バディ!【五部】
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ギアッチョと私、メローネとイルーゾォでゲーム対戦をしていたある日。
何故か罰ゲームで1ミリ程前髪を切ろう、という話になった。ターゲットにされたのはイルーゾォで、目の前でメローネとギアッチョに押さえつけられている。
「うわーーーーーッ!!!ヤメローーーーッ!!」
「うるせェェ!テメェも下世話な笑み浮かべながらリンを見てただろーがよォーッ!」
「お、俺はリンの髪に触れると…ハッ!お、おいリン!こいつ止めてくれジェラート奢るから!」
「う〜ん。……イルちゃん髪伸びたんじゃない?」
「ウワーーーーーーーッ!!!」
「ああ、うるさいなイルーゾォ!大人しくリンに切られろよ、なあ。アンタだってそれを承諾して参加したんだろう?」
「うわあああああやめろおおリンは、リンはやる女だああああ」
「はっはっは!お褒めに預かり光栄です〜」
「チガウチガウチガウ…」
じゃあ行くね、と笑顔でハサミを前髪に当てて指を動かそうとした瞬間。
メローネが、こっちのほうがいいんじゃないか?と私の手を移動させた。部屋にざくり、と無情な音が響き渡った後、イルーゾォの絶叫が木霊する。
「お…ッ、お、おお、お前…」
「……ディ・モールトベネ!まぁまぁいいじゃあないか!うん……」
「………リン」
「ひぅ…ッ!?な、に…イルちゃん!?」
突然胸元に倒れ込んできたイルちゃんに驚く。重たい男の体を支えられるわけもなく倒れ込むと、イルーゾォがそのまま私の胸元に頭を擦り付けてきた。ぐす、と音がなっているところを見るとまさかまさか泣いている…。
「ああぁ…終わった…俺短髪似合わねーんだよ…くそ…コロス、コロシテヤル…、リンに嫌われる…ああぁあ」
「…リンは元から好きとも言ってないけどな」
「うるせーッ!俺がリンを好きなんだッ!!!」
「…(えええ…イルーゾォいつも必死こいて私が好きだって素振り見せないようにしてるのに…。言っちゃうのかよ…しかも半泣きになりながら)」
「ハッ!!今のは違うからな!?おいリン!その生暖かい視線はヤメローーッ!」
「(はっ…危ない危ない。あくまで鈍感、気付いてないフリしなきゃ)…まぁプロちゃんに揃えて貰えばなんとかいけるんじゃないかナ〜?」
なでなでとイルーゾォの頭を撫でてやると調子に乗ったのか更に胸に顔を当ててきた。ギアッチョがぶるぶると震えながら拳を抑えている。…流石に可哀想だと思ったらしい。いわゆる同情だ。
「んん…ねえイルちゃん。そろそろ退いてよ」
「…お前は…お前はこんな俺を見捨てんのか、ああ!?」
「…プライド高いんじゃあなかったか?イルーゾォ」
「うるせーメローネお前は後で殴る…」
「にゃーーーッ!揉むんじゃあないッこのスカタンーーーー!!」
「うぐぐ…!り、リンがキレた…もう、俺は…髪も短いし…リンに嫌われるし…なんでこんなことばっかなんだチクショウ」
嫌われるのはオメーのせいだろーがよォ!とギアッチョが暴れているのを尻目に、メローネがすたすたと部屋を出た。そしてプロシュートを連れてくる。プロシュートは私を見た瞬間、にやりと顔を歪めた。
「ハン!リンが寂しがってると聞いて、きてやったぜ!寂しがり屋の可愛いシニョリーナはここか?ん?」
「プロちゃん。イルちゃんの髪整えてあげてくれぱす」
「…おいメローネてめえ騙したな!?」
「こうでもしないとアンタ来ないじゃないか」
「チッ、まあいい。あとでリンは可愛がってやる…が。こいつの髪を短くすりゃあいいのか?」
そう言ってプロシュートは鋏を取ってイルーゾォの他の纏められた髪も適当にバサバサと切った。それに流石の私達もひっ、と悲鳴を呑む。
「お、いいじゃあねーか。やっぱ俺って才能あ…ぐはっ」
「プロちゃんんんんんんなにしてんのぉお!?やばいイルちゃんが死ぬ!」
「あ…あ…」
「あれ?グレイトフルデッド使っちゃったカナ!?」
「おいリンんなこと言ってる場合じゃねーだろォよ〜…!死ぬぞこいつ!!」
ぎゃあぎゃあ騒いでいると騒ぎを聞きつけたリゾットが入ってきた。リーダー!と半泣きで叫ぶとぎゅう、と抱きしめられる。…はぁぁ!?
「なっ、なななななにを…」
「お、リンが珍しく動揺している…その表情ディ・モールトベネッ!」
「リンを泣かせたのは誰だ!答えようによっちゃあ覚悟をしろ」
「アンタは横の死にかけてる男が見えねーのかよォ〜!あァ!?」
「む。…どうした。イルーゾォ」
「…クソーーーーーッ!リン以外ぶっ殺すゥゥゥ!!」
「うおッ!落ち着けェ!」
半狂乱でメローネに殴りかかるイルーゾォを全員で押さえ込む。私は遠巻きに見ていた。
うわ…やばいことになったよ。休日を台無しにしたメローネに、恨みの視線を送っておいた。
…よし!ここは私が!
「イルちゃん!美容室行こう!今予約した!」
「…リン…」
「髪短くなっても、元がイケメンなんだからぜーーーッたい格好良くなるよ!うん、そう!大丈夫!だから行こう!」
「リン…俺にはお前だけだ。好きだ…愛してる…」
後半の台詞は聞かなかったことにしてイルーゾォの手を引っ張って外に出る。
多分元に戻るのは二年くらいかかってしまいそうだけど、仕方ない。
「まあ…短いイルちゃんもかっこいいよ…」
「リン…!」
「む、胸を触るな…ッ!(昔の私に戻る…!)」
何故か罰ゲームで1ミリ程前髪を切ろう、という話になった。ターゲットにされたのはイルーゾォで、目の前でメローネとギアッチョに押さえつけられている。
「うわーーーーーッ!!!ヤメローーーーッ!!」
「うるせェェ!テメェも下世話な笑み浮かべながらリンを見てただろーがよォーッ!」
「お、俺はリンの髪に触れると…ハッ!お、おいリン!こいつ止めてくれジェラート奢るから!」
「う〜ん。……イルちゃん髪伸びたんじゃない?」
「ウワーーーーーーーッ!!!」
「ああ、うるさいなイルーゾォ!大人しくリンに切られろよ、なあ。アンタだってそれを承諾して参加したんだろう?」
「うわあああああやめろおおリンは、リンはやる女だああああ」
「はっはっは!お褒めに預かり光栄です〜」
「チガウチガウチガウ…」
じゃあ行くね、と笑顔でハサミを前髪に当てて指を動かそうとした瞬間。
メローネが、こっちのほうがいいんじゃないか?と私の手を移動させた。部屋にざくり、と無情な音が響き渡った後、イルーゾォの絶叫が木霊する。
「お…ッ、お、おお、お前…」
「……ディ・モールトベネ!まぁまぁいいじゃあないか!うん……」
「………リン」
「ひぅ…ッ!?な、に…イルちゃん!?」
突然胸元に倒れ込んできたイルちゃんに驚く。重たい男の体を支えられるわけもなく倒れ込むと、イルーゾォがそのまま私の胸元に頭を擦り付けてきた。ぐす、と音がなっているところを見るとまさかまさか泣いている…。
「ああぁ…終わった…俺短髪似合わねーんだよ…くそ…コロス、コロシテヤル…、リンに嫌われる…ああぁあ」
「…リンは元から好きとも言ってないけどな」
「うるせーッ!俺がリンを好きなんだッ!!!」
「…(えええ…イルーゾォいつも必死こいて私が好きだって素振り見せないようにしてるのに…。言っちゃうのかよ…しかも半泣きになりながら)」
「ハッ!!今のは違うからな!?おいリン!その生暖かい視線はヤメローーッ!」
「(はっ…危ない危ない。あくまで鈍感、気付いてないフリしなきゃ)…まぁプロちゃんに揃えて貰えばなんとかいけるんじゃないかナ〜?」
なでなでとイルーゾォの頭を撫でてやると調子に乗ったのか更に胸に顔を当ててきた。ギアッチョがぶるぶると震えながら拳を抑えている。…流石に可哀想だと思ったらしい。いわゆる同情だ。
「んん…ねえイルちゃん。そろそろ退いてよ」
「…お前は…お前はこんな俺を見捨てんのか、ああ!?」
「…プライド高いんじゃあなかったか?イルーゾォ」
「うるせーメローネお前は後で殴る…」
「にゃーーーッ!揉むんじゃあないッこのスカタンーーーー!!」
「うぐぐ…!り、リンがキレた…もう、俺は…髪も短いし…リンに嫌われるし…なんでこんなことばっかなんだチクショウ」
嫌われるのはオメーのせいだろーがよォ!とギアッチョが暴れているのを尻目に、メローネがすたすたと部屋を出た。そしてプロシュートを連れてくる。プロシュートは私を見た瞬間、にやりと顔を歪めた。
「ハン!リンが寂しがってると聞いて、きてやったぜ!寂しがり屋の可愛いシニョリーナはここか?ん?」
「プロちゃん。イルちゃんの髪整えてあげてくれぱす」
「…おいメローネてめえ騙したな!?」
「こうでもしないとアンタ来ないじゃないか」
「チッ、まあいい。あとでリンは可愛がってやる…が。こいつの髪を短くすりゃあいいのか?」
そう言ってプロシュートは鋏を取ってイルーゾォの他の纏められた髪も適当にバサバサと切った。それに流石の私達もひっ、と悲鳴を呑む。
「お、いいじゃあねーか。やっぱ俺って才能あ…ぐはっ」
「プロちゃんんんんんんなにしてんのぉお!?やばいイルちゃんが死ぬ!」
「あ…あ…」
「あれ?グレイトフルデッド使っちゃったカナ!?」
「おいリンんなこと言ってる場合じゃねーだろォよ〜…!死ぬぞこいつ!!」
ぎゃあぎゃあ騒いでいると騒ぎを聞きつけたリゾットが入ってきた。リーダー!と半泣きで叫ぶとぎゅう、と抱きしめられる。…はぁぁ!?
「なっ、なななななにを…」
「お、リンが珍しく動揺している…その表情ディ・モールトベネッ!」
「リンを泣かせたのは誰だ!答えようによっちゃあ覚悟をしろ」
「アンタは横の死にかけてる男が見えねーのかよォ〜!あァ!?」
「む。…どうした。イルーゾォ」
「…クソーーーーーッ!リン以外ぶっ殺すゥゥゥ!!」
「うおッ!落ち着けェ!」
半狂乱でメローネに殴りかかるイルーゾォを全員で押さえ込む。私は遠巻きに見ていた。
うわ…やばいことになったよ。休日を台無しにしたメローネに、恨みの視線を送っておいた。
…よし!ここは私が!
「イルちゃん!美容室行こう!今予約した!」
「…リン…」
「髪短くなっても、元がイケメンなんだからぜーーーッたい格好良くなるよ!うん、そう!大丈夫!だから行こう!」
「リン…俺にはお前だけだ。好きだ…愛してる…」
後半の台詞は聞かなかったことにしてイルーゾォの手を引っ張って外に出る。
多分元に戻るのは二年くらいかかってしまいそうだけど、仕方ない。
「まあ…短いイルちゃんもかっこいいよ…」
「リン…!」
「む、胸を触るな…ッ!(昔の私に戻る…!)」