#hpmiプラスまとめ
前方からイケメンが!
2019/02/03 17:351️⃣「はいアウトー!今あのイケメン見てたっしょ?こっちのイケメン見てろよなァ!」腕をグッと掴み物陰へ。疑問符を浮かべる彼女へ徐にキスをした。「俺だけ見てろって……小っ恥ずかしいこと言わせんな」頬を赤らめ目を逸らす彼。デートは無事再開。手を掴む力が強いとか、妙に距離が近いとか、不審に思う彼女はやや鈍い。
2️⃣「へー。ああいう男が好みなんだ」ふいっと顔を背け一人で歩を進めて行く彼。人並みに飲まれた彼女は追い付けない。これくらいで怒るかという苛立ちと、置いていかれたことへの哀しみ。涙で視界が滲む。「…何やってんだよ」バツの悪そうな声の主は腕を掴み、人混みから彼女を奪い去った。「ゴメン…ぶっちゃけ嫉妬した」
3️⃣「……趣味悪いですね」あからさまに機嫌を悪くした彼は痛いほどに手を掴み早足で道を行く。立ち止まり腕を振り解けば「さっきの男でも追ったら?」などと妙に刺々しい。後悔と悲しみから涙を浮かべた彼女に問う「…僕でいいの?」。見た目も重要なファクターではあるが、それだけで彼を選んだわけではない。彼女は見つからない解答をキスに変え、喧嘩を有耶無耶なものとした。
🐴「ちょっとここで待ってろ」今の人の事殴る気だ!と全力で止める彼女。その様子を見て愉快になったのか「行かねぇよバーカ」なんて、愉しげに彼は口角を上げた。ムスッとした彼女に場所も構わず口付けし、胸板を押され再び笑う。「これからは余所見なんてすんじゃねぇぞ」彼女はとっくにその真紅の瞳に釘付けだというのに。兄という生き物は、幾つになっても心配性らしい。
🐰「……今の男しょっ引くか」物騒なことを呟く隣の男を見て彼女は微笑む。ありきたりな嫉妬心だとしても、その裏に潜む好意は心地良い。「なにニヤついてんだ」頬を赤く染めた彼は早足で歩き出した。飛びつくように腕に身を預ければ、「貧相なのが当たってんぞ」などと減らず口を叩く。負けじと押し付けるようにする彼女。「……帰るか」途端に真顔となった彼と共に、早々と2人の愛の巣へ引き篭もる。
🐦「小官を隣に置きながら他人に見惚れるなど…余裕だな」頭上からの優しい声に身を強張らせる彼女。見上げれば、予想外の笑顔が目に入る。あっという間に塞がれた唇。往来など気にはしない彼。「……すまない、こういうのは好かんのだったな」少しシュンとした背中を追いかけ、彼女は彼の逞しい腕にしがみつく。「……余所見など出来ぬよう、しっかりと掴まっているといい」柔らな笑顔がパッと咲いた。
🍭「あー!そういうのは〜……めっ!だよぉ!!」立ち塞がる様に躍り出た彼。頬をぷくっと膨らませ、絵に描いたように怒ってみせる。笑顔で謝罪を述べれば「しょうがないなぁ!可愛いから許してあげる!」と大して気にしている素振りは見せない。帰宅後、ソファに転がった彼から不意に発せられた低い声「普通に妬いた」。隣に座る彼女に手を伸ばし、求めるがままにキスをする。「次は……許してあげないから」
📚「ふーん。へぇ。小生とは真逆ですね」涼しい顔で流す彼に“大人”を感じた彼女。帰宅するなり真剣な表情を作った彼は「で。先程の男と小生、何方がお好みなんです?」と問い詰める。思わず吹き出した彼女を不服そうに見つめ、「笑うことないでしょう」と目を背けた。少しでも多く好かれていたい、その一心で再び詰め寄る。壁を背にした彼女の目を見つめ「小生の方がいいですよね?」と唇を塞いだ。例え嘘でも“あっちの方が”とは耳にしたくない。
🎲「たしかに今のはイケメンだったけど…お、俺だってそこそこだろ……」そこそこって、と彼女は笑う。然程見た目に気を使っている素振りはないが、それにしては非常に綺麗な造形だ。“そこそこ”と自ら言うだけある。「…そこそこじゃないよとか、言ってくんねーの?」甘えるような声色に対し、はいはいと窘めるだけの彼女。「なんだよ。ちぇー。俺はお前が世界一可愛いと思ってんのによー」
💉「ふーん。私も髪、切ろうかな」悪戯っぽく妬いてみせる彼。短髪も似合うのだろうが、彼女とて髪の毛の長短で外見の好みを決定しているわけではない。そも、彼が一番だ。身も心も含めて。何を言い出すのかと問えば「冗談だよ」と彼は分かりやすく笑顔を浮かべる。絡めた手をより強く握り合い、特に示し合わせもせず帰路に着いた。「……帰ったら枝毛、切ってくれる?」存外、甘えたがりなのだ。
🍸「は?今余所見した?!俺っちだけ見ててくれなきゃダメ!」ヤンデレを彷彿とさせる言葉に焦り彼を見遣る。ムッとした表情と少しの涙目。謝らなくては忽ち機嫌を損ねるだろう。彼女が謝罪を口にすれば「あ……俺っちこそ…なんかゴメン……」と口籠もりながら彼も応える。「……余所見しちゃやだ」拳を握りながら紡がれた涙交じりの言葉。彼女は頷くほかない。
👔「……こんな男でゴメン」疲れ果てた音が耳に入る。「そりゃ若くて背が高くてカッコいい男の方がいいよな、金も持ってそうだったし………」一人、ネガティヴを吐き出し続ける彼。それに対し、何言ってんのと一蹴する。彼女にとっては彼が一番“カッコいい男”だから。「ほ、ほんとに俺が一番…?じゃあ……キスして?」関係ないじゃん、と思いつつもキスしてしまう彼女。だって一番だから。
2️⃣「へー。ああいう男が好みなんだ」ふいっと顔を背け一人で歩を進めて行く彼。人並みに飲まれた彼女は追い付けない。これくらいで怒るかという苛立ちと、置いていかれたことへの哀しみ。涙で視界が滲む。「…何やってんだよ」バツの悪そうな声の主は腕を掴み、人混みから彼女を奪い去った。「ゴメン…ぶっちゃけ嫉妬した」
3️⃣「……趣味悪いですね」あからさまに機嫌を悪くした彼は痛いほどに手を掴み早足で道を行く。立ち止まり腕を振り解けば「さっきの男でも追ったら?」などと妙に刺々しい。後悔と悲しみから涙を浮かべた彼女に問う「…僕でいいの?」。見た目も重要なファクターではあるが、それだけで彼を選んだわけではない。彼女は見つからない解答をキスに変え、喧嘩を有耶無耶なものとした。
🐴「ちょっとここで待ってろ」今の人の事殴る気だ!と全力で止める彼女。その様子を見て愉快になったのか「行かねぇよバーカ」なんて、愉しげに彼は口角を上げた。ムスッとした彼女に場所も構わず口付けし、胸板を押され再び笑う。「これからは余所見なんてすんじゃねぇぞ」彼女はとっくにその真紅の瞳に釘付けだというのに。兄という生き物は、幾つになっても心配性らしい。
🐰「……今の男しょっ引くか」物騒なことを呟く隣の男を見て彼女は微笑む。ありきたりな嫉妬心だとしても、その裏に潜む好意は心地良い。「なにニヤついてんだ」頬を赤く染めた彼は早足で歩き出した。飛びつくように腕に身を預ければ、「貧相なのが当たってんぞ」などと減らず口を叩く。負けじと押し付けるようにする彼女。「……帰るか」途端に真顔となった彼と共に、早々と2人の愛の巣へ引き篭もる。
🐦「小官を隣に置きながら他人に見惚れるなど…余裕だな」頭上からの優しい声に身を強張らせる彼女。見上げれば、予想外の笑顔が目に入る。あっという間に塞がれた唇。往来など気にはしない彼。「……すまない、こういうのは好かんのだったな」少しシュンとした背中を追いかけ、彼女は彼の逞しい腕にしがみつく。「……余所見など出来ぬよう、しっかりと掴まっているといい」柔らな笑顔がパッと咲いた。
🍭「あー!そういうのは〜……めっ!だよぉ!!」立ち塞がる様に躍り出た彼。頬をぷくっと膨らませ、絵に描いたように怒ってみせる。笑顔で謝罪を述べれば「しょうがないなぁ!可愛いから許してあげる!」と大して気にしている素振りは見せない。帰宅後、ソファに転がった彼から不意に発せられた低い声「普通に妬いた」。隣に座る彼女に手を伸ばし、求めるがままにキスをする。「次は……許してあげないから」
📚「ふーん。へぇ。小生とは真逆ですね」涼しい顔で流す彼に“大人”を感じた彼女。帰宅するなり真剣な表情を作った彼は「で。先程の男と小生、何方がお好みなんです?」と問い詰める。思わず吹き出した彼女を不服そうに見つめ、「笑うことないでしょう」と目を背けた。少しでも多く好かれていたい、その一心で再び詰め寄る。壁を背にした彼女の目を見つめ「小生の方がいいですよね?」と唇を塞いだ。例え嘘でも“あっちの方が”とは耳にしたくない。
🎲「たしかに今のはイケメンだったけど…お、俺だってそこそこだろ……」そこそこって、と彼女は笑う。然程見た目に気を使っている素振りはないが、それにしては非常に綺麗な造形だ。“そこそこ”と自ら言うだけある。「…そこそこじゃないよとか、言ってくんねーの?」甘えるような声色に対し、はいはいと窘めるだけの彼女。「なんだよ。ちぇー。俺はお前が世界一可愛いと思ってんのによー」
💉「ふーん。私も髪、切ろうかな」悪戯っぽく妬いてみせる彼。短髪も似合うのだろうが、彼女とて髪の毛の長短で外見の好みを決定しているわけではない。そも、彼が一番だ。身も心も含めて。何を言い出すのかと問えば「冗談だよ」と彼は分かりやすく笑顔を浮かべる。絡めた手をより強く握り合い、特に示し合わせもせず帰路に着いた。「……帰ったら枝毛、切ってくれる?」存外、甘えたがりなのだ。
🍸「は?今余所見した?!俺っちだけ見ててくれなきゃダメ!」ヤンデレを彷彿とさせる言葉に焦り彼を見遣る。ムッとした表情と少しの涙目。謝らなくては忽ち機嫌を損ねるだろう。彼女が謝罪を口にすれば「あ……俺っちこそ…なんかゴメン……」と口籠もりながら彼も応える。「……余所見しちゃやだ」拳を握りながら紡がれた涙交じりの言葉。彼女は頷くほかない。
👔「……こんな男でゴメン」疲れ果てた音が耳に入る。「そりゃ若くて背が高くてカッコいい男の方がいいよな、金も持ってそうだったし………」一人、ネガティヴを吐き出し続ける彼。それに対し、何言ってんのと一蹴する。彼女にとっては彼が一番“カッコいい男”だから。「ほ、ほんとに俺が一番…?じゃあ……キスして?」関係ないじゃん、と思いつつもキスしてしまう彼女。だって一番だから。