サブストーリー
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この肉体ならば魂が乖離することなく定着する。
これならずっと彼の傍にいられる。
一か八かの賭けだったが、上手くいってよかった。
失っていたはずの感覚が戻ってきて、私はゆっくりと目を開いた。
『……ここは………』
芝の上だった。みんなの前で消えたのはライオコット島のタイタニックスタジアムの施設内だったはずだが、目の前にあるのは緑の芝のグラウンド。
戻る時に若干座標がズレたのだろうか。
少しボッーとする頭で考えながらも、ゆっくりと身体を起こす。
「あっ、こっちのひとも目が覚めたみたいですよ!」
そんな春奈ちゃんの声が聞こえ、ん?と首を傾げながらも辺りを見渡せば、同じグラウンドに数人の選手達の姿が見える。
「大丈夫ですか?」
『え、ええ。ありがとう、春奈ちゃん』
あれ?あの別れはなかったことに書き換わってるのか?と春奈ちゃんやグラウンド内の皆の反応を不思議に思いながらも、そう答えれば春奈ちゃんは大きく目を見開いて驚いた顔をした。
「なんで、私の名前を……!」
『え?なんでって……あ、』
そうか。大人の姿に戻ったからみんな私だって気づいてないのか。
『私私、水津梅雨。元の世界の姿に戻ったから分からなかったよね』
笑いながら名乗れば、春奈ちゃんは困惑した様子で、えっと、と呟く。
「水津、さん、ですか?ごめんなさい、何処かでお会いしましたか……?」
春奈ちゃんの反応に血の気が引いた。
『……もしかして、分からない?』
すみませんと謝る春奈ちゃんからグラウンドのみんなの方へ視線を移す。
『みんなも、私の事分からないの?ほら、イナズマジャパンのトレーナーの水津梅雨!』
恐る恐るみんなの顔を見て、首を振る彼らにやっと違和感を覚えた。
グラウンドにいる選手やマネージャー達の顔に見覚えはある。だけど……
『……イナズマジャパンじゃない』
この場に居たのは、雷門中のユニフォームを着た 、円堂、風丸、壁山、栗松、宍戸、少林寺、それに1番会いたかった染岡がいる。どう見ても雷門イレブンだ。
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