに素直になれないでいた。
…カーラの周りには何人もの男が集っている。それが気に食わなくてつい、カーラに酷い態度を取ってしまうのだ。
「どけよ、尻軽」
「…イルーゾォ。何度も言ってるけど私は尻軽なんかじゃあないわ。好きな人としかそういうことはしない。貴方よりよっぽど誠実よ…」
「はん、どーだか。見ろよ。そこらじゅうの男がアンタを見てるぜ。今夜はどの男を選ぶんだ?あの金髪か?それともあそこの黒髪?」
「だからそんなことしないってば!」
顔を赤くして俺を見上げるカーラに目を細める。…カーラがセックスしてる時の顔はこんな感じなんだろうか。…羨ましい。カーラの周りに居る男が。どうしたらこいつは俺だけを見てくれるんだ?そんな想いを一年抱えた俺は、歪んだ考えを持つようになってしまった。
カーラのことが好きな男が多いなら、その逆になればいい。そうすれば、カーラは俺を少しでも特別に思う筈だ、と。
まるでガキだ。
分かってる。でももう戻れやしない…。
「貴方のことが嫌いだわ」
「イルーゾォ『さん』」
「もう話しかけない」
待ってくれ、ただ、俺はカーラが好きなだけなんだ!
「カーラ!」
「っ、イルーゾォ!起きたの?貴方、気絶したのよ。どこもくるしく、な…きゃ」
「カーラ…カーラ…俺が悪かった。本当はアンタのことが好きなんだ」
「っちょ、ちょっと…まって、イルーゾォ…一度離して…っ」
「嫌だ。好きだって言ったぞ。仲直りしてくれんだろ?」
「……私も、貴方のことが嫌いって言ってごめんなさい。貴方のことは教育係になった日から大切な存在になってるの。…でも…その、すきっていうのには…応えれないわ…ごめんなさい」
「どうして?好きな男でもいんのか?誰だ?一般人か?パッショーネのやつか?それとも、」
「ち、違うの!わ、私…男の人とそ、そういう関係になるだなんて、考えられなくて…ああ、貴方は私のことをその、淫乱だとかよく言っていたけど…私は処女なのよ。だから…本当に慣れてないの」
「………は?カーラが…処女?」
「…ええ。いい歳して情けないけど…」
「………嘘だろ。…最高だ…」
「…イルーゾォ?」
「今抱いちまえばこいつのはじめての男は俺だ…もしそのあとカーラに捨てられてもこいつの記憶には一生残る…それなら…いや、まずは鏡の中に入れてからだ…それから、」
「イルーゾォ!物騒なことはやめて!…こっちを見て。貴方、疲れてるでしょう?」
「…い、いや…無理矢理はよくないよな…分かった…」
「…ねえイルーゾォ…これからは私のこと嫌わない?」
「っあ、ああ。神に誓う。もうアンタを傷付けたりしない。…あんたに嫌われたら…俺は生きていけない…」
カーラのいい匂いのする髪に顔を突っ込んで息を吸う。…はぁ、可愛い。可愛い、好きだ。
そのまま背中を撫でて尻を揉むように手を動かせばカーラから仔犬のような甘い悲鳴が上がった。抵抗しているが女の力だ。
こんなの抵抗にもならない。
「…クソ…可愛いすぎんだよ、お前…」
「や、ぁっ、やめて、イルーゾォ…!さっき、しないって、いったわ…っ」
「…わかってる、わかってるんだが、手が止まらねーんだ。その場合はどうすればいい?教えてくれよ…カーラ」
カーラを押し倒して胸を揉みしだく。
きゃう、と可愛らしい悲鳴を上げたカーラに頭がおかしくなりそうだった。可愛い可愛い可愛い可愛い!!愛してる!
「好きだ、好きだ好きだ好きだ、カーラ…!俺ばっかり…くそっ。あんたも俺を好きになってくれ…!」
「やっ、ぁあっ!?やだぁ!ほんとにっ、だめ!ぬがさないでよぉ、いるーぞぉ!」
「なんで」
「…っ、きらいに、なる!」
「ッ」
慌てて手を離して起き上がる。
乱れたカーラが下から俺を睨んでいて今ので確実に勃起したのが分かった。若干前かがみになりながらカーラの手を掴む。カーラがゆっくりと起き上がって俺をみた。
「…ねえ貴方って学習しないの?」
「……悪かったからその目やめろ。俺は強姦魔じゃない」
「……イルーゾォ。そんなに私をすきなの?」
「……ああ。もうずっとな」
「…ふふ。嬉しい。これって夢じゃあないのよね。貴方に好かれてるなんて。仲間だとも思われてないと思ってたから」
「そんな訳あるか!俺と任務の時お前に怪我一つさせなかったのは俺だぞ」
カーラはそう、と顔を赤らめてからベッドを降りた。ライダースーツから白い豊かな胸がほぼ丸見えだったが言わないでおく。
まだみていたい。
「…あー…その…貴方のこと、真剣に考えよう、と思ってる、わ」
「ほんとか!?」
「え、ええ。だって…その…男の人に告白なんてされたのは初めてだもの…」
「…は?」
「ほ、本当よ。その…言いづらいんだけど、今までされそうになると、他の人がその人を…その、潰しちゃって告白なんてされなくて、ああ、私すごい恥ずかしい…」
恐ろしいことを言っている。
潰しちゃって?どれだけ競争率がえぐいんだこいつ…。いや、こいつほど綺麗で可愛い女は居ないと思ってるが。
だが聞かされると本当にこいつをものにできるのか不安になってくる。いや、これしきのことで諦めるんじゃあねえ。
「…負けねえ。相手がたとえボスでも俺はカーラを諦めないッ!!」
「……ジョルノ?」
ただのチンピラ風情が、パッショーネに入ることになるとは思っても居なかったのだ。
「…来たか。お前が『鏡のイルーゾォ』だな?」
「…ああ。ここじゃ本名は名乗らなくていいんだよな?」
「そうだ。全員コードネームを使っている。カーラ以外はな」
「『カーラ』?」
「俺の仲間だ。…くれぐれも手は出すなよ」
リーダーだというリゾットに睨まれて俺は萎縮する。こええ、と思いながらアジトに入ると、中には金髪の美男美女と坊主頭の男が座っていた。
「…そのガキが新入りか?リゾット」
「ああ。イルーゾォだ。教育係は…そうだな。カーラに頼む」
「あら、お安い御用よ。私はカーラ・エルザ。ここに来て二年目よ。よろしくね」
「……よろしく。俺は鏡のイルーゾォだ。アンタも知ってると思うが…俺は人殺しなんてしたことがない。その、多分足手纏いになると思う」
「…随分自信なさげなのね。せっかくかっこいいのに勿体ないわ。貴方みたいなイケメンは胸を張らなくちゃイイ男に見えないわよ?」
俺の顔を覗き込んで悪戯気に笑うカーラに顔が熱くなる。…すげえ綺麗な女だ。
こんな綺麗な女は初めて見た。それに、身体がエロすぎる。身体にフィットしたライダースーツから目が離せなくなって、慌てて坊主頭の男に話しかけた。
「あ、アンタらで全員なのか?暗殺チームは」
「おう。お前で五人目。俺はホルマジオだ。…お前今カーラの胸見たろ?まあしかたねぇよなぁ。あんなエロいカッコ」
にやにやと下世話な笑みを浮かべながらカーラを指差すホルマジオに俺は真っ赤になりながら否定する。否定したいがために思わず思ってもいない言葉が出てきた。
「だっ、誰が見るかよ!俺はあーいう女は苦手なんだ!」
「…おいおい、カーラに聞こえてんぞお前」
「な…ッ、あ…カーラ…今のは、」
「『しょうがない』わよ。人それぞれ苦手な人間はいるわ。それが私だったってだけ。貴方は悪くない…けど、口に出すのはやめたほうがいいかもね。きっと女の子は傷付くわ」
ホルマジオを横目で見ながら軽く笑うカーラに、ホルマジオが悪かったよと肩を竦める。
カーラはそれを見て口元を緩めたあと、背伸びをして俺の髪を撫でた。
「教育係としてまず貴方に好かれなくっちゃね」
「ち、違う。さっきのは、あのハゲにからかわれて思ってもないことを言っただけだ。あんたのことは…その、イイ女だと思ってる」
「そうなの?それは嬉しいわ」
照れたように顔を赤らめて笑うカーラに心臓が異常なくらい速く動く。…くそ、これしきのことで照れてどうする。
「改めてよろしく、イルーゾォ」
「ああ…よろしくカーラ」
と、出会いはまあ良かったものの、それから一年経って俺はカーラに素直になれないでいた。
…カーラの周りには何人もの男が集っている。それが気に食わなくてつい、カーラに酷い態度を取ってしまうのだ。
「どけよ、尻軽」
「…イルーゾォ。何度も言ってるけど私は尻軽なんかじゃあないわ。好きな人としかそういうことはしない。貴方よりよっぽど誠実よ…」
「はん、どーだか。見ろよ。そこらじゅうの男がアンタを見てるぜ。今夜はどの男を選ぶんだ?あの金髪か?それともあそこの黒髪?」
「だからそんなことしないってば!」
顔を赤くして俺を見上げるカーラに目を細める。…カーラがセックスしてる時の顔はこんな感じなんだろうか。…羨ましい。カーラの周りに居る男が。どうしたらこいつは俺だけを見てくれるんだ?そんな想いを一年抱えた俺は、歪んだ考えを持つようになってしまった。
カーラのことが好きな男が多いなら、その逆になればいい。そうすれば、カーラは俺を少しでも特別に思う筈だ、と。
まるでガキだ。
分かってる。でももう戻れやしない…。
「貴方のことが嫌いだわ」
「イルーゾォ『さん』」
「もう話しかけない」
待ってくれ、ただ、俺はカーラが好きなだけなんだ!
「カーラ!」
「っ、イルーゾォ!起きたの?貴方、気絶したのよ。どこもくるしく、な…きゃ」
「カーラ…カーラ…俺が悪かった。本当はアンタのことが好きなんだ」
「っちょ、ちょっと…まって、イルーゾォ…一度離して…っ」
「嫌だ。好きだって言ったぞ。仲直りしてくれんだろ?」
「……私も、貴方のことが嫌いって言ってごめんなさい。貴方のことは教育係になった日から大切な存在になってるの。…でも…その、すきっていうのには…応えれないわ…ごめんなさい」
「どうして?好きな男でもいんのか?誰だ?一般人か?パッショーネのやつか?それとも、」
「ち、違うの!わ、私…男の人とそ、そういう関係になるだなんて、考えられなくて…ああ、貴方は私のことをその、淫乱だとかよく言っていたけど…私は処女なのよ。だから…本当に慣れてないの」
「………は?カーラが…処女?」
「…ええ。いい歳して情けないけど…」
「………嘘だろ。…最高だ…」
「…イルーゾォ?」
「今抱いちまえばこいつのはじめての男は俺だ…もしそのあとカーラに捨てられてもこいつの記憶には一生残る…それなら…いや、まずは鏡の中に入れてからだ…それから、」
「イルーゾォ!物騒なことはやめて!…こっちを見て。貴方、疲れてるでしょう?」
「…い、いや…無理矢理はよくないよな…分かった…」
「…ねえイルーゾォ…これからは私のこと嫌わない?」
「っあ、ああ。神に誓う。もうアンタを傷付けたりしない。…あんたに嫌われたら…俺は生きていけない…」
カーラのいい匂いのする髪に顔を突っ込んで息を吸う。…はぁ、可愛い。可愛い、好きだ。
そのまま背中を撫でて尻を揉むように手を動かせばカーラから仔犬のような甘い悲鳴が上がった。抵抗しているが女の力だ。
こんなの抵抗にもならない。
「…クソ…可愛いすぎんだよ、お前…」
「や、ぁっ、やめて、イルーゾォ…!さっき、しないって、いったわ…っ」
「…わかってる、わかってるんだが、手が止まらねーんだ。その場合はどうすればいい?教えてくれよ…カーラ」
カーラを押し倒して胸を揉みしだく。
きゃう、と可愛らしい悲鳴を上げたカーラに頭がおかしくなりそうだった。可愛い可愛い可愛い可愛い!!愛してる!
「好きだ、好きだ好きだ好きだ、カーラ…!俺ばっかり…くそっ。あんたも俺を好きになってくれ…!」
「やっ、ぁあっ!?やだぁ!ほんとにっ、だめ!ぬがさないでよぉ、いるーぞぉ!」
「なんで」
「…っ、きらいに、なる!」
「ッ」
慌てて手を離して起き上がる。
乱れたカーラが下から俺を睨んでいて今ので確実に勃起したのが分かった。若干前かがみになりながらカーラの手を掴む。カーラがゆっくりと起き上がって俺をみた。
「…ねえ貴方って学習しないの?」
「……悪かったからその目やめろ。俺は強姦魔じゃない」
「……イルーゾォ。そんなに私をすきなの?」
「……ああ。もうずっとな」
「…ふふ。嬉しい。これって夢じゃあないのよね。貴方に好かれてるなんて。仲間だとも思われてないと思ってたから」
「そんな訳あるか!俺と任務の時お前に怪我一つさせなかったのは俺だぞ」
カーラはそう、と顔を赤らめてからベッドを降りた。ライダースーツから白い豊かな胸がほぼ丸見えだったが言わないでおく。
まだみていたい。
「…あー…その…貴方のこと、真剣に考えよう、と思ってる、わ」
「ほんとか!?」
「え、ええ。だって…その…男の人に告白なんてされたのは初めてだもの…」
「…は?」
「ほ、本当よ。その…言いづらいんだけど、今までされそうになると、他の人がその人を…その、潰しちゃって告白なんてされなくて、ああ、私すごい恥ずかしい…」
恐ろしいことを言っている。
潰しちゃって?どれだけ競争率がえぐいんだこいつ…。いや、こいつほど綺麗で可愛い女は居ないと思ってるが。
だが聞かされると本当にこいつをものにできるのか不安になってくる。いや、これしきのことで諦めるんじゃあねえ。
「…負けねえ。相手がたとえボスでも俺はカーラを諦めないッ!!」
「……ジョルノ?」