#hpmiプラスまとめ(201812)
酔って帰宅した彼女
2018/12/11 18:461️⃣「飲み過ぎ」ムッとした様子で彼女を部屋へと引き上げる。いいじゃ〜んなどと酔っ払いは纏わり付いた。こんな様子の彼女を無理矢理組み敷くなどしたくはないが、無防備な表情と服装は劣情を煽るには十分すぎる。背後からの柔らかな感触と耳元で囁く甘い声「一郎くんの一郎くんがどうなってるかわかる?」。わかる、と返ってきた同じくらい甘ったるい声は本当に解って言っているのだろうか。
2️⃣「うわ酒くさ」鼻を摘み露骨に嫌そうな顔をしてみせる彼。面白がって熱烈なキスを見舞う彼女。酸素の足りなくなった彼女はバランスを崩し、彼を下にして倒れ込んだ。それでも尚唇を求める彼女に問う「どーゆー状況かわかってんの?」。えー?なんて、酒混じりの吐息が絡んだ、誘うような猫撫で声が顔を掠める。彼の理性が勝るかきわたか、チキンレースが始まった。
3️⃣飲み会だと聞いたから先に眠っていたところ、身に覚えのある重みが降りかかった。それだけならまだしも、唐突に塞がれた唇に驚き目を覚ます。「……ん…な…なんです?!うわお酒臭い!」思わず突き飛ばすように伸ばした両手は柔らかいものを捕らえた。ラッキースケベなどと言うが、寝起きの脳味噌は何が起きたか理解していない。えっち、と言われハッとした彼は「貴女が悪いんですよ」と顔を逸らした。
🐴酒は飲めないと言っていたはず。けれどこの有様。「へぇ?俺様の前では猫被ってたっつーわけか」へらへらと笑っている彼女の唇を奪ったところ、いつになく積極的に舌が絡められた。悪くないと頭の中で唱え応戦する。イヤらしい手付きで身体を弄られ「逆だろーが」と離れた唇で呟いた。だが彼女の腕は離れる気配もない。風呂に入れとか着替えろとか、言いたいことは沢山あったがそのまま2人でベッドにダイブ。翌朝、彼女は何も覚えていないと供述した。
🐰「俺はこっちのお前も好きだが?」泣き上戸なのかわんわん泣き始めた彼女。面倒だと思わなくもないが、甘えて甘えてその挙句泣き散らかす酔っ払いなど、恋人であればまあ“愛おしい”の範疇だ。腕の中に収められても尚喚き散らす彼女。その様を眺め半ば呆れつつ「そうだな」と適当な相槌を打つ。不意に、本当に聞いているのかと胸元に縋られたじろいだ。「全部聞いてるって」艶かしい唇にそっと触れ、黙らせるように捩じ伏せた。
🐦「水だ」玄関に倒れ込み今にも眠りそうな彼女を淡々と介抱。何故このようになるまでアルコールを摂取したのかと問いたいが、マトモな答えが返ってくるとは到底思えない様だ。「まったく…」小さく呟き彼女を持ち上げる。このまま好きにしてしまうのはどうだろうかと邪な気持ちが頭をよぎるも無事ベッドへ。油断し切った顔を見て「何もしないと思ったか?」と問うた。へらりと笑顔を浮かべた彼女は事切れたように眠りに就いく。仕方がないのでキスだけに留めておいた。
🍭「どんだけ飲んだらそうなるの」靴は片方、髪はぐしゃぐしゃ。よくもまあ、ここまで帰ってこれたものだ。「今日女の子しかいなかったんだよね?」そう言っていたが念の為。彼氏連れて来ちゃった☆とか、あり得て欲しくないがあり得なくはない話だ。女子会〜と答える彼女はひどく酒臭い。だと言うのに、飲み足りないのか冷蔵庫から缶ビールを取り出した。流石の彼も、まじ?という目を向ける。呂律の回らない唇から紡がれる、貴方も飲めばいいという提案。大きな溜息をひとつ。「とことん付き合ってやるから、明日は僕に付き合えよ!」きっと覚えてないから、被った猫は熱烈なキスと一緒に投げ捨てた。
🍭「どんだけ飲んだらそうなるのさ〜」靴は片方、髪はぐしゃぐしゃ。よくもまあ、帰って来られたものだ。「今日女の子しかいなかったんだよね?」そう言っていたが念の為。彼氏連れて来ちゃった☆とか、あり得て欲しくないがあり得なくはない話だ。女子会〜と答える彼女はひどく酒臭い。だと言うのに、飲み足りないのか冷蔵庫から缶ビールを取り出した。流石の彼も、まじ?という目を向ける。呂律の回らない唇から紡がれる、貴方も飲めばいいという提案。大きな溜息をひとつ。「とことん付き合ってやるから、明日は僕に付き合えよ」きっと記憶など飛んでしまう。だから、被っていた猫は熱烈なキスと一緒に投げ捨てた。
📚「うわ〜酔っ払い。では、小生寝ますので」寝間着姿で出迎えた彼は、わざとらしい欠伸を残し寝室へと去っていった。こんな姿の彼女を置いて眠るのかと玄関で駄々を捏ね続ける。酔いも覚め冷えてきた身体。情けない気持ちと悲しい気持ちとが押し寄せ炬燵に潜ろうと居間へ足を向けた。「…風邪を召しますよ」さっきまで寝ていたのであろう薄情なその身体はとても暖かい。誰のせいだと思っているのか問うたが「自業自得でしょう」と首筋に唇が落とされた。「お風呂、沸いてますよ。出てくるまで待ってますから…お相手して差し上げましょう」“何の”などは愚問だ。
🎲「うー!外寒かったな!酔い覚めたんじゃねぇ?飲み直そうぜ!」迎えに来てくれた彼に支えられ帰宅した。外はすっかり冷え込み、手は氷のように冷たい。彼の言う通り当然酔いも覚めた。いつかの祝杯用に用意していた少し高めのワインを手に、たまには良い酒でもと誘う。「こんなイイもん隠し持ってたのかよー!」と目を輝かせる彼には悪いが、あの日開けられなかった酒だということは秘密だ。常備のつまみにワインと合うものは少なかったが、深夜のテンションで飲む酒などなんであろうと美味いものだ。そして何より、2人で過ごす時間はプライスレス。「チーズとかねぇの?」雰囲気に囚われないところがまた彼らしく、とんでもなく愛おしい。
💉「私も偶には飲もうかな」正気になるほど驚いた。何故ならお酒が入るとどうなるか知っているから。「冗談だよ」軽いリップ音と共に触れた唇。舌を入れてくれないのはやはり酒に対する予防線だろうか。けれどふやけた脳内は解っていながらも彼の口内に舌を差し込んでしまった。抵抗はなく、歯に舌を這わせど無反応。そっと離れれば「もう終わり?」とやや挑戦的な彼が。「……もう終わりかって聞いてんだよ」あれ?これは?噂に聞く…?と血の気が引く気配。そんなつもりではなかったとはいえ、自身の責任が10割だ。乱暴に唇を奪われ、キツく、強く抱き締められた。有無を言わせず寝室へと連れ込まれ、見たこともないような鋭い、肉食獣を彷彿とさせる瞳と目が合う。「……構わんよな」抗いようのない心と体は、あっさりと彼を受け入れた。
🍸酔って帰宅した彼女をテキパキと介抱。スーツの有無は関係なく、やはり手慣れているのか。少し寂しくも思ったが、そんなのは傲慢な嫉妬に過ぎない。風呂から上がり冷蔵庫のビールに手を伸ばした。まだ飲むのかと引かれるかと思ったが「お客さんいけるクチっすねー!俺っちも飲んじゃおー!」と彼はノリノリ。他愛ない話からお互いの好きなところまで、満遍なく話をした。女子会みたい、と呟けば「俺っち彼氏なんスけど〜」なんて不満気。ではちゃんと“彼氏”をするよう甘えたところ、お酒のせいかいつにない優しい口付けが与えられた。スーツを着ているときはもしかして、という杞憂が頭をよぎる。「ねぇ、大人しく待ってた俺っちにごほーびは?」そうだ、すっかり忘れていた。可愛い彼に、ご褒美…って、そんな約束はしていない。
👔「残業の俺を放っておいていいご身分だなオイ……こ、こんな感じ?」Sっぽくして!などという酔っ払いのリクエストに応えたがどうもしっくり来ない。リクエストした本人とてゲラゲラ笑い出す始末だ。正直少しイラついたので、床に押し倒し唇を奪ってやった。離れかけたところでまた引き戻され、彼女のリードで舌を絡め合う。やれば出来るじゃん、と言うが大半は彼女の手柄である。言葉を返しにくいことこの上ない。「……それより、早く風呂入れよ…俺明日も早いからもう寝るぞ」そうして寝室へと引き上げる。面倒な酔っ払いであることは今日初めて知った。けれど、これが素や本心だとしたら?あんな事やこんなことも許されるのでは?邪な気持ちと濡れ髪の彼女を抱え、眩しすぎる朝を迎えた。
2️⃣「うわ酒くさ」鼻を摘み露骨に嫌そうな顔をしてみせる彼。面白がって熱烈なキスを見舞う彼女。酸素の足りなくなった彼女はバランスを崩し、彼を下にして倒れ込んだ。それでも尚唇を求める彼女に問う「どーゆー状況かわかってんの?」。えー?なんて、酒混じりの吐息が絡んだ、誘うような猫撫で声が顔を掠める。彼の理性が勝るかきわたか、チキンレースが始まった。
3️⃣飲み会だと聞いたから先に眠っていたところ、身に覚えのある重みが降りかかった。それだけならまだしも、唐突に塞がれた唇に驚き目を覚ます。「……ん…な…なんです?!うわお酒臭い!」思わず突き飛ばすように伸ばした両手は柔らかいものを捕らえた。ラッキースケベなどと言うが、寝起きの脳味噌は何が起きたか理解していない。えっち、と言われハッとした彼は「貴女が悪いんですよ」と顔を逸らした。
🐴酒は飲めないと言っていたはず。けれどこの有様。「へぇ?俺様の前では猫被ってたっつーわけか」へらへらと笑っている彼女の唇を奪ったところ、いつになく積極的に舌が絡められた。悪くないと頭の中で唱え応戦する。イヤらしい手付きで身体を弄られ「逆だろーが」と離れた唇で呟いた。だが彼女の腕は離れる気配もない。風呂に入れとか着替えろとか、言いたいことは沢山あったがそのまま2人でベッドにダイブ。翌朝、彼女は何も覚えていないと供述した。
🐰「俺はこっちのお前も好きだが?」泣き上戸なのかわんわん泣き始めた彼女。面倒だと思わなくもないが、甘えて甘えてその挙句泣き散らかす酔っ払いなど、恋人であればまあ“愛おしい”の範疇だ。腕の中に収められても尚喚き散らす彼女。その様を眺め半ば呆れつつ「そうだな」と適当な相槌を打つ。不意に、本当に聞いているのかと胸元に縋られたじろいだ。「全部聞いてるって」艶かしい唇にそっと触れ、黙らせるように捩じ伏せた。
🐦「水だ」玄関に倒れ込み今にも眠りそうな彼女を淡々と介抱。何故このようになるまでアルコールを摂取したのかと問いたいが、マトモな答えが返ってくるとは到底思えない様だ。「まったく…」小さく呟き彼女を持ち上げる。このまま好きにしてしまうのはどうだろうかと邪な気持ちが頭をよぎるも無事ベッドへ。油断し切った顔を見て「何もしないと思ったか?」と問うた。へらりと笑顔を浮かべた彼女は事切れたように眠りに就いく。仕方がないのでキスだけに留めておいた。
🍭「どんだけ飲んだらそうなるの」靴は片方、髪はぐしゃぐしゃ。よくもまあ、ここまで帰ってこれたものだ。「今日女の子しかいなかったんだよね?」そう言っていたが念の為。彼氏連れて来ちゃった☆とか、あり得て欲しくないがあり得なくはない話だ。女子会〜と答える彼女はひどく酒臭い。だと言うのに、飲み足りないのか冷蔵庫から缶ビールを取り出した。流石の彼も、まじ?という目を向ける。呂律の回らない唇から紡がれる、貴方も飲めばいいという提案。大きな溜息をひとつ。「とことん付き合ってやるから、明日は僕に付き合えよ!」きっと覚えてないから、被った猫は熱烈なキスと一緒に投げ捨てた。
🍭「どんだけ飲んだらそうなるのさ〜」靴は片方、髪はぐしゃぐしゃ。よくもまあ、帰って来られたものだ。「今日女の子しかいなかったんだよね?」そう言っていたが念の為。彼氏連れて来ちゃった☆とか、あり得て欲しくないがあり得なくはない話だ。女子会〜と答える彼女はひどく酒臭い。だと言うのに、飲み足りないのか冷蔵庫から缶ビールを取り出した。流石の彼も、まじ?という目を向ける。呂律の回らない唇から紡がれる、貴方も飲めばいいという提案。大きな溜息をひとつ。「とことん付き合ってやるから、明日は僕に付き合えよ」きっと記憶など飛んでしまう。だから、被っていた猫は熱烈なキスと一緒に投げ捨てた。
📚「うわ〜酔っ払い。では、小生寝ますので」寝間着姿で出迎えた彼は、わざとらしい欠伸を残し寝室へと去っていった。こんな姿の彼女を置いて眠るのかと玄関で駄々を捏ね続ける。酔いも覚め冷えてきた身体。情けない気持ちと悲しい気持ちとが押し寄せ炬燵に潜ろうと居間へ足を向けた。「…風邪を召しますよ」さっきまで寝ていたのであろう薄情なその身体はとても暖かい。誰のせいだと思っているのか問うたが「自業自得でしょう」と首筋に唇が落とされた。「お風呂、沸いてますよ。出てくるまで待ってますから…お相手して差し上げましょう」“何の”などは愚問だ。
🎲「うー!外寒かったな!酔い覚めたんじゃねぇ?飲み直そうぜ!」迎えに来てくれた彼に支えられ帰宅した。外はすっかり冷え込み、手は氷のように冷たい。彼の言う通り当然酔いも覚めた。いつかの祝杯用に用意していた少し高めのワインを手に、たまには良い酒でもと誘う。「こんなイイもん隠し持ってたのかよー!」と目を輝かせる彼には悪いが、あの日開けられなかった酒だということは秘密だ。常備のつまみにワインと合うものは少なかったが、深夜のテンションで飲む酒などなんであろうと美味いものだ。そして何より、2人で過ごす時間はプライスレス。「チーズとかねぇの?」雰囲気に囚われないところがまた彼らしく、とんでもなく愛おしい。
💉「私も偶には飲もうかな」正気になるほど驚いた。何故ならお酒が入るとどうなるか知っているから。「冗談だよ」軽いリップ音と共に触れた唇。舌を入れてくれないのはやはり酒に対する予防線だろうか。けれどふやけた脳内は解っていながらも彼の口内に舌を差し込んでしまった。抵抗はなく、歯に舌を這わせど無反応。そっと離れれば「もう終わり?」とやや挑戦的な彼が。「……もう終わりかって聞いてんだよ」あれ?これは?噂に聞く…?と血の気が引く気配。そんなつもりではなかったとはいえ、自身の責任が10割だ。乱暴に唇を奪われ、キツく、強く抱き締められた。有無を言わせず寝室へと連れ込まれ、見たこともないような鋭い、肉食獣を彷彿とさせる瞳と目が合う。「……構わんよな」抗いようのない心と体は、あっさりと彼を受け入れた。
🍸酔って帰宅した彼女をテキパキと介抱。スーツの有無は関係なく、やはり手慣れているのか。少し寂しくも思ったが、そんなのは傲慢な嫉妬に過ぎない。風呂から上がり冷蔵庫のビールに手を伸ばした。まだ飲むのかと引かれるかと思ったが「お客さんいけるクチっすねー!俺っちも飲んじゃおー!」と彼はノリノリ。他愛ない話からお互いの好きなところまで、満遍なく話をした。女子会みたい、と呟けば「俺っち彼氏なんスけど〜」なんて不満気。ではちゃんと“彼氏”をするよう甘えたところ、お酒のせいかいつにない優しい口付けが与えられた。スーツを着ているときはもしかして、という杞憂が頭をよぎる。「ねぇ、大人しく待ってた俺っちにごほーびは?」そうだ、すっかり忘れていた。可愛い彼に、ご褒美…って、そんな約束はしていない。
👔「残業の俺を放っておいていいご身分だなオイ……こ、こんな感じ?」Sっぽくして!などという酔っ払いのリクエストに応えたがどうもしっくり来ない。リクエストした本人とてゲラゲラ笑い出す始末だ。正直少しイラついたので、床に押し倒し唇を奪ってやった。離れかけたところでまた引き戻され、彼女のリードで舌を絡め合う。やれば出来るじゃん、と言うが大半は彼女の手柄である。言葉を返しにくいことこの上ない。「……それより、早く風呂入れよ…俺明日も早いからもう寝るぞ」そうして寝室へと引き上げる。面倒な酔っ払いであることは今日初めて知った。けれど、これが素や本心だとしたら?あんな事やこんなことも許されるのでは?邪な気持ちと濡れ髪の彼女を抱え、眩しすぎる朝を迎えた。