#hpmiプラスまとめ(201812)
彼女が何でも一つだけ言うことを聞いてくれる権利/(新宿のみ夜気味)
2018/12/17 18:491️⃣その権利をあまり使う気のなさそうな彼は「んー…じゃあずっと俺の傍に居て?」と首に腕を回して抱き寄せて、頬にそっとキスをした。もしかしてこういうの、彼は好きじゃないのでは…と彼女の心に靄がかかる。「今、余計なこと考えてたっしょ…まあ、俺自力でどうにかしたい派じゃん?」そう言った彼は少しだけ乱暴に唇を塞いだ。脳も口内も彼で満たされ、余白などは無くなっていく。「良い子。俺のことしか考えちゃダメ…あ、じゃあこれさっきのに使うわ」その笑顔により視界までもが満たされた。
2️⃣「それって…その……未来の予定とかでもいーの?」さては結婚とかそういうやつだなと察したが黙って様子を見守る彼女。未来でも構わないと答えれば「じゃあ、俺が18になるまで……待ってて?」。ほらね、そうきた、心の中で微笑んだ。が、実際に口元が緩んでいたらしく「何笑ってんだよ」と彼は拗ねる。「なんでも聞いてくれんだろ?……俺のこと、待っててよ」頬を赤くし、口を尖らせ、人の袖を掴み引っ張るなど、自身の前以外では絶対にやらないで欲しいと願う彼女。「…なに変な顔してんだよ……あ?かっ可愛いとか言うな!つか………可愛いのは○○ちゃんだろ」その照れ顔も可愛いんです。
3️⃣「有効期限とかあるんですか?」現実主義者っぽい彼のことだ、こういったものには大して興味もないのだろう。期限はないが彼女が忘れてしまえばそれは事実上の期限切れ。それを説明すれば「じゃあ今使います」と意外なひと言。何に使うのかと逡巡したが「僕にキスして下さい。とびっきり甘〜いやつ。出来ますよね?僕がいつも…してあげてるみたいな」なんて、これもまた意外な要求。耳元で囁かれて不覚にもドキドキしながら唇を重ねた。「……下手くそ」そう言うからには、この後は彼が手取り足取り教えてくれるのだろう。
🐴「…俺様がンなことで喜ぶと思ってんのか?」デスヨネーと思う反面、腰に回された腕は何なのかという疑問が浮かんだ。まあ、せっかくの権利を使わないのであれば構ってやる義理もない。彼女はそそくさと腰を浮かす。「おい。どこ行こうとしてんだ」少し焦りの色を覗かせた彼の声色。使わないみたいだからと答えると「……じゃあ使う」と不機嫌そうな彼は言う。忽ち芽生えた“可愛い”という感情。どうする?なにする?なんて構ってしまう。「んじゃーまず、俺様にキスしろ。そんで…」2つ目を言おうとしていたので唇を塞いだ。だって“ひとつ”聞く権利だから。
🐰「チープだな」日ごろの感謝です、と彼女は頬を膨らませる。その頬に手を当てがいキスをした。「これでいい」そう言った彼は興味もないテレビに目を戻す。つまんない男、と呟いてやれば「……じゃあお前がしたいようにしろよ。あぁ、それがいい」などと口角を上げる。彼女も彼女でムッとして、彼を押し倒し唇を重ねた。「悪くねぇな」と減らず口を叩くので、まだ終わっていないと言わんばかりに舌を捩じ込む。乱れた髪を掻き上げながら彼を見下ろせば、酸素不足の彼が滅多に見られないような潤んだ瞳で見上げていた。「…やるじゃねぇか、ボケ」。攻守交代、今度は彼女がされるがまま。
🐦「ここぞという時に使わせてもらおう」なにそれつまんない、と思いつつ、これはきっと彼なりの優しさで“使わない”という選択なのだろうと咀嚼した。それから数日。彼はふと「なんでも一つ、いうことを聞いてくれるのだったな」と口にした。え?覚えてたの?と思いながらも嬉々として返事をし内容を待つ。こういうのって大体えっちな内容じゃん?なんて期待も抱いていた。けれど彼が告げたのは「今夜、共に星を見よう」というデートのお誘い。嬉しいが拍子抜けだ。彼のテントで星を眺め、幸せな気持ちに浸りながら理由を問うた。「○○の思惑通りに事が運ぶのも癪だったのでな」と、ピンク色の脳内はすっかり読まれていたようだ。急ぎ帰宅すれば、彼女のふしだらな想いが叶うまであと少し。
🍭「わーい!じゃあー……アブノーマルなプレイしよ?」え、という表情のまま硬直した彼女。クスりと笑った彼は「冗談だよ冗談。ウブなんだからもー!」と軽やかに笑う。瞬時に頭をよぎる、飽きられたのではないかという疑念。彼の袖をぎゅっと握り、俯きながらしてもいいと答えた。彼の手が髪に触れ、頬に触れ、輪郭に添えられ唇が重なる。「……そんな顔で言われたって嬉しくないよ」冷たくはない、温かな声色に一先ず安堵。今にも涙は溢れそうで、けれど彼にはそんな顔見せたくなくて、俯くことしか出来ずに時は流れる。「いつまでこうしてるつもり?それとも例のやつ今使っていい?…僕とたのしーことしませんか?君の笑顔が見たいな」
📚「では三回まわってワンと……というのは嘘ですよ?」流石に言われずとも解った彼女は、冷たい目でジトりと彼を見つめた。苦笑いを浮かべ「嘘だと言ったでしょう」とタジタジな彼。何かして欲しいことないの?と甘い声を出して纏わり付いてみたが、「そうですねぇ」と考え込んでいる彼はなかなか靡かない。次いで、あるでしょ?と耳元で囁くがこれもまた「うーん。なかなか浮かびません」などと躱される。痺れを切らした彼女は伸びをしてお茶を淹れに台所へ行ってしまった。「……まったく、危ないったらありゃしない」一人きりになり漸く、赤くなって俯いた。
🎲「うおー!まじか!よっしゃ!お金貸してください!!!」に対し、間髪入れずに飛ぶ『最低!』のふた文字。 そういうのじゃないでしょ普通と言いたいのと、込み上げてくる涙の両方をグッと堪えた彼女。手近にあったクッションを抱え座り込んだ。「ンだよ、お前がなんでもっつったんだろ?」隣に腰を下ろす彼は彼女の気持ちを理解してはいないようだ。ばか、と呟かれ「馬鹿で悪かったな」と返す。先程までの浮かれた空気は一転、ひりついたイヤな感じが立ち込める。彼女の指先に指で触れ「さっきのやっぱナシ。お前が機嫌直してくれる…って感じで使いたい」ボソボソと呟く彼に、再びばかと告げてキスをした。
💉「うーん。何に使おうかな」わざとらしく悩んでみせる彼は酷く愛おしく、一生眺めていたいほどだ。なんでもいいんですよと声を掛け返事を待つ。脚を組み替えてみたり、前屈みになり胸元をチラつかせたり、兎に角アピールしまくる彼女。だってそんな権利、そういう事の為にあるのでしょう!というのが彼女の意見。だから「君の意見が聞きたいな」の一言には冷や汗が止まらなくなった。見てわかるでしょ?言わせるの?言ってほしいの?聞きたいの?etc.湧いては消える返しの言葉。意を決したくせに、優しくされたい…なんて言い方をしてしまう彼女。楽しげな笑みを浮かべた彼は「悪い子だ……いや、良い子なのかな?」と腰に手を回しキスをした。「じゃあ、優しくさせてもらおうかな」
🍸「えっえっまじでなんでもいーの?!こすぷれえっちとかも許されんの?!」そういうの興味あったの?!と質問に質問で返してしまった。忽ち真っ赤になった彼は「興味ないでーす」と平静を装い返答。あ、これ今日あるやつだ…と察する。「……ずっと俺っちの隣に居てくれる、とか?ン〜ちっげぇなぁ……もっとこうえっちぃの期待してるよね?」期待していないと言えば嘘になるが、別にそういう縛りはない。最終的に彼が提案したのは「俺っちが頑張って…ちゅーで……よ、良くしてあげるので…○○ちゃんは何もしないでいて?」という、それでいいのか的選択だった。けれどこれは第一歩。そろそろ彼にも主導権を握ってほしいもの。
👔「お……俺の代わりに出勤…………いや冗談です」そう言いながら彼は唇を重ねた。甘い声が漏れそうになるほどの熱烈なキス。こんなのは久しぶりだ。酸素を求め肩を叩けば「今のでいいです」と頬を赤らめた。本気で言っているのかと問えば「だって……俺、この先を欲しがるよ?」と言ってのける。別にいいのに、寧ろいいのに。でもそんなこと、はしたないと思われたくないが故、口には出来ない。「それとも……俺に応えてくれる?」気怠げに再び交わったキスは先ほどよりもイヤらしく、支えられていなければ立って居られなかったかもしれない。「ホントに大丈夫?」応えさせる気しか無いくせによく言う。彼の要望に最後まで応えることが出来るかはわからないが、一先ず寝室へと向かった。
2️⃣「それって…その……未来の予定とかでもいーの?」さては結婚とかそういうやつだなと察したが黙って様子を見守る彼女。未来でも構わないと答えれば「じゃあ、俺が18になるまで……待ってて?」。ほらね、そうきた、心の中で微笑んだ。が、実際に口元が緩んでいたらしく「何笑ってんだよ」と彼は拗ねる。「なんでも聞いてくれんだろ?……俺のこと、待っててよ」頬を赤くし、口を尖らせ、人の袖を掴み引っ張るなど、自身の前以外では絶対にやらないで欲しいと願う彼女。「…なに変な顔してんだよ……あ?かっ可愛いとか言うな!つか………可愛いのは○○ちゃんだろ」その照れ顔も可愛いんです。
3️⃣「有効期限とかあるんですか?」現実主義者っぽい彼のことだ、こういったものには大して興味もないのだろう。期限はないが彼女が忘れてしまえばそれは事実上の期限切れ。それを説明すれば「じゃあ今使います」と意外なひと言。何に使うのかと逡巡したが「僕にキスして下さい。とびっきり甘〜いやつ。出来ますよね?僕がいつも…してあげてるみたいな」なんて、これもまた意外な要求。耳元で囁かれて不覚にもドキドキしながら唇を重ねた。「……下手くそ」そう言うからには、この後は彼が手取り足取り教えてくれるのだろう。
🐴「…俺様がンなことで喜ぶと思ってんのか?」デスヨネーと思う反面、腰に回された腕は何なのかという疑問が浮かんだ。まあ、せっかくの権利を使わないのであれば構ってやる義理もない。彼女はそそくさと腰を浮かす。「おい。どこ行こうとしてんだ」少し焦りの色を覗かせた彼の声色。使わないみたいだからと答えると「……じゃあ使う」と不機嫌そうな彼は言う。忽ち芽生えた“可愛い”という感情。どうする?なにする?なんて構ってしまう。「んじゃーまず、俺様にキスしろ。そんで…」2つ目を言おうとしていたので唇を塞いだ。だって“ひとつ”聞く権利だから。
🐰「チープだな」日ごろの感謝です、と彼女は頬を膨らませる。その頬に手を当てがいキスをした。「これでいい」そう言った彼は興味もないテレビに目を戻す。つまんない男、と呟いてやれば「……じゃあお前がしたいようにしろよ。あぁ、それがいい」などと口角を上げる。彼女も彼女でムッとして、彼を押し倒し唇を重ねた。「悪くねぇな」と減らず口を叩くので、まだ終わっていないと言わんばかりに舌を捩じ込む。乱れた髪を掻き上げながら彼を見下ろせば、酸素不足の彼が滅多に見られないような潤んだ瞳で見上げていた。「…やるじゃねぇか、ボケ」。攻守交代、今度は彼女がされるがまま。
🐦「ここぞという時に使わせてもらおう」なにそれつまんない、と思いつつ、これはきっと彼なりの優しさで“使わない”という選択なのだろうと咀嚼した。それから数日。彼はふと「なんでも一つ、いうことを聞いてくれるのだったな」と口にした。え?覚えてたの?と思いながらも嬉々として返事をし内容を待つ。こういうのって大体えっちな内容じゃん?なんて期待も抱いていた。けれど彼が告げたのは「今夜、共に星を見よう」というデートのお誘い。嬉しいが拍子抜けだ。彼のテントで星を眺め、幸せな気持ちに浸りながら理由を問うた。「○○の思惑通りに事が運ぶのも癪だったのでな」と、ピンク色の脳内はすっかり読まれていたようだ。急ぎ帰宅すれば、彼女のふしだらな想いが叶うまであと少し。
🍭「わーい!じゃあー……アブノーマルなプレイしよ?」え、という表情のまま硬直した彼女。クスりと笑った彼は「冗談だよ冗談。ウブなんだからもー!」と軽やかに笑う。瞬時に頭をよぎる、飽きられたのではないかという疑念。彼の袖をぎゅっと握り、俯きながらしてもいいと答えた。彼の手が髪に触れ、頬に触れ、輪郭に添えられ唇が重なる。「……そんな顔で言われたって嬉しくないよ」冷たくはない、温かな声色に一先ず安堵。今にも涙は溢れそうで、けれど彼にはそんな顔見せたくなくて、俯くことしか出来ずに時は流れる。「いつまでこうしてるつもり?それとも例のやつ今使っていい?…僕とたのしーことしませんか?君の笑顔が見たいな」
📚「では三回まわってワンと……というのは嘘ですよ?」流石に言われずとも解った彼女は、冷たい目でジトりと彼を見つめた。苦笑いを浮かべ「嘘だと言ったでしょう」とタジタジな彼。何かして欲しいことないの?と甘い声を出して纏わり付いてみたが、「そうですねぇ」と考え込んでいる彼はなかなか靡かない。次いで、あるでしょ?と耳元で囁くがこれもまた「うーん。なかなか浮かびません」などと躱される。痺れを切らした彼女は伸びをしてお茶を淹れに台所へ行ってしまった。「……まったく、危ないったらありゃしない」一人きりになり漸く、赤くなって俯いた。
🎲「うおー!まじか!よっしゃ!お金貸してください!!!」に対し、間髪入れずに飛ぶ『最低!』のふた文字。 そういうのじゃないでしょ普通と言いたいのと、込み上げてくる涙の両方をグッと堪えた彼女。手近にあったクッションを抱え座り込んだ。「ンだよ、お前がなんでもっつったんだろ?」隣に腰を下ろす彼は彼女の気持ちを理解してはいないようだ。ばか、と呟かれ「馬鹿で悪かったな」と返す。先程までの浮かれた空気は一転、ひりついたイヤな感じが立ち込める。彼女の指先に指で触れ「さっきのやっぱナシ。お前が機嫌直してくれる…って感じで使いたい」ボソボソと呟く彼に、再びばかと告げてキスをした。
💉「うーん。何に使おうかな」わざとらしく悩んでみせる彼は酷く愛おしく、一生眺めていたいほどだ。なんでもいいんですよと声を掛け返事を待つ。脚を組み替えてみたり、前屈みになり胸元をチラつかせたり、兎に角アピールしまくる彼女。だってそんな権利、そういう事の為にあるのでしょう!というのが彼女の意見。だから「君の意見が聞きたいな」の一言には冷や汗が止まらなくなった。見てわかるでしょ?言わせるの?言ってほしいの?聞きたいの?etc.湧いては消える返しの言葉。意を決したくせに、優しくされたい…なんて言い方をしてしまう彼女。楽しげな笑みを浮かべた彼は「悪い子だ……いや、良い子なのかな?」と腰に手を回しキスをした。「じゃあ、優しくさせてもらおうかな」
🍸「えっえっまじでなんでもいーの?!こすぷれえっちとかも許されんの?!」そういうの興味あったの?!と質問に質問で返してしまった。忽ち真っ赤になった彼は「興味ないでーす」と平静を装い返答。あ、これ今日あるやつだ…と察する。「……ずっと俺っちの隣に居てくれる、とか?ン〜ちっげぇなぁ……もっとこうえっちぃの期待してるよね?」期待していないと言えば嘘になるが、別にそういう縛りはない。最終的に彼が提案したのは「俺っちが頑張って…ちゅーで……よ、良くしてあげるので…○○ちゃんは何もしないでいて?」という、それでいいのか的選択だった。けれどこれは第一歩。そろそろ彼にも主導権を握ってほしいもの。
👔「お……俺の代わりに出勤…………いや冗談です」そう言いながら彼は唇を重ねた。甘い声が漏れそうになるほどの熱烈なキス。こんなのは久しぶりだ。酸素を求め肩を叩けば「今のでいいです」と頬を赤らめた。本気で言っているのかと問えば「だって……俺、この先を欲しがるよ?」と言ってのける。別にいいのに、寧ろいいのに。でもそんなこと、はしたないと思われたくないが故、口には出来ない。「それとも……俺に応えてくれる?」気怠げに再び交わったキスは先ほどよりもイヤらしく、支えられていなければ立って居られなかったかもしれない。「ホントに大丈夫?」応えさせる気しか無いくせによく言う。彼の要望に最後まで応えることが出来るかはわからないが、一先ず寝室へと向かった。