外殻大地編
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「いたぞ」
巣にでも帰るのかと思ったが、追っていたグリフィンの群れはタルタロスを攻撃していた。
『マルクト軍の戦艦に何故…?』
結構前に過ぎ去ったはずのタルタロスが、数十分走った先で止まっていたので、異常に早めに気がついて迎え撃つため走行を止めたのだろう。
グリフィン達は掴んでいたライガと人間たちを甲板に降ろしてたようで空中で暴れ回っている。
「おいおいおいおい、なんだってんだ」
『人為的な奇襲のようですね……。巻き込まれると危険です。少し離れましょう』
ガイに声をかけ、草葉の陰に隠れる。
ああ、と頷いたガイも、1つ離れた草木の後ろに隠れた。
『一体なぜ、このような…』
じっと、様子を伺う。
「…あれ、甲板に居るのは
ってことは確実に、あの子が関わってる。
『めちゃくちゃ嫌な予感しますね……』
「ああ。ここからだと艦中の様子までは分からないが、恐らく戦いが起きてるだろうな」
『しかし、宗教自衛の為の組織である
マルクト帝国からすれば、生活の1部である
「おいおいおいおい……!」
ガイの慌てたような声に首を傾げる。
『どうしました?』
「
『はい!?』
言われた通り
目の見えない私には声を聞かなければ、誰か判断することが出来ないが、ガイが言うのだから確かだろう。
「あっ!?」
『どうしました?私は、目が悪いので分からないのですが…』
「そうか。眼鏡かけてるくらいだからな。見えないのか」
はい、と頷けばガイは、困った事になったと言った。
まあ、どう考えてもマルクト軍の戦艦にルーク様がいる時点で捕まったと言うことだから困った事なんだろうけど。
「…ルークが
ルークと一緒にいたマルクト兵も拘束されて連れていかれたぞ……」
『参りましたね………。どうにかルーク様を救出しないと……』
とりあえず、潜入作戦を立てようと思考を巡せた時だった。
ゴオッ、と音を立てたタルタロスが急に動き出した。
「マジかよ!?」
『
「考察は後だ!とにかく追いかけるぞ!」
はい!と返事をし、ガイと共にどんどんと私たちを引き離して行くタルタロスの後を追った。
東に進め!
神託の盾はタルタロスを奪って何処へ向かっているのでしょうか…。