脅威の侵略者編
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試合に勝ったチームが一之瀬を連れて行ける。
そんな提案を目金がしたせいで、イナズマキャラバン一行は、大阪ギャルズCCCとサッカーの試合をすることとなった。
女子チームが相手だから余裕ですよ、なんて目金は言ってたが……先制点を取られそのまま前半戦が終了してしまった。
「嘘だろリードされて前半終了なんて」
後ろ頭に手を置いた土門が、ハーフタイムに
お好み焼き食べよとキャーキャー言いながらベンチに戻る大阪ギャルズの娘たちを見ながら困ったように呟いた。
「、えー、あー、水津さんが戦えない事を計算に入れてませんでしたね。いやぁー僕としたことがすっかり忘れていました」
キョロキョロと目を忙しなく動かす目金に、やれやれと肩を上げる。
「いや、水津が居たとして、どうだろうな。実際、強いよ彼女たち」
「なんであんなに強いでヤンスか?信じられないでヤンス」
女の子たちの動きに振り回されていた風丸と栗松がそう言う。
『エイリア学園と戦うために鍛えたこっちのスピードに付いて来てるもんね。その上突拍子もないことやってくるからなんか、完全に振り回されてるね。傍から見てると、秋葉名戸学園との戦い思い出すよ』
そう言えば、地区大会に参加していた、円堂、壁山、栗松、風丸、土門、目金の6人があーとなんとも言えぬ声をあげた。
残りの半数は秋葉名戸とは戦っていないから、首を傾げている。
『それと、みんな相手が女の子って事を意識しすぎ』
「いや、それは……」
プリマドンナを一緒にやらされた風丸が、バツの悪そうに顔を背ける。
『まあ、チャージングでぶつかってセクハラとか言われても嫌だろうからね。戦法の主軸を塔子ちゃんにしたらどう?』
私が抜けたことでチームの紅一点になった塔子ちゃんを指して、鬼道を見る。
「アタシか!?」
「たしかに、女性同士なら気兼ねないだろうし、塔子のザ・タワーならボールカットも、シュートブロックも両方こなせるしな。しかし1人にかかる負担がでかくなるが……」
『幸い、FWの吹雪は女の子をたらしめる方の男だし』
「たらしめるって………、そんなつもりじゃ無いんだけどな……」
酷い言い草だと吹雪はボヤくが、実際タラシじゃん。
『吹雪は女の子相手にドキマギはしないでしょ。その点は、鬼道もだろうから……攻めるのは吹雪に任せて、鬼道が塔子ちゃんが回れない所のサポートかな』
前半で圧倒的にDFたちが、翻弄されてたから中盤で止めて吹雪に即刻シュートを打ってもらうのが1番いい。
「それがいいだろうな」
『本当はみんなが相手が女の子ってこと意識しないで、いつも通りの立ち回りが出来たらいいんだけどね』
「そうだぜ、みんな!相手が誰だろうか関係ない!相手のペースに惑わされるな。俺たちは俺たちのサッカーをするだけだ!!」
円堂がそう言えば、確かに…と頷く者とそうは言っても…という者に分かれた。
「とにかくまだ1点差だ。取りに行くぞ!」
円陣を組んで、おおー!と叫んだあと皆フィールドに散っていった。
牝鶏之晨
雷門のキックオフで後半開始早々、吹雪がエターナルブリザードを決め同点に追いた。さて、ここから反撃返しだ。