書きかけ小説
「……ん……?」
何故かその日はいつもと何かが違っていた。いや違うのかもよく分からない。あるいは些細な違和感だったかも知れないそれでも何が自分の心がいつもよりざわざわしていたのをデデデは不思議に思った。
いつものようにホーリーナイトメア社から魔獣を購入して、カービィにけしかけようとしたがその日買った魔獣に酷く違和感があった。
初めて見る筈なのにどこか違和感がある。何が引っ掛かりそれが何なのかも分からない。
カスタマーから勧められた魔獣を買ってみたら何かその姿に、見覚えがある錯覚をする。自分は今日初めてこの魔獣を見た筈なのに何故なのかと、考えて居たところ、隣にいる家臣から不思議がるように声をかけられた。
「どうしたんでゲス陛下?いつもならすぐに魔獣に命令してカービィを襲わせるのに考え事なんかしちゃってどうしたんでゲス?」
「おやおやどうしましたか陛下?」
それに乗っかるようにカスタマーまで聞いてくるから考えるのをやめた。考えた所でどうせ分からないのなら考えたってしょうがないと切り替えた。
「な、何でもないぞい!おい魔獣め、とっととカービィを倒してくるぞい!!」
いつものように魔獣に命令すると、魔獣は待ってましたばかりに玉座の間を飛び出して行った。
「では私はこれで……」
そういうとカスタマーは通信を切った。
それを横目に見ながら、デデデは魔獣が飛び出して行った方を見ていた。
「やっぱりどうしたんでゲス?まさかまた風邪でもひいたんでゲスか?……馬鹿は風邪引かないとは言うでゲスが……」
「なんか言ったかぞい?」
「い、いいえ!!」
エスカルゴンにそう睨み付けるようにそう言えば慌てて弁解する。
(わしはあの魔獣を前に見たことがあるのかぞい?)
そう思ったが頭をふって考えるのをまたやめた。
(どうせカタログで見ただけぞい……あんな魔獣わしはしらんぞい……)
そう結論つけると玉座から飛び降りた。
「行くぞエスカルゴン魔獣がカービィを倒すところを見に行くぞい!!」
「は、はいでゲス!」
二人は魔獣を追いかけるため玉座の間を後にした。
結局いつものように魔獣が倒されたその夜、デデデは夢を見た。今日カービィによって倒された魔獣と戦う夢、自分の目の前にその魔獣がいる。
そしていつもの目線からだいぶ低い位置からその魔獣を見ていた。だから自分は小さくなったのかあるいは子供だから低いのかと手を見たが何故か姿ははっきりとは見えなかった。
目の前の魔獣はこちらに迫ってきた。それに気付き前を向くが戦いたくないという気持ちでいっぱいだった。何とかその攻撃を躱したがまた魔獣がこちらに迫ってきた。嫌だ、来るな、怖い、誰か助けてと心の中で思いながら手を振り回した。
するとその手が魔獣に当たるとその魔獣は吹っ飛んでいった。巨大な体にはたくさんの切り傷が出来た。
何が起きたのか分からない。自分が何をしたのかも分からない。ただ分かるのは自分の手が当たったことによりその魔獣がダメージを負ったことだった。
ここから逃げ出したいと思うと同時に自分は後ろを振り返って逃げ出そうとしたが、何故か出来なかった。
突然身体中が苦しくなった。逃げ出したいのに息ができない。嫌だ苦しいと思いながら顔を上げて気付いた。そこに誰かいると。ローブをまとった誰かがいる。苦しみながら顔をどんどん上げていく。
最後にそいつの顔を見る寸前の所で飛び起きた。夢から現実に引き戻された。
乱れる呼吸、身体中は汗でベタベタになりすごく気持ち悪い。それでも何故か夢から覚めるとすごく安心した。もう大丈夫なのだと何とか呼吸を落ち着かせようとパジャマの胸部分を掴みながら呼吸をする。
心臓の音はうるさく鼓動する。気持ちが落ち着かない、あれは何だったのかと考えながら何とか呼吸を落ち着かせた。
次の日の朝デデデは自室に籠って頭から布団をかぶって震えていた。エスカルゴンが何度も呼びに来ても追い返した。今は誰にも会いたくない。この落ち着かない気持ちを何とか抑えながらデデデは心の奥に出来たもやもやを見ないふりをした。そのもやもやを見てしまうと何かが壊れると本能的に察したのだ。
(怖いぞい怖いぞいすごく怖いぞい……誰か居て欲しい……だがエスカルゴンやメタナイトに見られたくないぞい……)
それは見栄なのかそれともただたんに上に立つものがこんな悪夢ごときに怖がってるところを見られたくないのか、デデデは縮こまるように体を横に丸めていた。
「どうしたもんでゲスな……」
エスカルゴンはデデデの部屋の前で手を顎に置きながら考え事をしていた。それもその筈、朝に陛下を起こしに来れば今日は部屋から出たくないという言葉が帰ってきた。最初は喜んだがそれでも心配になり何度か起こしに来たが扉は開かない。そして最初に聞いたように部屋から出たくないという始末。どうしたものかと考えていた時、右側からこの城に住む大臣一家の姉弟とその二人の真ん中で楽しそうにぴょんぴょんと跳び跳ねているカービィが居た。
「おっ丁度いいところに来たでゲスな」
「「げっエスカルゴン……」」
「ぽぅよ?ぽぅよ!」
二人の子供は怪訝な顔をしながらエスカルゴンを見た。カービィは不思議にしながらも元気に挨拶をした。
「人の顔見て怪訝な顔するじゃないでゲスよ全く……」
「しょうがないじゃないまた悪さされるんじゃないかと思うんだから」
「そうだそうだ」
「でもエスカルゴンしかいないなんて珍しいわねデデデはどうしたのよ」
「それなんでゲスが部屋から出てこなくてゲス……」
「はっ?あのデデデが?」
驚いた姉弟は信じられないとでも言うような顔をした。
「何時ものように起こしに来たんでゲスが部屋から出たくないと言われてその時は喜んだんでゲスが……流石に心配になって何度か声をかけたんでゲスが……」
「それでも出てこないと」
「あ~一体どうすればいいでゲショが~!」
「ほっときゃいいじゃんかよ誰だってそういう時があるんじゃないか?」
ブンの言葉にも一律あるがあの傍若無人の自分勝手のデデデが出てこないのは流石に異常だと思ったフーム。
「風邪を引いたなら問題ないけどその他が原因なら確かに気になるわね……」
「風邪はないでゲス昨日もピンピンしてましたでゲスただ……」
「「ただ?」」
二人は声を合わせて聞き返したあのエスカルゴンが気になることだ何か今回の事に関係があるかもと思った二人は同時に聞いていた。
「昨日の陛下……届いた魔獣を見た瞬間ちょっと考え事をしてたんでゲスよね直ぐに何でもないと言ってたでゲスが……」
「あの魔獣ね……じゃあその魔獣見たことがあったのかしら」
「いやそれはないでゲスよそれなら私が見たことあるでゲスが……」
「じゃあカタログに乗ってたんだろ」
「これじゃあ振りだしね……」
「今日は諦めてまた明日の朝様子を見るのが良いわねどうせ今また言っても開けてわくれないと思うわ」
「そうでゲスな……わかったでゲスまた明日の朝声をかけてみるでゲス」
「また今のようだったら私達も一緒に考えるわ」
「だな。デデデが出てこなきゃ魔獣は暴れないけどそれでも心配にはなるな」
「ありがとうでゲスじゃあ私はいくでゲス」
そう言うとエスカルゴンはデデデの部屋から離れていった。
「あれ?そう言えばなんか静かなような……」
「そういえば……あっ!?」
二人はそれを見ていてふと静かな事に気付いた。慌てて周りを見たらカービィがいなくなっていた。
「姉ちゃんカービィがいない」
「お城を探検してるのならいいけど迷子になってる可能性もあるわね」
「カービィ探してみようぜ姉ちゃん」
「そうね……カービィ何処なの~」
「何処だカービィ」
二人はカービィを探すため二人は声をかけながら歩きだした。
外の会話を聞いていたデデデだったがそれでもやはり出る気にはなれず縮こまるように布団を被っていた。
すると窓が開く音がした。そこから何かが入ってくるとデデデが縮こまっていた布団に近づき優しく叩き始めた。
デデデが恐る恐る布団を上げて見るとそこに居たのはまんまるピンクのカービィだった。
「か、カービィ……」
「ポヨ!」
布団からデデデが顔を出すとカービィは嬉しそうに声を出した。でもデデデは苦い顔をするとまた布団を被せて縮こまった。
「か、カービィと、とっととわしの部屋から出ていくぞい!」
「ぽよ?ぽぅよ!」
「わしは今誰とも会いたくない出て行くぞい!」
「……」
カービィが黙ったことに、デデデはカービィがわかったのだと思いながらどうにかしてこの気持ちを落ち着かせる方法を考えていた。
するとカービィはまたポンポンと叩き始めた。それも一定間隔でまるで大丈夫だと言うように叩き始めた。そしてカービィはまるで子守唄を歌うように歌い始めた。
「ポョポポョポヨポヨポョ~♪」
フームの様に歌っているが全然にてなくて音も外れてるそれでも、今のデデデにとって凄く落ち着く歌だった。するとだんだんと眠くなっていった。今なら怖い夢さえカービィが食べてくれると思いながらデデデは眠りについた。
何故かその日はいつもと何かが違っていた。いや違うのかもよく分からない。あるいは些細な違和感だったかも知れないそれでも何が自分の心がいつもよりざわざわしていたのをデデデは不思議に思った。
いつものようにホーリーナイトメア社から魔獣を購入して、カービィにけしかけようとしたがその日買った魔獣に酷く違和感があった。
初めて見る筈なのにどこか違和感がある。何が引っ掛かりそれが何なのかも分からない。
カスタマーから勧められた魔獣を買ってみたら何かその姿に、見覚えがある錯覚をする。自分は今日初めてこの魔獣を見た筈なのに何故なのかと、考えて居たところ、隣にいる家臣から不思議がるように声をかけられた。
「どうしたんでゲス陛下?いつもならすぐに魔獣に命令してカービィを襲わせるのに考え事なんかしちゃってどうしたんでゲス?」
「おやおやどうしましたか陛下?」
それに乗っかるようにカスタマーまで聞いてくるから考えるのをやめた。考えた所でどうせ分からないのなら考えたってしょうがないと切り替えた。
「な、何でもないぞい!おい魔獣め、とっととカービィを倒してくるぞい!!」
いつものように魔獣に命令すると、魔獣は待ってましたばかりに玉座の間を飛び出して行った。
「では私はこれで……」
そういうとカスタマーは通信を切った。
それを横目に見ながら、デデデは魔獣が飛び出して行った方を見ていた。
「やっぱりどうしたんでゲス?まさかまた風邪でもひいたんでゲスか?……馬鹿は風邪引かないとは言うでゲスが……」
「なんか言ったかぞい?」
「い、いいえ!!」
エスカルゴンにそう睨み付けるようにそう言えば慌てて弁解する。
(わしはあの魔獣を前に見たことがあるのかぞい?)
そう思ったが頭をふって考えるのをまたやめた。
(どうせカタログで見ただけぞい……あんな魔獣わしはしらんぞい……)
そう結論つけると玉座から飛び降りた。
「行くぞエスカルゴン魔獣がカービィを倒すところを見に行くぞい!!」
「は、はいでゲス!」
二人は魔獣を追いかけるため玉座の間を後にした。
結局いつものように魔獣が倒されたその夜、デデデは夢を見た。今日カービィによって倒された魔獣と戦う夢、自分の目の前にその魔獣がいる。
そしていつもの目線からだいぶ低い位置からその魔獣を見ていた。だから自分は小さくなったのかあるいは子供だから低いのかと手を見たが何故か姿ははっきりとは見えなかった。
目の前の魔獣はこちらに迫ってきた。それに気付き前を向くが戦いたくないという気持ちでいっぱいだった。何とかその攻撃を躱したがまた魔獣がこちらに迫ってきた。嫌だ、来るな、怖い、誰か助けてと心の中で思いながら手を振り回した。
するとその手が魔獣に当たるとその魔獣は吹っ飛んでいった。巨大な体にはたくさんの切り傷が出来た。
何が起きたのか分からない。自分が何をしたのかも分からない。ただ分かるのは自分の手が当たったことによりその魔獣がダメージを負ったことだった。
ここから逃げ出したいと思うと同時に自分は後ろを振り返って逃げ出そうとしたが、何故か出来なかった。
突然身体中が苦しくなった。逃げ出したいのに息ができない。嫌だ苦しいと思いながら顔を上げて気付いた。そこに誰かいると。ローブをまとった誰かがいる。苦しみながら顔をどんどん上げていく。
最後にそいつの顔を見る寸前の所で飛び起きた。夢から現実に引き戻された。
乱れる呼吸、身体中は汗でベタベタになりすごく気持ち悪い。それでも何故か夢から覚めるとすごく安心した。もう大丈夫なのだと何とか呼吸を落ち着かせようとパジャマの胸部分を掴みながら呼吸をする。
心臓の音はうるさく鼓動する。気持ちが落ち着かない、あれは何だったのかと考えながら何とか呼吸を落ち着かせた。
次の日の朝デデデは自室に籠って頭から布団をかぶって震えていた。エスカルゴンが何度も呼びに来ても追い返した。今は誰にも会いたくない。この落ち着かない気持ちを何とか抑えながらデデデは心の奥に出来たもやもやを見ないふりをした。そのもやもやを見てしまうと何かが壊れると本能的に察したのだ。
(怖いぞい怖いぞいすごく怖いぞい……誰か居て欲しい……だがエスカルゴンやメタナイトに見られたくないぞい……)
それは見栄なのかそれともただたんに上に立つものがこんな悪夢ごときに怖がってるところを見られたくないのか、デデデは縮こまるように体を横に丸めていた。
「どうしたもんでゲスな……」
エスカルゴンはデデデの部屋の前で手を顎に置きながら考え事をしていた。それもその筈、朝に陛下を起こしに来れば今日は部屋から出たくないという言葉が帰ってきた。最初は喜んだがそれでも心配になり何度か起こしに来たが扉は開かない。そして最初に聞いたように部屋から出たくないという始末。どうしたものかと考えていた時、右側からこの城に住む大臣一家の姉弟とその二人の真ん中で楽しそうにぴょんぴょんと跳び跳ねているカービィが居た。
「おっ丁度いいところに来たでゲスな」
「「げっエスカルゴン……」」
「ぽぅよ?ぽぅよ!」
二人の子供は怪訝な顔をしながらエスカルゴンを見た。カービィは不思議にしながらも元気に挨拶をした。
「人の顔見て怪訝な顔するじゃないでゲスよ全く……」
「しょうがないじゃないまた悪さされるんじゃないかと思うんだから」
「そうだそうだ」
「でもエスカルゴンしかいないなんて珍しいわねデデデはどうしたのよ」
「それなんでゲスが部屋から出てこなくてゲス……」
「はっ?あのデデデが?」
驚いた姉弟は信じられないとでも言うような顔をした。
「何時ものように起こしに来たんでゲスが部屋から出たくないと言われてその時は喜んだんでゲスが……流石に心配になって何度か声をかけたんでゲスが……」
「それでも出てこないと」
「あ~一体どうすればいいでゲショが~!」
「ほっときゃいいじゃんかよ誰だってそういう時があるんじゃないか?」
ブンの言葉にも一律あるがあの傍若無人の自分勝手のデデデが出てこないのは流石に異常だと思ったフーム。
「風邪を引いたなら問題ないけどその他が原因なら確かに気になるわね……」
「風邪はないでゲス昨日もピンピンしてましたでゲスただ……」
「「ただ?」」
二人は声を合わせて聞き返したあのエスカルゴンが気になることだ何か今回の事に関係があるかもと思った二人は同時に聞いていた。
「昨日の陛下……届いた魔獣を見た瞬間ちょっと考え事をしてたんでゲスよね直ぐに何でもないと言ってたでゲスが……」
「あの魔獣ね……じゃあその魔獣見たことがあったのかしら」
「いやそれはないでゲスよそれなら私が見たことあるでゲスが……」
「じゃあカタログに乗ってたんだろ」
「これじゃあ振りだしね……」
「今日は諦めてまた明日の朝様子を見るのが良いわねどうせ今また言っても開けてわくれないと思うわ」
「そうでゲスな……わかったでゲスまた明日の朝声をかけてみるでゲス」
「また今のようだったら私達も一緒に考えるわ」
「だな。デデデが出てこなきゃ魔獣は暴れないけどそれでも心配にはなるな」
「ありがとうでゲスじゃあ私はいくでゲス」
そう言うとエスカルゴンはデデデの部屋から離れていった。
「あれ?そう言えばなんか静かなような……」
「そういえば……あっ!?」
二人はそれを見ていてふと静かな事に気付いた。慌てて周りを見たらカービィがいなくなっていた。
「姉ちゃんカービィがいない」
「お城を探検してるのならいいけど迷子になってる可能性もあるわね」
「カービィ探してみようぜ姉ちゃん」
「そうね……カービィ何処なの~」
「何処だカービィ」
二人はカービィを探すため二人は声をかけながら歩きだした。
外の会話を聞いていたデデデだったがそれでもやはり出る気にはなれず縮こまるように布団を被っていた。
すると窓が開く音がした。そこから何かが入ってくるとデデデが縮こまっていた布団に近づき優しく叩き始めた。
デデデが恐る恐る布団を上げて見るとそこに居たのはまんまるピンクのカービィだった。
「か、カービィ……」
「ポヨ!」
布団からデデデが顔を出すとカービィは嬉しそうに声を出した。でもデデデは苦い顔をするとまた布団を被せて縮こまった。
「か、カービィと、とっととわしの部屋から出ていくぞい!」
「ぽよ?ぽぅよ!」
「わしは今誰とも会いたくない出て行くぞい!」
「……」
カービィが黙ったことに、デデデはカービィがわかったのだと思いながらどうにかしてこの気持ちを落ち着かせる方法を考えていた。
するとカービィはまたポンポンと叩き始めた。それも一定間隔でまるで大丈夫だと言うように叩き始めた。そしてカービィはまるで子守唄を歌うように歌い始めた。
「ポョポポョポヨポヨポョ~♪」
フームの様に歌っているが全然にてなくて音も外れてるそれでも、今のデデデにとって凄く落ち着く歌だった。するとだんだんと眠くなっていった。今なら怖い夢さえカービィが食べてくれると思いながらデデデは眠りについた。
