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#hpmiプラスまとめ(201812)

遠方から突然訪ねて来た彼女「実は暫くこの辺に住みます」

2018/12/05 18:42
1️⃣折角の休日、弟達を送り出し二度寝をしていたところチャイムが鳴った。少し苛立ちながら玄関を開ける。「…はーい。新聞ならいりま……は?え?おま…何でここにいんの?」来ちゃった♡と彼女。「いや来ちゃったじゃねぇし!ちょ…着替えてくっからそこで待ってて!」大急ぎで部屋を片し部屋着に袖を通した。困惑と歓喜とが入り混じり妙な顔をしてしまう。「どうぞ…え?この辺に住むの?マジで?え?……え?」うち住めば、と言いかけたが別れを思うと寂しい上に、弟といえど男所帯。代わりに、喜びを伝えるためのキスをした。「いやまじ…寝起きだし頭回ってねぇし……意味わかんないくらい嬉しい」

2️⃣学校からの帰り道、正面から歩いてくる女性に目を奪われた。なにせ、ここには居るはずのない彼女張本人だったから。「なっ…え……は?」間抜けな顔で間抜けな声。制服姿を見られるのは初めてなのでそれもまたこそばゆい。「あ、遊びに来てた…とか?」まあそんなところ、と答えた彼女の手にはキャリーバッグ。「それは?……は?!こっち住むの?!まじかよ!えっあっ今度遊び行っていい?…その前にアレだ!引っ越し手伝う!」あわよくばそのままお泊まりとか、そんな事考えてないですよ。

3️⃣肩を叩かれ振り向くと、在ろう事か自身の恋人が立っていた。他のディビジョンに住むはずの彼女が何故。そう思ったが荷物の量も相まって、頭の回転の速い彼は何となく察した。だが、「買い物ですか?」と問う。きっと少しの間此方に住むのだろうとわかりながらも、敢えて驚かされてやろうと気付かぬふり。実は…と告げられた予想通りの言葉。「へぇ」予定外、そして想定外。緩む頬が堪え切れない。もっと喜んでとはしゃぐ彼女に「僕そういうキャラじゃないんで」と矢張りこれも緩みきった顔で言う。素直じゃないんだからと触れられた唇には、ついに堪え切れず顔を真っ赤に染め上げた。


🐴「おいお前…こんなとこで何してんだ……」驚愕する彼の表情を見ることが出来、一先ず満足。遊びに来たって言ったらどうする?と纏わりつく。「…外で引っ付くんじゃねぇ」職業柄敵も多い身だ。其れ等に自身の女だと勘付かれ手を出されては堪らない。湾に沈めるどころでは済ませはしないだろう。不機嫌を装った彼女から告げられた、暫くヨコハマに住むという事実。「……は?」再びの驚愕に気を良くした彼女は嬉しそうに笑みを浮かべた。「場所は?……決めてねぇならうち来い。決めてあってもうちに来い」引っ付くなと言ったくせに、その手で彼女の手首を掴み自宅へと足を向けた。「あ?……恋人なんだから問題ねぇだろ」

🐰手を振って駆け寄ってくる女が一人。遠方に住まう恋人に似ているが、まあ人違い…恐らく親族だろう。会った事はないがそうに違いない。本人がいる筈がないのだから。こんにちはと笑顔で投げられた為、挨拶を返し念の為問うておく。「○○さん…のご親族でしょうか?私、入間じゅ…は?本人……?」バカ!それ私!と肩を押され表情を崩す。騙されている…まさか自分ともあろう者が一服盛られた…頭を駆け巡る疑惑の種。「お、お前と俺しか知らない筈のことを一つ上げろ」動揺しきった彼にクスクスと笑う彼女。耳に近付き、他人の知り得ない夜の話をした。「……ばっお前!それを言うんじゃねぇ!」そして、此方に来るだとか住むだとかそういった連絡は事前に寄越せと言いつつ自宅に連れ込んだ。

🐦「○○…?!」山で採れた食材たちを調理していた時のことだ。アジトには到底似つかわしくない服装の女性が現れ、その人物であると即座に理解した。そも、このような場所に来る女性など彼にとっては彼女以外ありえない。会いに来たと楽しげに辺りを見回す彼女を腕に収め「よく来たな」と頭を撫でた。「だが…無理はするな」山道は整っているとは言い難い。それを彼女は軽装で歩いて来たものだから、脚は草と泥塗れ。「して、今日はなにか…」コーヒーをふたつ用意し手渡した。わざわざここまで訪ねて来るなど嫌な予感しかしない。彼女の顔をチラと見遣ると、頬を赤らめながらカップを握る姿があった。もしかすると…心当たりはないが良い報せかもしれないという期待感が少し芽生える。「……え?ヨコハマに住…そ、そうか!少しの間といえど嬉しい」まさか孕んだのかなどと口にせず良かったと一人安堵した。



🍭「えー!○○ちゃんじゃーん!何してんの?えー!この辺住むの!やっっっっった!毎日遊べるね!」街で偶然を装いばったり。手を組んで喜び合う。彼の家に招かれたがその道すがら声を掛けてくる数多の女性。知ってはいたがやはり居心地は悪い。「……やだ?」それを察した彼は顔色ひとつ変えずに問うた。そりゃあ勿論イヤではあるが、ここでそれを口にすればこの関係はきっと終わってしまう。わかりきっていることだ。だから強がり、別になどと答える。「ふーん…そこは素直になっていいんじゃないの」人気の疎らな路地に入った瞬間、襟元を引かれ唇が重なった。「行くとこ決まってんの?うち…部屋余ってるし来れば?……彼女、なんだし」

📚「愛しさ余って遂に幻覚が見え始めたかと…」レアな焦り顔をゲット。いつも飄々としている彼の慌てふためく様子は映像に残したい程に愛おしい。「それで…いつ頃まで?」平静を装う彼に、暫くは此方に住まうと追い討ちをかけた。ゴフッと勢い良く噎せた彼。「……住、住む…シブヤに?」テーブルに溢れたお茶を拭き目を丸くする。笑みを悟られぬよう俯きがちに「住む場所は?」と問うた。彼女は言いづらそうに、一緒に住ませてほしいと切り出す。無理にとは言わないと何度も言っていたが、断る理由など彼にはない。「…布団は一組しかありませんよ?」まあ、そんなのは案の定嘘ですけどね。

🎲「ん?おう!何してんの?」予想はしていたが彼は微塵も動じない。しばらく此方に住むと言っても「へー!んじゃ遊びに行くわ!」などと返され煮え切らない。この人と付き合っている…ということでいいのだよなと自問自答する彼女。「飯でも行く?」お金があるのかとは問わなかった。どうせ一文無しだろうし。連れて行ってくれるのもラーメン屋だろうし。決してそれがイヤなわけではないが“私ってアンタの何なの?”という疑問は尽きない。「ここでいい?」ラーメン屋かと視線を上げた先は隠れ家風のイタリアン。こんな店を知っているのかと驚き、浮気でもしてる?なんてちょっと意地悪をしてみた。「…ばか。お前と来ようと思って探しといたんだろが」彼の紅葉する頬が事実であると、そして隠し事などできる質ではないと物語っていた。ポーカーフェイスにはあまり向かなそうだ。


💉「おかしいな…眼精疲労、かな……」目頭をぐっと押さえ付ける先生の空いた手に、本物ですよと指を絡めた。苦悶の表情から一転、パッと明るくなる。「何故シンジュクに?」柄にもなく嬉々としているのが手に取るように判り、釣られて自身までニヤけそうになってしまう彼女。実は少しの間こちらに住む為下見に来たという事を伝えたところ、彼は表情を曇らせた。え?嘘?今のどこに地雷があった?というのは杞憂。「大変だ。部屋を片付けないと」彼は自宅に招く気でいっぱいな上、恐らく他の賃貸などに行かせる気もない。「大丈夫、部屋は余っているから」髪で人目を憚りキスをするのは、その長さ故の特権だろう。

🍸24時間営業の店の黄色いビニール袋を片手に朝のシンジュクを歩く。この時間ならば女性はまだ少ない。そして、マスクにフード付きのパーカーというスタイルでも不審に思う人間も少ない。朝早いとはいえ眠らない街に人は途絶えない為、口から飛び出してきそうな程に音を立てる臓物を胸に携え帰路に着く。正面からは一人の女性。どうか何も起きませんようにと心の中で唱えた。だが、そうにもいかない。彼女は彼の名を呼んだ。「ひっ…!えっ?!○○ちゃん?!え…なっなんでいんの?!あっちょ…どどど、どうしよ!俺っち…今めっちゃ動揺してる!」この街に暫し厄介になるなど告げたならば、彼が更に動揺するであろうことは想像に難くない。一先ず彼を送り届け、例の同居人との初対面を果たそうと思う。「あっおっ俺っち…あ!とりあえず手ぇつなご?」それで落ち着くのならばお安い御用。

👔「……は?え?俺…疲れてんのかな……いや、疲れてるけど…」病院から病院への移動中、声を掛けてきたのは愛しの彼女。ここに居るはずのない人物を目にしてはそう思うのも無理はない。だが彼女は淡々と続ける。しばらくの間シンジュクに住まうのだと。「は?……ハァ?!」響き渡る彼の声。周囲の人々の視線が痛い。笑顔の彼女におずおずと尋ねる「今日はまだエイプリルフールじゃないぞ」。知ってる、と短く答えた彼女はネクタイを引き唇を奪った。これでもまだ信じないのかと言わんばかりに。「っちょ……俺まだ今…仕事中だから」そう言ってネクタイを整える様にときめいたなど教えてやるものか。「部屋決まったら…遊びに行ってもいい?」端よりそのつもりだ。普段の会えない時間を埋め合わせる、それはひた隠しにした楽しみな予定のひとつ。

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