【テュオハリムとヴィアベル】

『テュオ様〜！』

「なんだね？」

『お、おお！！！』

「どうしたのだ？」

『いや、あだ名で呼んで初めてちゃんとした返事を貰った！』

「ふむ。つまり、他の者にもあだ名を付けたが誰も返事をしなかった、と」

『返事とかいう以前に先に嫌がられたよね〜』

「それは、流れを汲んで私も嫌がるべきだったか……」

『なんでよ！私がこんなに喜んでるのに！！そんな所で空気を読もうとしないでよ』

「それもそうか。では、名ぐらい好きに呼ぶといい」

『やったー！ありがと、テュオ様！』

「ああ」