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#hpmiプラスまとめ(201812)

大晦日のふたり。

2018/12/31 22:35

1️⃣「せっかくの年末なのに一人にしちゃってゴメンな!」彼は冬の祭典へ。彼女は家でまったり。早々に帰宅した彼はそそくさと戦利品を片付け部屋着に着替える。「っよーし!後はもう炬燵でぬくぬくして…年越そうぜ!」外はやはり冷え込んでいたらしく、抱き着いてきた彼の身体はあまり温かくはない。「ね、キスしていい?」唐突に、優しく首筋へと触れた唇。もうしてると思いつつも許可をすれば頬に、唇に、柔らかな感触が少しずつ、ゆっくりと侵食していく。「出会ってくれてありがとな」そんな、らしくもないしんみりとした空気の中、数時間後には新年を迎える。

2️⃣掃除を済ませお家でまったり。「やーっと掃除終わったね!お疲れさま!」熱々のココアをふたつ。湯気の上がるマグを握りしめソファに腰掛ける。「あ、このドラマ俺見てたわ」再放送のドラマを見ながら雑談を交わし、時は淡々と流れていく。彼の肩に頭を預け、何の気なしに甘えてみる彼女。「な、なに…?」何かなくては甘えてはいけないのかとウブな彼の頬を突く。その手を掴み真剣な表情を浮かべた彼は「○○ちゃん、好き」と、自身とて意味もなく好意を告げた。同じく好意を口にした彼女はそのまま唇を奪う。「来年は…もっと男らしくなる、から……よろしく」

3️⃣年末は株式市場も休みということもあり、早いうちに掃除は終わらせていたのでお昼頃までぐだぐだ。「そろそろ起きますか」気怠い身体を引き摺りキッチンへ。軽い食事を済ませ再びゆっくりと過ごす。こたつで向かい合い態とらしく触れる足の指。敢えて聞く、「……なんです?」。ベッド散々仲良くしていたのに、まだ足りないのかと考える彼。「遊んでほしいの?」頬に手を付き、挑発をするように述べた。だが彼女も彼女で認めはしない。くだらぬ攻防を繰り返したのち「そっち行ってもいいですか?」と折れる彼。隣に座り、とりあえず頬にキス。先程自身が述べた、遊んでほしいの?を返されバツが悪い。「遊んでほしいのはそっちでしょう」


🐴「ったく、早いうちに終わらせとけよな」と言いつつも大掃除を手伝ってくれた彼。部屋が片付いた頃には陽も傾いていた。「ま、最近忙しかったもんな、お前」と、額に触れた唇。埃とか着いていたら…と不安を述べた彼女に対し「なら一緒に風呂でも入るか?」と愉しげに笑う彼。脇腹を小突かれ頬を赤らめ述べる「冗談だっつーの」。綺麗になった部屋で見もしないテレビを流し、ソファに埋もれてひっ付き合う。「まだ夕方だぞ」そう言いながらも覆い被さってきた彼女の顔を引き寄せ唇を重ねる。自身に言い聞かせた“時間は関係ないか”。狭いソファで戯れ合いながら、何度も舌を絡ませた。「続きは年越してから、な」新年一発目、ということで。

🐰「すまん、手伝わせちまって…」とはいえ大して散らかってはいないし埃も少ない。日頃から片付けているからなのか、生活感がないというものなのか。掃除は早々に終わり、彼女は自身が招かれた意味を問う。「あ?ンなもん…お前に会いたかっただけ、だよ」らしくない甘言と共に重なった唇。久々に顔を合わせたからか、いつもよりも濃厚なキスが何度も繰り広げられた。共に年を越す為の口実など必要ないのに。だって、恋人なのだから。それでも彼は「折角だし泊まってけ」などと今更になって言う。彼女は初めからその気だというのに。「少し早いけど…今年はお前に出会えたお陰で良い年になった。ありがとうな」

🐦「今宵はどうする?」との彼からの問いに、寒いからうちおいでよ、なんて軽い気持ちで誘った彼女。年越など断られそうで誘いにくく、ついつい当日になってしまった。だが彼は予想外に目を輝かせ「年越し蕎麦を振る舞おう」と述べる。変な物が入っていないのならば彼の料理は絶品…の筈だ。じゃあ一緒に…と答えたのが彼女の間違いだった。まさか、蕎麦を麺から作ることななろうとは。けれどこんな経験、彼と付き合っていなければ出来ないのもまた事実だ。少し早めの年越し蕎麦を食べ終え、ソファに腰掛けまったり。彼のお腹に手を回せば頭に手が添えられ、只々甘い空気が流れた。「さて。この後はどうする?」口角を上げて笑う彼の意図はお見通しだ。なのに、そんなことを聞くなんて無粋なひと。意地悪なひと。


🍭ごちゃついた事務所を片付け帰宅すると彼女が。「えー!何してんの?…サプライズ?早いけど酒盛りしよっかぁ☆」納まったことにした仕事のことは忘れ缶チューハイを開ける。まだ夕方だというのにどんどん出来上がっていくふたり。夜になる頃には寝落ちして、日付の変わる頃に目を覚ます。「……ん…うっわ!○○ちゃん起きて!年越す!」げらげらと笑いながら肩を叩く彼。寝惚け眼の彼女を抱締め、「このまま年越そっか」と再び静かな空気に。「こういう時、なんて言えばいいんだっけ……いつもありがと、とかでいっか」そう言った彼は頬に口付けた。年を越すにはまだ、少しばかり早い。

📚「大晦日だというのに…小生はまだ…原稿が……嗚呼…」焦燥しパソコンに向かう彼。年の瀬だというのに作家先生には休みはないのか。今日ばかりは甲斐甲斐しく世話をし、どうにか共に、無事に年を越したいところだ。「○○さん、すみませんがお茶を…」疲弊しきった彼が炬燵に雪崩れ込む。項垂れる彼にお茶と蜜柑を渡し暫しの休息。進捗を問えば「なんとか…」とあまり信用のならない答え。虚ろな目をした彼は呟く、「…元気の出るやつ下さい」。仕方がないので有りっ丈の母性を込めたハグをしたのち、甘い甘いキスをした。こんなことで頑張れるのかは甚だ疑問だが「やる気出ました」と立ち去った彼を信じるほかあるまい。

🎲「パチ屋で年越すつもりだったけど…お前っつー彼女がいんのに、ンなことするわけねぇじゃん?」パチ屋に着いてから引き返して来たであろう自信満々な彼を、すっかり片付いた部屋に通す。辺りを見回し「片付けた?」なんて、存外よく見ているものだ。「あれ?俺のクッションは?」お気に入りのクッションを“俺の”だなどと、すっかりここの家人のよう。洗って干して、ふかふかになったそれを渡せば「お前の匂いがしない」と少し不満気。彼女を抱き寄せ、クッションと共にキツく抱き締める。苦しさを訴えたが腕は緩む気配すらない。「俺、お前の匂い好きなんだよね」そう言って首筋に顔を埋もれさせた彼は、ついでのように唇を落とした。


💉「大掃除、手伝ってもらってしまって悪かったね。お詫びと言ってはなんだけど…一緒にケーキ、どうかな」冷蔵庫から取り出されたお洒落な箱は有名カフェのものだ。即答で食べると返したのは少々はしたなかったかと彼女は頬を赤らめる。数種類ある中から好みのケーキを選び、彼が淹れてくれた紅茶と共にティータイム。「美味しいね」綻ぶ笑顔が愛らしく、彼女の頬はより緩む。その顔に向かいスッと伸びた彼の手。身体を強張らせれば「付いてる」と唇脇のクリームを掬い取られた彼女。その指はそのまま彼の口へ。「ふふ、ベタだったかな」ニコッと笑った彼。俯いた彼女は小さな声で好意を呟く。陽だまりのなか、大晦日とは思えぬ緩りとしたひと時を過ごした。

🍸緩慢な動きでスーツを用意する彼。所属するホストクラブでもやはりカウントダウンイベントがあるらしい。「うー…行ってくるね、カウントダウン…うん、朝には帰るから……あけおめしよーね?」そんな顔しないの、と彼女は頬にキスをした。早く、機嫌を直して行くようにと。けれど彼は「……もっと」なんて言っては強請ってみせる。仕方なく唇を重ねれば、ぎこちない動作で腰に手が回され2人の距離はあと数ミリ。恐る恐る舌が入り込み、お世辞にも上手いとはいえない濃厚なキスが繰り広げられた。離れた唇から漏れる温かな吐息。「…○○ちゃんと一緒に年越したかったな」とまだ駄々を捏ねる為、行かないのならば別れると意地の悪い笑みを浮かべた彼女。「…いじわる……じゃあ行ってくるから…帰ったらいーっぱい可愛がってね?」

👔「彼女と一緒に年越しできるなんて…俺はなんて幸せ者なんだ……え?な、何も言ってないよ?」一時的ではあるが仕事から解放された喜び。彼女と共に過ごせる喜び。聞こえないボリュームの独り言であった筈が、彼女にはばっちり聞こえてしまっていた。赤面し、「悪いかよ」と答え彼女を抱き寄せる。別にと腕の中で楽しそうに笑う彼女にキスをした。「来年も…再来年も……一緒に居られたらいいな…」聞かれてしまったのならば今更隠す必要はないと言わんばかりに甘言を囁く彼。愛しそうに彼女の手が頭に伸びる。「…ダメ?」とろんとした瞳で問う彼の唇はグイと塞がれた。この熱い口付けがきっと答えだ。永遠なんて、絶対なんてないから。つまらない口約束よりも刹那の気持ちを大切にしようじゃないか。「…とりあえず、来年もよろしく……ってことで」

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