#hpmiプラスまとめ
朝、なかなか起きない彼女
2019/06/01 15:431️⃣「おーい、起きろー。起きないなら……ちゅ、ちゅーすんぞ」本来ならば隣に住むツンデレな幼馴染にでもやられたいところだが、そんなものは当然存在しない。仕方なく自分が彼女にやったからには起きても起きなくてもキスはお見舞いしてやった。「おはよ、遅刻すんぞ」眠たげな彼女の肩を押してリビングへ。せっかくの朝食だ、やはり冷めないうちに食べてもらいたい。2人向かい合い仲良くいただきます。「……こういうの、ちょっと新婚みたいとか思わねー?」自分から述べたくせに、思わず頬を赤らめ見つめ合った。
2️⃣「なあ今日行かねぇの?遅刻じゃね?」控えめに馬乗りになり体を揺する。依然目を覚まそうとしない彼女はうざったい様子で布団を被った。「っおーい!起きろって!」自分とて偶には真面目に登校しようという日に限って彼女は起きない。イラっとして布団を剥ぎ、脇の下に手を入れ忙しなく手を動かす。擽ったさのあまり大笑いしながら目覚めた彼女。「……お、はよ…」手から消えない柔らかな感触。気付いていた彼女の誘うような一言に彼はトイレへ駆け込んだ。「…………っとに!勘弁しろよな!」
3️⃣「起きてください!僕もう家出ちゃいますよ!!」準備は整い、もう家を出る時間。遅刻寸前の彼女を何度も揺り起こす。そも、自身が起きた時間に声を掛けた際には目を覚ましていたではないか。ほわほわとした様子で起き上がった彼女は腕を伸ばし彼を求める。「遅刻ですってば…」そう言いながらも抗えずその腕に応じれば、ぎゅっと抱き締められ逃れられない。彼女は幸せそうに好きやら何やら言っている。「もう……」“可愛いんだから”とは照れが勝り言えないが、高揚した頬は嘘を吐けない。
🐴「俺様としちゃあこのままでもいいんだけどよ。社会人的にアウトなんじゃね?」気怠げにドア脇に立った彼。時計を見れば確かにアウトな時間寸前だ。ゆっくりと近付いてきた彼はベッドに腰を下ろす。「……休んじまえよ」ニヤリと笑い、頬に唇が触れた。彼女も彼女でダメと言いながらも一向に起き上がらない。小さな溜息をひとつ吐き、彼女の身体を起き上がらせる。「甘えんな。マジで行かせねぇぞ」行かせたいのか、行かせたくないのか、彼の中でも踏ん切りが付かない。「……マジで遅刻すんぞ」ならばもう、選択は彼女に委ねてしまおう。
🐰「おい!!起きろ!!!」時計よりも良く通る大きな声。正にスピーカーそのものだ。うるさい…と呟きながらベッドから落ちるようにして目覚める彼女。すぐそこまで来ていた彼は、まだ床に座り込んでいる彼女に舌を捩じ込んだ。「これで我慢してやるから………服着ろ」はだけにはだけた服は意味を成していない。昨晩は何もしていない筈なのに、どうしてこうも乱れるのか。「寝相、悪すぎだろ…」まだ整えていない髪の毛をクシャッとひと掻き。朝から刺激の強いその様相に反応を示した己に「俺もまだまだまだ若いな」と苦々しく呟いた。
🐦目を開けると彫刻のように整った美しい顔が彼女を見つめていた。透き通る瞳を覗き込む。遠くで鳴っているアラームは偶々とはいえ小鳥のさえずり。なんと素晴らしい朝だろう。しかし素晴らしき朝に想いを馳せるのも束の間。「……おはよう、いい朝だな」という言葉と同時に「遅刻だ」と時計を手渡された。大急ぎで支度を終え玄関へ急ぐ。背後からの「忘れ物だ」という声に振り向けば、ふわりと唇が塞がれた。そんな時間は無いにもかかわらず拒むことは出来ない。朝から腰を支えられるほどの熱烈なキスを受け、真っ赤になりながら駅へと走った。
🍭「起ーきーてー!!起きないならぁ…んふふ、何して欲しい?」馬乗りになって頬を突く彼。重くないし痛くもないけれど、朝からこうも纏わりつかれては苛立ちが止まらない。「怒った?」と彼はニッコリ。よく見れば薄っすらと隈がある。そういえば昨夜、締め切りが修羅場とかなんとか言っていたっけ。そもそも寝起きの悪い彼が起こしてくれるということは…やはり眠っていないのだ。寝惚けた頭で理解し優しく抱き締めた。「もー。行かなくていいの?……それともぉ…一緒に居てくれるの?」ぎゅ、と掴まれた服。コツンとぶつかった頭。“一緒に居て?”の一言が言えない彼。「今日、早く帰って来てね?」
📚「大変です○○さん!その時計、壊れているんです!いま昼の……まあ嘘ですけど」飛び起きた彼女を冷静に眺めている彼。まだ起きるには幾分か早いほどだ。ムスッとした顔で見つめていれば「良い目覚めですね」などと彼は笑顔を向けた。まだ早いと告げ彼と共に布団へ倒れ込む。布団なのか彼の温もりなのかわからないが、朝の微睡みは妙に心地良い。腕に抱き着けば「…おやおや〜?朝からお盛んですね?」と愉しげな声が。それはこちらの台詞だと言ってやろうかとも思ったが、一層距離を縮め反応を窺うこととした。「……あの…いえ、なんでも」そう言った彼は腕に力を込め彼女を抱き締めた。
🎲「おーっす!もう起きねえと遅刻だぞー」合鍵を使い元気良く入って来た彼。朝から騒々しいが、確かにそろそろ起きねば危うい時間だ。それでも尚起きない彼女。横に寝転び頬を抓る。「起きねえの?俺とデートする?」「つか上モロ見えだけどいいの?」「おーい。マジで起きろって」それでも起きない彼女に覆い被さり「いいんだな?」と呟きキスをした。気にも留めず眠り続ける自身の彼女。好き勝手することは罪だろうか。「……いや、アウトだよな流石に」胸部に伸ばした腕を引っ込め、頭を掻いて彼女を見下ろす。無防備は罪だ。「………ったくよー、油断しすぎ。ぼちぼち起きろよな」
💉「……そろそろ起きようか」少し早めの時間に目覚め、朝陽を受けながら2人微睡む。眩しい光に目を綻ばせながら唇を重ね身体に触れ合った。こんな朝が毎日続けば良いのに。布団にこもった熱が名残惜しくなかなか起き上がれない2人。「遅刻しちゃうね」そう言いながらも背後から抱き締めて放そうとはしない彼。「……え?放してほしい?ん…もうちょっとだけ、ね?」結局ギリギリまで布団に縛られ、慌てながら準備をした。「早く帰って来るから…早く帰って来て」額にふわりと触れた唇。ぶつかる視線は心なしか淋しく映った。
🍸「はーい!俺っちが寝るからどーいーて!」勢いよく隣に倒れこんで来た彼。ベッドの揺れに驚き飛び起きたが彼であったことに安堵する。「そんなにびっくりした?んじゃあー、毎朝こうする?なんつってー!」2部明けの振り切ったテンションはやや煩わしい。けれど彼とて頑張って来たのだ、抱き締めて頭くらい撫でてあげたい。そしてもちろん、隣に潜り込んで来た彼は添い寝を求めている。潤んだ瞳が彼女を見つめた。「…少しだけ、駄目?」夜とは違えど、NO.1は伊達ではない。満更でもないくせに、彼女は渋々といった様子で唇を落とした。「えっへへ。よく眠れそー…おやすみ」
👔何故かアラームが鳴らず寝坊した彼は騒音を上げながら支度をする。「お、おい!俺もう行くからな!?起きろよ?!」必死の形相、はみ出たシャツ、靡くネクタイは結べていない。「マジで行くからな?!」バタバタとベッドに駆け寄り布団を剥いだ。下着一枚で寝転がる彼女。あ…うん、などと平然と返され赤面。朝からそんな姿を見せられる此方の身にもなってほしい。そも、そんな彼女と先ほどまで眠っていたはずなのだが。更に遡るならば、昨晩眠った時からそのような姿だったはずなのだが。「あ…あ〜〜〜〜!もう!」パニックは爆発、訳もわからないままキスをして駅へと走り出した。「あれもそれもこれも!寝坊したのも!全部俺のせい!」29歳、不摂生。万年寝不足の脚力が火を噴く。
2️⃣「なあ今日行かねぇの?遅刻じゃね?」控えめに馬乗りになり体を揺する。依然目を覚まそうとしない彼女はうざったい様子で布団を被った。「っおーい!起きろって!」自分とて偶には真面目に登校しようという日に限って彼女は起きない。イラっとして布団を剥ぎ、脇の下に手を入れ忙しなく手を動かす。擽ったさのあまり大笑いしながら目覚めた彼女。「……お、はよ…」手から消えない柔らかな感触。気付いていた彼女の誘うような一言に彼はトイレへ駆け込んだ。「…………っとに!勘弁しろよな!」
3️⃣「起きてください!僕もう家出ちゃいますよ!!」準備は整い、もう家を出る時間。遅刻寸前の彼女を何度も揺り起こす。そも、自身が起きた時間に声を掛けた際には目を覚ましていたではないか。ほわほわとした様子で起き上がった彼女は腕を伸ばし彼を求める。「遅刻ですってば…」そう言いながらも抗えずその腕に応じれば、ぎゅっと抱き締められ逃れられない。彼女は幸せそうに好きやら何やら言っている。「もう……」“可愛いんだから”とは照れが勝り言えないが、高揚した頬は嘘を吐けない。
🐴「俺様としちゃあこのままでもいいんだけどよ。社会人的にアウトなんじゃね?」気怠げにドア脇に立った彼。時計を見れば確かにアウトな時間寸前だ。ゆっくりと近付いてきた彼はベッドに腰を下ろす。「……休んじまえよ」ニヤリと笑い、頬に唇が触れた。彼女も彼女でダメと言いながらも一向に起き上がらない。小さな溜息をひとつ吐き、彼女の身体を起き上がらせる。「甘えんな。マジで行かせねぇぞ」行かせたいのか、行かせたくないのか、彼の中でも踏ん切りが付かない。「……マジで遅刻すんぞ」ならばもう、選択は彼女に委ねてしまおう。
🐰「おい!!起きろ!!!」時計よりも良く通る大きな声。正にスピーカーそのものだ。うるさい…と呟きながらベッドから落ちるようにして目覚める彼女。すぐそこまで来ていた彼は、まだ床に座り込んでいる彼女に舌を捩じ込んだ。「これで我慢してやるから………服着ろ」はだけにはだけた服は意味を成していない。昨晩は何もしていない筈なのに、どうしてこうも乱れるのか。「寝相、悪すぎだろ…」まだ整えていない髪の毛をクシャッとひと掻き。朝から刺激の強いその様相に反応を示した己に「俺もまだまだまだ若いな」と苦々しく呟いた。
🐦目を開けると彫刻のように整った美しい顔が彼女を見つめていた。透き通る瞳を覗き込む。遠くで鳴っているアラームは偶々とはいえ小鳥のさえずり。なんと素晴らしい朝だろう。しかし素晴らしき朝に想いを馳せるのも束の間。「……おはよう、いい朝だな」という言葉と同時に「遅刻だ」と時計を手渡された。大急ぎで支度を終え玄関へ急ぐ。背後からの「忘れ物だ」という声に振り向けば、ふわりと唇が塞がれた。そんな時間は無いにもかかわらず拒むことは出来ない。朝から腰を支えられるほどの熱烈なキスを受け、真っ赤になりながら駅へと走った。
🍭「起ーきーてー!!起きないならぁ…んふふ、何して欲しい?」馬乗りになって頬を突く彼。重くないし痛くもないけれど、朝からこうも纏わりつかれては苛立ちが止まらない。「怒った?」と彼はニッコリ。よく見れば薄っすらと隈がある。そういえば昨夜、締め切りが修羅場とかなんとか言っていたっけ。そもそも寝起きの悪い彼が起こしてくれるということは…やはり眠っていないのだ。寝惚けた頭で理解し優しく抱き締めた。「もー。行かなくていいの?……それともぉ…一緒に居てくれるの?」ぎゅ、と掴まれた服。コツンとぶつかった頭。“一緒に居て?”の一言が言えない彼。「今日、早く帰って来てね?」
📚「大変です○○さん!その時計、壊れているんです!いま昼の……まあ嘘ですけど」飛び起きた彼女を冷静に眺めている彼。まだ起きるには幾分か早いほどだ。ムスッとした顔で見つめていれば「良い目覚めですね」などと彼は笑顔を向けた。まだ早いと告げ彼と共に布団へ倒れ込む。布団なのか彼の温もりなのかわからないが、朝の微睡みは妙に心地良い。腕に抱き着けば「…おやおや〜?朝からお盛んですね?」と愉しげな声が。それはこちらの台詞だと言ってやろうかとも思ったが、一層距離を縮め反応を窺うこととした。「……あの…いえ、なんでも」そう言った彼は腕に力を込め彼女を抱き締めた。
🎲「おーっす!もう起きねえと遅刻だぞー」合鍵を使い元気良く入って来た彼。朝から騒々しいが、確かにそろそろ起きねば危うい時間だ。それでも尚起きない彼女。横に寝転び頬を抓る。「起きねえの?俺とデートする?」「つか上モロ見えだけどいいの?」「おーい。マジで起きろって」それでも起きない彼女に覆い被さり「いいんだな?」と呟きキスをした。気にも留めず眠り続ける自身の彼女。好き勝手することは罪だろうか。「……いや、アウトだよな流石に」胸部に伸ばした腕を引っ込め、頭を掻いて彼女を見下ろす。無防備は罪だ。「………ったくよー、油断しすぎ。ぼちぼち起きろよな」
💉「……そろそろ起きようか」少し早めの時間に目覚め、朝陽を受けながら2人微睡む。眩しい光に目を綻ばせながら唇を重ね身体に触れ合った。こんな朝が毎日続けば良いのに。布団にこもった熱が名残惜しくなかなか起き上がれない2人。「遅刻しちゃうね」そう言いながらも背後から抱き締めて放そうとはしない彼。「……え?放してほしい?ん…もうちょっとだけ、ね?」結局ギリギリまで布団に縛られ、慌てながら準備をした。「早く帰って来るから…早く帰って来て」額にふわりと触れた唇。ぶつかる視線は心なしか淋しく映った。
🍸「はーい!俺っちが寝るからどーいーて!」勢いよく隣に倒れこんで来た彼。ベッドの揺れに驚き飛び起きたが彼であったことに安堵する。「そんなにびっくりした?んじゃあー、毎朝こうする?なんつってー!」2部明けの振り切ったテンションはやや煩わしい。けれど彼とて頑張って来たのだ、抱き締めて頭くらい撫でてあげたい。そしてもちろん、隣に潜り込んで来た彼は添い寝を求めている。潤んだ瞳が彼女を見つめた。「…少しだけ、駄目?」夜とは違えど、NO.1は伊達ではない。満更でもないくせに、彼女は渋々といった様子で唇を落とした。「えっへへ。よく眠れそー…おやすみ」
👔何故かアラームが鳴らず寝坊した彼は騒音を上げながら支度をする。「お、おい!俺もう行くからな!?起きろよ?!」必死の形相、はみ出たシャツ、靡くネクタイは結べていない。「マジで行くからな?!」バタバタとベッドに駆け寄り布団を剥いだ。下着一枚で寝転がる彼女。あ…うん、などと平然と返され赤面。朝からそんな姿を見せられる此方の身にもなってほしい。そも、そんな彼女と先ほどまで眠っていたはずなのだが。更に遡るならば、昨晩眠った時からそのような姿だったはずなのだが。「あ…あ〜〜〜〜!もう!」パニックは爆発、訳もわからないままキスをして駅へと走り出した。「あれもそれもこれも!寝坊したのも!全部俺のせい!」29歳、不摂生。万年寝不足の脚力が火を噴く。