書きかけ小説

 ほんとに今日は疲れた疲れてたんだなんでそんな日に限ってこんな目に遭うんだ男はそう思った。
 周りを見れば行き交う人々に知らない街並みそのど真ん中に男は1人ポツンと立っていた。

 男の名前はマリオ。
 彼が住む王国を治める姫を拐う亀の大魔王から彼は何度も姫を救い、時には別の王国、はたまた別の大陸、あるいは宇宙を救う英雄或いは勇者と呼ばれる男である。
 今はスマッシュブラザーズと言われる組織を束ねるリーダー兼医者をやっている。というのも彼は仲間との冒険をしているし、初めてスマッシュブラザーズ略してスマブラが結成する際まとめていたのが彼であったため満場一致で決定したのだ。その際自分よりフォックスの方が適任だろと言ったが言われた本人がはね除けたのは余談だ。

 そして医者もやってる理由だが、マリオは様々な資格をもっていて医者もその一つである。色々とあるがこの話は長くなるので今は必要ないので置いとくが、医者の資格をもってるならと言う理由で戦闘後の怪我を見るのも彼の仕事である。

 トレーニングあるいは手合わせ等のバトルならマスターハンドが作った乱闘ステージで競いあっている。これを使えば怪我もなく戦えるのだがこれ以外ではそうはいかない。
 その世界に住む人達では手におえないようなモンスターを退治あるいは悪い奴を倒すのも彼らの仕事である。

 時には手伝い等もあるがそれでも戦う方が多いのだ。怪我なく帰ってくるのが一番だがそれでも小さい傷から大きい傷等をして帰ってくる彼等をみるのも彼の仕事だ。まあ彼が他の用事で居なかった時や彼自身が怪我して帰ってきた時は彼の双子の弟のルイージが彼の代わりにみている。後者の場合はだいたいは小言を言われて傷の手当てをされているが、基本的にはマリオがみている。

 他にもマスターハンドに頼まれた事や仲間から頼まれると断らずに引き受けてしまうところがある。書類の確認やら備品を頼むのもやってしまう。その為寝ずにやることもしばしばありルイージからはよく速く寝なさいと言われる始末。
 その為マリオを寝かせる為によく子供組が彼の部屋にやって来ては仕事をきりあげさせて布団に連れてって一緒に寝る姿をルイージは何度もみている。メンバーが増えることによりその仕事も増えるがその分マリオの代わりにその仕事を引き受けてくれる者も増えていた。

 そろそろ話を戻そう、いつもだったら代わりに引き受けくれる者がいたのだがその時だけ皆都合が悪くほとんどマリオが引き受けることになっていた。そして頼まれた仕事やらなんやらで三徹目したところでやっと仕事が一段落してさあ寝ようと思い布団に向かったところ踏み出した足の足下から床が次の瞬間には消えていてそのまま落っこちることになった。

 マリオが不運ってな訳ではない。ただマリオの足下に次元の穴が度々開くのだ。そしてその先々で困ってることが発生しているのだ。それを解決しない限り、次元の穴は再び開かないし帰れないのだ。まあ帰る時は目の前に開くからまた落ちることはないのだが何故か行く時だけ足下に開くのだ、行く時だけ。
 そんなこんなもあってか落ちたあとマリオは冷静だったまたこれかとは思ったし、まあなんとかなるだろうと思っていた。思った次の瞬間には街のど真ん中に立っていたのだからこれには流石に驚いた。
 いつもなら地上より遥かに高い所から放り出されるか或いは地面に近い所に出されるかなのだがいつもと違いそこにもう立っているのだ街のど真ん中にいつもと違う現象に驚きはしたもののまあただいつもと違うだけだろうと思い直して周りを見渡し始めた。

「……俺の事気付いてないのかな……」

 行き交う人々はこちらなど眼中にもないのか、はたまた気付いてないのかただ歩いて通りすぎていく。何人も何人も通りすぎていくし、人の波は途切れない。

「どうすっかな……」

 ひとまず目の前に人が歩いているということは人がいない世界ではないし、話せば話が通じるかもと思ったマリオだったが目の前の人はただただ歩いていく、通り過ぎていく、誰に声をかけようかと思っていると不意に後ろから声をかけられた。





 ここからはトントン拍子で事は運んでいっていた。運んでいっていたんだ。

《――――塩基配列   ヒトゲノムと確認
 ――――霊器属性   善性・中立と確認》

《ようこそ人類の未来を語る資料館へ。
ここは人理継続保障機関 カルデア》

《指紋認証 声紋認証 遺伝子認証 クリア。
 魔術回路の測定……完了しました》

カルデアに着いた時に指紋認証等は特には問題は無かった。問題があったとするならばそれはそのあとにやった事だ。

《登録名と一致します。
 貴方を霊長類の一員である事を認めます》

《はじめまして。
 貴方は本日 最後の来館者です》

《どうぞ、善き時間をお過ごしください》

《……申し訳ございません。
 入館手続き完了まであと180秒必要です》

《その間、模擬戦闘をお楽しみください》

《レギュレーション:シニア
 契約サーヴァント:セイバー ランサー アーチャー》

《スコアの記録はいたしません。
 どうぞ気の向くまま、自由にお楽しみください》

《英霊召還システム  フェイト 起動します。
 180秒の間、マスターとして善い経験ができますよう》

 いつもの乱闘とは違うことを初めてやったから、脳が慣れてなかったのもあったのかそれとも残ってた疲れのせいだったのかやった後目の前が真っ暗になった。




『フォウ……?キュウ……キュウ?フォウ!フー、フォーウ!』
(なんだ今頬を舐められたような……)

 少し経ってかそれとも直ぐにかわからないが頬に違和感がするのを感じたマリオはうっすらと目を開け立ち上がった。
 そこには始めてみる真っ白でもふもふした生き物がいてそして少し後ろにそれを立って見てる女の子がいた。

「………………」

彼女はこちらをじっと見て

「………………あの。朝でも夜でもありませんから、起きてください、先輩」
「ここは……」
「はい。それは簡単な質問です。たいへん助かります」
「ここは正面ゲートから中央管制室に向かう通路です。より大雑把に言うと、カルデア正面ゲート前、です」
「…………コホン。どうあれ、質問よろしいでしょうか、先輩」
「お休みのようでしたが、通路で寝る理由が、ちょっと。硬い床でないと眠れない性質なのですか?」
「俺はここで眠っていたのか?」

あの後少し歩いた所で眠ってしまい通路に倒れてしまっていた。

「はい、すやすやと。教科書に載せたい程の熟睡でした」
『フォウ!キュー、キャーウ!』
「……失念していました。あなたの紹介がまだでしたね、フォウさん」
「こちらのリスっぽい方はフォウ。カルデアを自由に散歩する特権生物です」
「わたしはフォウさんにここまで誘導され、お休み中の先輩を発見したんです」
『フォウ。ンキュ、フォーウ!』
「……またどこかに行ってしまいました。あのように、特に法則性もなく散歩しています」
「……不思議な生き物だな」
「はい。わたし以外にはあまり近寄らないのですが、先輩は気に入られたようです」
「おめでとうございます。カルデアで二人目の、フォウのお世話係の誕生です」

 そう言われてもなと思った所に向こうから歩いてくる人物がいた。

「ああ、そこにいたのかマシュ。だめだぞ、断りもなしで移動するのはよくないと……」
「おっと、先客がいたんだな。君は……そうか、今日から配属された新人さんだね」
「私はレフ・ライノール。ここで働かせてもらってる技師の一人だ」
「君の名前は……?」
「ふむ、マリオ君と。招集された48人の適性者、その最後の一人というワケか」
「ようこそカルデアへ。歓迎するよ」
「一般公募のようだけど、訓練期間はどれくらいだい?一年?半年?それとも最短の三ヶ月?」
「いや訓練はしていない」
「ほう?という事はまったくの素人なのかい?」
「ああ……そういえば、数合わせに採用した一般枠があるんだっけ」
「君はそのひとりだったのか。申し訳ない。配慮に欠けた質問だった」





 スマブラのマリオの話はここまでここからはカルデアそして人類最後のマスターになったマリオの話である。
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