第一章
夢小説設定
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「…だァから何度言ったら分かるんだオメーはよォ〜!!銃はそんな持ち方じゃ打てねェだろーが!」
「…あ、え、そ、そうっすか…」
「おい聞いてんのか?あ?」
「いやっ聞いてるんですがね!?その…近くない?」
「……仕方ねェだろーがよ」
「……ま、まあ男同士ですもんね!」
ギアッチョに被さられる様に密着されて、正直男の子だと偽っていても驚いてしまう距離だ。
銃を持つ手に重ねられて耳元にギアッチョの声がする。…これ、ギアッチョは私のこと男だと思ってるのに、いやじゃないのかな?
「…ちゃァーんと前見ろよ。おら、顎引け」
「うん」
「いいか。しっかり、絶対に目を離すんじゃねェぞ。…撃て」
「…ッ!は、う、撃てた!ねえギアッチョ!撃てたよっ」
「うおっ!だ、抱きつくんじゃねェェエ!!」
顔を真っ赤にしているギアッチョに、へへへと笑ってしまう。やった〜!これで任務にも足手纏いにはならずに済む!
教育係のプロシュートに怒鳴られるのは勘弁だ。
「次の任務からはプロシュートとだからなぁ。気をつけないと」
「……気を付けろよ。泊まりがけとかあんだから」
「?うん」
ギアッチョに頬を摘まれて頷く。
…なんか、思ってたより優しいかも。まだスタンドは知らないけど。
ふにふにとそのまま頬を遊ばれていると、近くにイルーゾォが通りかかった。手にはドルチェを持っている。
「…おいおいギアッチョ。もう骨抜きにされてんのかよ」
「あァ!?なんっのことだよ!つーか骨抜きってなんだよ!?骨が抜かれるって死ぬだろォがよォ〜!クソっ!クソ!」
「おいチビ。男と距離近過ぎんだよ」
「チビじゃない!」
「チビだろ。おら、取ってみろよ。取れたらドルチェをやってやってもいいぜ」
手に持っていたドルチェの皿をひらひらとさせるイルーゾォにむかっとする。
…ふん、やってやろうじゃあないの!
…でも現実、背伸びをしてイルーゾォの胸に手をついて取ろうとしても、明らかな身長差で出来る筈がなかった。
「んう、ぅ…!ほん、とに、君っ、いじわる…!」
「はは、いいなァ。その顔」
「もう!昨日仲良くなれたと思ったのに!」
「はァ!?べ、別に仲良くなったつもりはねーよ!ブス!」
「……。もう知らない!イルーゾォの阿保!」
むかついたのでイルーゾォのすねを思い切り蹴ってから、リーダーの所へ行くことを決める。
ギアッチョが呆れた目をしてイルーゾォを見ていた。ギアッチョに手を振ってイルーゾォにはふん、とそっぽを向いてやる。
「チビィ…お前覚えとけよ!」
「やーだね。イルーゾォの間抜け!」
「な…っ」
「ねえリゾット!聞いて!」
「……ノックをしてから入れ」
「コンコン入りました!それよりも!イルーゾォがわた、僕に意地悪してきます!」
「…暗殺者が意地悪どうこう言うな。それに、俺は暇じゃない」
「…そうだ…リゾットも意地悪なんだった…」
ぼふ、と勝手にソファに座って部屋を眺める。
部屋はシンプルに纏まっていて、余計なものが無い部屋だった。
「ねえリーダー。どうして僕を入れてくれたの?」
「勝手に来たんだろう」
「違うよ。このチームに。わた、僕…弱そうだし。なんでかなって」
「……お前の望む答えはやれないぞ」
「いいよ。教えて」
「…弱そうなお前のことをチームの奴らが護ると思ったからだ。ボスが変わってから殺すだけじゃない、護衛の任務も僅かながら入ってくる様になった。そんな時、あいつらは殺すことしか知らないままでは困る。だからお前を入れた。…幻滅したか」
「…うん。少しショック。だけどいいよ。それでも、貴方の役に立ててるなら…」
「…もう一つある。お前が俺の目を真っ直ぐ見てきたからだ」
「…?」
「俺を暗殺者だと知ってびびらず見てきた女はお前だけだ。その度胸を勝った」
「……ね、ねえリゾット。僕、男だよ?ねえ」
「ああ、悪いそうだったな。口を滑らせた」
「………」
もしやバレてる?だらだらと汗が流れてきたけどリゾットが微かに笑っているのでよしとする。それに、リゾットなら知っても何かしてきたりはしないだろうし。
すると、リゾットが立ち上がって私の元まで歩いてきた。上を見上げる。
「…勿論、俺もお前を護り抜くと誓おう。お前は絶対に死なせない」
手をとられてちゅ、と指にキスをされる。
混乱している間にリゾットは私の頬と頭にキスをして、書類に目を向け始めた。
…うん、前言撤回。
一番危険なのは、この人かもしれない。
「…あ、え、そ、そうっすか…」
「おい聞いてんのか?あ?」
「いやっ聞いてるんですがね!?その…近くない?」
「……仕方ねェだろーがよ」
「……ま、まあ男同士ですもんね!」
ギアッチョに被さられる様に密着されて、正直男の子だと偽っていても驚いてしまう距離だ。
銃を持つ手に重ねられて耳元にギアッチョの声がする。…これ、ギアッチョは私のこと男だと思ってるのに、いやじゃないのかな?
「…ちゃァーんと前見ろよ。おら、顎引け」
「うん」
「いいか。しっかり、絶対に目を離すんじゃねェぞ。…撃て」
「…ッ!は、う、撃てた!ねえギアッチョ!撃てたよっ」
「うおっ!だ、抱きつくんじゃねェェエ!!」
顔を真っ赤にしているギアッチョに、へへへと笑ってしまう。やった〜!これで任務にも足手纏いにはならずに済む!
教育係のプロシュートに怒鳴られるのは勘弁だ。
「次の任務からはプロシュートとだからなぁ。気をつけないと」
「……気を付けろよ。泊まりがけとかあんだから」
「?うん」
ギアッチョに頬を摘まれて頷く。
…なんか、思ってたより優しいかも。まだスタンドは知らないけど。
ふにふにとそのまま頬を遊ばれていると、近くにイルーゾォが通りかかった。手にはドルチェを持っている。
「…おいおいギアッチョ。もう骨抜きにされてんのかよ」
「あァ!?なんっのことだよ!つーか骨抜きってなんだよ!?骨が抜かれるって死ぬだろォがよォ〜!クソっ!クソ!」
「おいチビ。男と距離近過ぎんだよ」
「チビじゃない!」
「チビだろ。おら、取ってみろよ。取れたらドルチェをやってやってもいいぜ」
手に持っていたドルチェの皿をひらひらとさせるイルーゾォにむかっとする。
…ふん、やってやろうじゃあないの!
…でも現実、背伸びをしてイルーゾォの胸に手をついて取ろうとしても、明らかな身長差で出来る筈がなかった。
「んう、ぅ…!ほん、とに、君っ、いじわる…!」
「はは、いいなァ。その顔」
「もう!昨日仲良くなれたと思ったのに!」
「はァ!?べ、別に仲良くなったつもりはねーよ!ブス!」
「……。もう知らない!イルーゾォの阿保!」
むかついたのでイルーゾォのすねを思い切り蹴ってから、リーダーの所へ行くことを決める。
ギアッチョが呆れた目をしてイルーゾォを見ていた。ギアッチョに手を振ってイルーゾォにはふん、とそっぽを向いてやる。
「チビィ…お前覚えとけよ!」
「やーだね。イルーゾォの間抜け!」
「な…っ」
「ねえリゾット!聞いて!」
「……ノックをしてから入れ」
「コンコン入りました!それよりも!イルーゾォがわた、僕に意地悪してきます!」
「…暗殺者が意地悪どうこう言うな。それに、俺は暇じゃない」
「…そうだ…リゾットも意地悪なんだった…」
ぼふ、と勝手にソファに座って部屋を眺める。
部屋はシンプルに纏まっていて、余計なものが無い部屋だった。
「ねえリーダー。どうして僕を入れてくれたの?」
「勝手に来たんだろう」
「違うよ。このチームに。わた、僕…弱そうだし。なんでかなって」
「……お前の望む答えはやれないぞ」
「いいよ。教えて」
「…弱そうなお前のことをチームの奴らが護ると思ったからだ。ボスが変わってから殺すだけじゃない、護衛の任務も僅かながら入ってくる様になった。そんな時、あいつらは殺すことしか知らないままでは困る。だからお前を入れた。…幻滅したか」
「…うん。少しショック。だけどいいよ。それでも、貴方の役に立ててるなら…」
「…もう一つある。お前が俺の目を真っ直ぐ見てきたからだ」
「…?」
「俺を暗殺者だと知ってびびらず見てきた女はお前だけだ。その度胸を勝った」
「……ね、ねえリゾット。僕、男だよ?ねえ」
「ああ、悪いそうだったな。口を滑らせた」
「………」
もしやバレてる?だらだらと汗が流れてきたけどリゾットが微かに笑っているのでよしとする。それに、リゾットなら知っても何かしてきたりはしないだろうし。
すると、リゾットが立ち上がって私の元まで歩いてきた。上を見上げる。
「…勿論、俺もお前を護り抜くと誓おう。お前は絶対に死なせない」
手をとられてちゅ、と指にキスをされる。
混乱している間にリゾットは私の頬と頭にキスをして、書類に目を向け始めた。
…うん、前言撤回。
一番危険なのは、この人かもしれない。