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「テュオハリム、また後ろ髪が乱れていますよ」
「……うむ」
『私もう終わるから櫛貸そうか?…はい、どうぞ』
「すまないな。ほう……これは、透き通る黄色が美しいな。べっ甲か?」
『うん。贈り物でもらったんだけど、手触りがいいし髪もサラサラになるから気に入ってるんだ』
「櫛の形状、そして装飾からして丁寧に造られているな。歯の間隔も均等で美しい。相当腕の良い者が造った物であることが伺える。べっ甲自体の質も、黄白色の部分が多く……」
「テュオハリム。櫛を眺めていないで早くその頭をどうにかしてください」
「…怒られてしまったな」
『ははっ、髪を整えてからゆっくり見たらいいよ』
「いいのか?贈り物だと言っていただろう」
『いいよ別に。ちゃんと返してくれれば。それに贈り主も、そんな良い櫛だって褒めてもらえば目利きが良かったと鼻が高いだろうね』
「そうか。…………本当に良く髪が通る櫛だな」
『でしょー!あっ、後ろまだ右側跳ねてるよ』
「む。ここか?」
『そうそう』
「しかし、このような櫛を贈るとは。贈り主はヴィアベルの髪を大層気にっていたのだろうな」
『へ?』
「実際君の髪は、この櫛のような透き通る金で艶やかで美しい」
『え、あの……?』
「また蒼く光り輝く時、より一層玲瓏なる美しさを放ち、」
『な、何言ってんの、もう……!』
「思っていた事を口に出しただけだったのだがな」
『だぁ〜!!そういうのいいから……!キサラ助けて!』
「…………はあ。テュオハリム、ヴィアベルを口説くのではなく、早くご自身の髪を解いてください」
「む、そうか」
「ヴィアベルも真っ赤な顔を冷ましてくるといい」
『…そうするよ』
「……うむ」
『私もう終わるから櫛貸そうか?…はい、どうぞ』
「すまないな。ほう……これは、透き通る黄色が美しいな。べっ甲か?」
『うん。贈り物でもらったんだけど、手触りがいいし髪もサラサラになるから気に入ってるんだ』
「櫛の形状、そして装飾からして丁寧に造られているな。歯の間隔も均等で美しい。相当腕の良い者が造った物であることが伺える。べっ甲自体の質も、黄白色の部分が多く……」
「テュオハリム。櫛を眺めていないで早くその頭をどうにかしてください」
「…怒られてしまったな」
『ははっ、髪を整えてからゆっくり見たらいいよ』
「いいのか?贈り物だと言っていただろう」
『いいよ別に。ちゃんと返してくれれば。それに贈り主も、そんな良い櫛だって褒めてもらえば目利きが良かったと鼻が高いだろうね』
「そうか。…………本当に良く髪が通る櫛だな」
『でしょー!あっ、後ろまだ右側跳ねてるよ』
「む。ここか?」
『そうそう』
「しかし、このような櫛を贈るとは。贈り主はヴィアベルの髪を大層気にっていたのだろうな」
『へ?』
「実際君の髪は、この櫛のような透き通る金で艶やかで美しい」
『え、あの……?』
「また蒼く光り輝く時、より一層玲瓏なる美しさを放ち、」
『な、何言ってんの、もう……!』
「思っていた事を口に出しただけだったのだがな」
『だぁ〜!!そういうのいいから……!キサラ助けて!』
「…………はあ。テュオハリム、ヴィアベルを口説くのではなく、早くご自身の髪を解いてください」
「む、そうか」
「ヴィアベルも真っ赤な顔を冷ましてくるといい」
『…そうするよ』