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#hpmiプラスまとめ

彼女の命日

2019/06/01 15:41
1️⃣「元気でやってるか?」花束を持って墓参り。「って、元気ではねーか。ハハ!」ご両親に会って挨拶して、こんな形の挨拶のはずじゃなかったのにな…と胸を痛める。

2️⃣墓参りして思い出の場所を巡る。2人で行った遊園地をぼんやり歩き「なんで俺、こんなとこに一人で来てんだろ」。自嘲的な笑みを浮かべ「つまんなかったー」と帰宅する。

3️⃣ヘッドフォンで音楽を聴いて彼女に想いを馳せる。この曲、2人で聴いたな…とか思い出してちょっと涙。平日なら学校は休む。休日でも家から出ない。


🐴日中は普段通り過ごす。夜は盃を2つ用意して一人酒。「ったくよー、俺様の事を1人にするなんて、いい度胸してるよなぁオイ」珍しく深酒して翌日はやる気が出ない。

🐰プロポーズに使う予定だったホテルに泊まる。レストランで一人ディナーを済ませ部屋へ。「勿体ねぇ奴。こんな良い場所用意してたんだぞ」ベッドに寝転び天井を見上げ、スーツのまま寝てしまう。翌朝「勿体ねぇ事した…」。

🐦山頂にテントを張り星を眺める。地面に寝転び空を見上げ「美しい」と一人呟く。この景色を見せたかった、そう考えながら少しだけ涙を零し、大きく伸びをしてテントの中へ。


🍭いつもカラフルなのに黒色コーデ。何も知らないスタッフに問われ「そんな日もあるじゃん?」。ぼんやりと過去を思い出して仕事が手に付かず墓参りへ。「ねぇ、お前がいないとつまんない」

📚当てもなく散歩。茶屋で一服したり、本屋にふらっと立ち寄ってみたり。先々で見付けた彼女の喜びそうな物を持ってお墓へ。流石に全部供えるわけにはいかないので花だけ。「欲しいですか?あげませんよ。これは小生の物です」

🎲考えたくないからパチンコ屋に引きこもる。周りの騒音は考え事を掻き消すには寧ろちょうど良い。こんな日に限って大当たり。帰り道にお墓へ。「やっぱお前って、勝利の女神なんじゃね?」


💉花を買ってきて活ける。「君好みだろう?」彼女のお気に入りの花瓶を窓辺へ。朝陽を受ける水の眩しさか、目を細めずにはいられない。「おはよう。今日は良い日にしようね」

🍸グラスを2つ用意し、高いシャンパンを開ける。「こんなん飲んだことないっしょ?すっげーイイヤツなんだよ?」ベランダに椅子を並べて独り言。「俺っち強いから…君がいなくてもダイジョーブだよ」

👔「俺も早くそっちに行きたい、なんて不謹慎か」墓参り。微笑みながらお墓に話しかける。「俺…仕事辞めてないよ。偉くない?……そっち行くにはまだちょっと時間かかるわ」

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