『完璧』な時生
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時生と寧子は志望傾向が似ているらしく、各企業の説明会、一次面接、グループワーク……行く先々で顔を突き合わせることが多かった。
ライバル、というより、同じ目標に向かって進む戦友のような、そんな意識がなんとなくあったように思う。
連絡先を交換するわけでも、応募先企業以外で会うわけでもなかったはずなのに、妙な連帯感すらあった。
決め手となったのは、一次面接後のグループディスカッション。
ガチガチの寧子は保守的な意見を述べ、企業担当者を安心させようとした。
一方で時生は、その場の全員の意見をまとめ、この会議全体の流れを完全に掌握した。
寧子は、負けた、と思った。
時生は、完璧すぎた。
敗北感とともに、いや、それ以上に、尊敬の念が大きかった。
きっと、この人には敵わない。
けど、もし。
もし、この人と同じ会社に入れたら……。
時生のリクルートスーツの背中を見つめるだけの寧子は、きゅっと拳を握り締めるのみだった。
ライバル、というより、同じ目標に向かって進む戦友のような、そんな意識がなんとなくあったように思う。
連絡先を交換するわけでも、応募先企業以外で会うわけでもなかったはずなのに、妙な連帯感すらあった。
決め手となったのは、一次面接後のグループディスカッション。
ガチガチの寧子は保守的な意見を述べ、企業担当者を安心させようとした。
一方で時生は、その場の全員の意見をまとめ、この会議全体の流れを完全に掌握した。
寧子は、負けた、と思った。
時生は、完璧すぎた。
敗北感とともに、いや、それ以上に、尊敬の念が大きかった。
きっと、この人には敵わない。
けど、もし。
もし、この人と同じ会社に入れたら……。
時生のリクルートスーツの背中を見つめるだけの寧子は、きゅっと拳を握り締めるのみだった。