2021年
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※短め
「あちー」
そう言いながら、吉良ヒロトは右手に持ったオレンジジュースをググッと飲み干しグラスの中を空にした。
『暑いなら離れてよ』
そう言うのも、現在、彼の左腕が胸の下に回されがっちりとホールドされているからである。
「なんだよ、お前がエアコン寒いって言うからだろ」
『いや、温度上げてくれたらいいんだけど』
設定温度18度って、結構寒いからね!?
「あちいからヤだね」
いじけたように言いながら、ヒロトはグリグリと頭を肩に擦り付けてきた。
『いや、だから暑いんなら離れてって』
もう一度そう言えば、肩に顎を乗せてヒロトはムスッとした顔をした。
「そんなに俺に引っ付かれんの嫌かよ」
ええ〜、めんどくさい彼女かよ。いや、彼氏なんですけどね。
はあ、と一つため息を吐き出す。
『あのね、ヒロトが嫌なんじゃなくて…。汗臭いだろうから今あんまり引っ付かれたくない』
ずっとエアコンの効いた室内でゴロゴロしてたお坊ちゃまと違って、炎天下汗ダラダラになりながら自転車漕いでここまで来たんだから、汗臭いに決まってる。
「そんなことか」
そう言ったかと思えば、ヒロトは首筋をスンスンと嗅ぎ出した。
『ちょっと馬鹿!何してんの!?』
引き離さそうとヒロトの頭を押すがビクリともしない。
「別にそんな気にならねぇし、俺は好きだけどな、梅雨の匂い」
『なっ……!』
耳元でそう言われたら、何も言い返せない。ただ顔を赤くするだけだ。
暑い
耳まで真っ赤で可愛いな。そう言われて更にぎゅうぎゅうと抱きしめられた。
「あちー」
そう言いながら、吉良ヒロトは右手に持ったオレンジジュースをググッと飲み干しグラスの中を空にした。
『暑いなら離れてよ』
そう言うのも、現在、彼の左腕が胸の下に回されがっちりとホールドされているからである。
「なんだよ、お前がエアコン寒いって言うからだろ」
『いや、温度上げてくれたらいいんだけど』
設定温度18度って、結構寒いからね!?
「あちいからヤだね」
いじけたように言いながら、ヒロトはグリグリと頭を肩に擦り付けてきた。
『いや、だから暑いんなら離れてって』
もう一度そう言えば、肩に顎を乗せてヒロトはムスッとした顔をした。
「そんなに俺に引っ付かれんの嫌かよ」
ええ〜、めんどくさい彼女かよ。いや、彼氏なんですけどね。
はあ、と一つため息を吐き出す。
『あのね、ヒロトが嫌なんじゃなくて…。汗臭いだろうから今あんまり引っ付かれたくない』
ずっとエアコンの効いた室内でゴロゴロしてたお坊ちゃまと違って、炎天下汗ダラダラになりながら自転車漕いでここまで来たんだから、汗臭いに決まってる。
「そんなことか」
そう言ったかと思えば、ヒロトは首筋をスンスンと嗅ぎ出した。
『ちょっと馬鹿!何してんの!?』
引き離さそうとヒロトの頭を押すがビクリともしない。
「別にそんな気にならねぇし、俺は好きだけどな、梅雨の匂い」
『なっ……!』
耳元でそう言われたら、何も言い返せない。ただ顔を赤くするだけだ。
暑い
耳まで真っ赤で可愛いな。そう言われて更にぎゅうぎゅうと抱きしめられた。