第一章
夢小説設定
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「マンモーナ!その格好はなんだ?ええ?ふざけてるのか」
「血で汚れないように、シャツとズボンに着替えたんですよ。いつもの格好じゃあ汚れるの嫌なので」
「俺の隣を歩くってんならそんなダサイ格好は許さねえぜ!さっさと着替えてこい!」
「……」
渋々といった形で着替えに行くメーラを見送ってから車のキーを手に取る。
たく、ペッシも抱えてるっつーのにまたマンモーナが増えやがった。メーラという女がどういうスタンドなのか今日知れるのはでかいが。
下手糞な男のフリをした女…
リゾットの野朗が連れてきた女。
気になることが多いが、焦らずに暴いていかねえといけねェ。
「メーラ!早くしろ!」
「もう外ですよ〜」
「…。先に言え!!」
「今回の任務…かなり危険じゃあないですか?」
「ああ?俺が居るから大丈夫だとリゾットが判断したんだろ」
「…貴方のスタンドはそんなに強いものなんですね」
「まあな…俺のスタンドは、…テメェ。俺から吐かせようとするたァいい度胸じゃねーか」
「あはは、バレた。すいません。でもやっぱりスタンドを教えてくれませんか?今から二人で任務を遂行するのに知らないのは少し心細いです」
「……どうせ今にわかんだろ。お前は見ているだけでいい」
「……」
そうですか!と笑ったメーラはコーヒーを片手にターゲットを見始めた。手にはコインを持っていてその手は忙しなく動いている。
うっとうしい。
「…おい、なんだよそれ」
「ああ、落ち着かせてるんです。焦らないように、一定のリズムで任務を遂行出来る様に」
ピン、と左手で弾いてそれを右手で受け止めてそれを繰り返している。
視線はターゲットから一瞬も離さないのだから何も言わねえが、うっとうしいことに変わりはない。
「お前は今日ただ見ているだけでいい。何もするんじゃねぇ」
「…それになんの意味があるんですか?」
「あぁ?」
「なにも意味はないって言ってるんです。わた、僕も一緒に遂行したほうが早く済むし。それともなにか?僕にスタンドを使わせることに怯えてるんですか?」
「…舐めたことを言うんじゃあねぇ。お前は新入りで失敗する可能性を考えてそうしてるだけだぜ」
「……殺しの経験はかなりありますけど」
「それでも、だ。いいから見ておけよ」
こちらを睨みあげるメーラは全くと言っていいほど威厳がない。見た目が可愛らしすぎるせいでギャングらしくないのだ。
まあ相手に油断を与えるという意味ではいいのかもしれないが。
「!プロシュート、来ました」
「…周りのやつらも殺す。お前はこれを持っておけ」
「待って下さい。周りの人を殺す必要はないですよ」
「あぁ?あいつ一人誘い込んでたら日が暮れるだろう。お前は黙って、」
「周りの人間を殺す必要はない、と言ったんです。…大きな口叩いてあいつ一人誘い込むことも出来ないのか?フン、アンタこそ見てて下さいよ」
メーラがスタンドを発現させる。
そのスタンドは死神のような形をしていた。大きな窯を持って背中になにか黒い袋を抱えている。
「行け。デッド・バッグ。あいつの魂を奪うんだ」
「な…ッ!おい、お前はじっとしてろって言っただろーが!」
「…使えない人間は黙るべきじゃあないですか?」
ギロリと殺意の篭った視線を投げられて血管がぶち切れそうになった。このアマ…!
女だからって調子に乗ってるんじゃねえ…!
「…殴りたいなら任務終わってからにして下さい。今はあいつをやらないといけないんで」
「…〜ックソッ!!」
「任務完了です。ターゲットを暗殺しました」
「は…なんだ?倒れてるだけじゃねぇのか?」
「わた、僕のスタンドは魂を抜き取るスタンドです。見た目に傷はつかない」
「…最強じゃねェか、そんなのありか?」
「意外とだめなとこもありますよ?僕のスタンドが相手のスタンドに掴まれたら終わりだし。僕のスタンドは本当に弱いんです。バレないように近づければ勝ちですけど」
そうか、と頷いてハッとする。
こいつ、俺の言うことなんも聞かなかったじゃねぇか!
「じゃ、いきますよ。教育係のプロシュート『クン』」
「……マジに犯してやってもいいぜ。クソガキ…」
にやりとこちらを見下ろすクソガキに拳を握りしめる。可愛い見た目に反して意外と生意気らしい。むかつくぜ、と思いながらもそんなに嫌な気分になっていないことに、一番驚いているが。
「…お前に教育係は必要ねェみてーだったな」
「ま、そういうことです。リーダーにご報告お願いしまーす」
「ハァ…飯行くぞ。奢ってやるよ、マンモーナ卒業祝いだ」
「あっほんとですか!やったあ、卒業うれしいなー」
…クソガキ程可愛く感じるのは、俺が歳を取ったからか?
「血で汚れないように、シャツとズボンに着替えたんですよ。いつもの格好じゃあ汚れるの嫌なので」
「俺の隣を歩くってんならそんなダサイ格好は許さねえぜ!さっさと着替えてこい!」
「……」
渋々といった形で着替えに行くメーラを見送ってから車のキーを手に取る。
たく、ペッシも抱えてるっつーのにまたマンモーナが増えやがった。メーラという女がどういうスタンドなのか今日知れるのはでかいが。
下手糞な男のフリをした女…
リゾットの野朗が連れてきた女。
気になることが多いが、焦らずに暴いていかねえといけねェ。
「メーラ!早くしろ!」
「もう外ですよ〜」
「…。先に言え!!」
「今回の任務…かなり危険じゃあないですか?」
「ああ?俺が居るから大丈夫だとリゾットが判断したんだろ」
「…貴方のスタンドはそんなに強いものなんですね」
「まあな…俺のスタンドは、…テメェ。俺から吐かせようとするたァいい度胸じゃねーか」
「あはは、バレた。すいません。でもやっぱりスタンドを教えてくれませんか?今から二人で任務を遂行するのに知らないのは少し心細いです」
「……どうせ今にわかんだろ。お前は見ているだけでいい」
「……」
そうですか!と笑ったメーラはコーヒーを片手にターゲットを見始めた。手にはコインを持っていてその手は忙しなく動いている。
うっとうしい。
「…おい、なんだよそれ」
「ああ、落ち着かせてるんです。焦らないように、一定のリズムで任務を遂行出来る様に」
ピン、と左手で弾いてそれを右手で受け止めてそれを繰り返している。
視線はターゲットから一瞬も離さないのだから何も言わねえが、うっとうしいことに変わりはない。
「お前は今日ただ見ているだけでいい。何もするんじゃねぇ」
「…それになんの意味があるんですか?」
「あぁ?」
「なにも意味はないって言ってるんです。わた、僕も一緒に遂行したほうが早く済むし。それともなにか?僕にスタンドを使わせることに怯えてるんですか?」
「…舐めたことを言うんじゃあねぇ。お前は新入りで失敗する可能性を考えてそうしてるだけだぜ」
「……殺しの経験はかなりありますけど」
「それでも、だ。いいから見ておけよ」
こちらを睨みあげるメーラは全くと言っていいほど威厳がない。見た目が可愛らしすぎるせいでギャングらしくないのだ。
まあ相手に油断を与えるという意味ではいいのかもしれないが。
「!プロシュート、来ました」
「…周りのやつらも殺す。お前はこれを持っておけ」
「待って下さい。周りの人を殺す必要はないですよ」
「あぁ?あいつ一人誘い込んでたら日が暮れるだろう。お前は黙って、」
「周りの人間を殺す必要はない、と言ったんです。…大きな口叩いてあいつ一人誘い込むことも出来ないのか?フン、アンタこそ見てて下さいよ」
メーラがスタンドを発現させる。
そのスタンドは死神のような形をしていた。大きな窯を持って背中になにか黒い袋を抱えている。
「行け。デッド・バッグ。あいつの魂を奪うんだ」
「な…ッ!おい、お前はじっとしてろって言っただろーが!」
「…使えない人間は黙るべきじゃあないですか?」
ギロリと殺意の篭った視線を投げられて血管がぶち切れそうになった。このアマ…!
女だからって調子に乗ってるんじゃねえ…!
「…殴りたいなら任務終わってからにして下さい。今はあいつをやらないといけないんで」
「…〜ックソッ!!」
「任務完了です。ターゲットを暗殺しました」
「は…なんだ?倒れてるだけじゃねぇのか?」
「わた、僕のスタンドは魂を抜き取るスタンドです。見た目に傷はつかない」
「…最強じゃねェか、そんなのありか?」
「意外とだめなとこもありますよ?僕のスタンドが相手のスタンドに掴まれたら終わりだし。僕のスタンドは本当に弱いんです。バレないように近づければ勝ちですけど」
そうか、と頷いてハッとする。
こいつ、俺の言うことなんも聞かなかったじゃねぇか!
「じゃ、いきますよ。教育係のプロシュート『クン』」
「……マジに犯してやってもいいぜ。クソガキ…」
にやりとこちらを見下ろすクソガキに拳を握りしめる。可愛い見た目に反して意外と生意気らしい。むかつくぜ、と思いながらもそんなに嫌な気分になっていないことに、一番驚いているが。
「…お前に教育係は必要ねェみてーだったな」
「ま、そういうことです。リーダーにご報告お願いしまーす」
「ハァ…飯行くぞ。奢ってやるよ、マンモーナ卒業祝いだ」
「あっほんとですか!やったあ、卒業うれしいなー」
…クソガキ程可愛く感じるのは、俺が歳を取ったからか?