第一章
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第一章 第9話 距離と差
千晶から告白し、羽翔から申し込んだ交際は、順風満帆とはいかなかった。
『……の、世界最高記録を打ち出した、最年少金メダ…』
〈ピンポーン!〉
「黒田こはく!」
〈ピンポンピンポン!〉
『正解! またしても千晶だーーー!!!』
現役女子高生クイズ王として、勉強、テレビ番組の収録、と忙しない日々を送る千晶。
一定の公休以外ろくに連絡をとれず、「管理」された日常を送り、自由の少ない羽翔。
それ以前に、片道4時間の物理的距離が大きな障壁となっていた。
テレビ出演のギャラがそこそこいいというのもあるが、横浜市内にある実家が開業医ということもあり、経済的には裕福なほうだという千晶。
広島行き往復の交通費は気にしないで、と言うが、さすがに往復8時間は身体的にも負担がかかりそうだ。
それに、
『そんなにかかるの?』
「うん、だから少なくとも12月まで会えない。……ごめん。」
『しょうがないよ、それがお仕事なんだから。』
長期の潜水艦任務が入ると、その間地上の空気に触れることはない。情報漏洩防止のため、私物のケータイの持ち込みすら制限され、外部との接点が断ち切られる。
会うどころか、連絡すら、できない。
ソナーマンとして働く羽翔の宿命でもあった。
千晶……会いたい……。
健気な彼女への想いは、膨らんでいくばかりの羽翔だった。
一方で
「ねえ! 千晶。千晶ってば!」
「なに。」
千晶が通う都内の進学校。クラスで一番おしゃべりな女子生徒が話しかけてきた。
「千晶さ最近彼氏できたでしょ?」
「ええ? な・なななんで?」
「あーやっぱり! 千晶ってほんと隠し事が苦手だよね。」
「ええー? 何も、言ってないけど?!」
「うわ、動揺してる動揺してる。」
「してない!」
「そーゆーとこ! テレビでも結構イジられてるよね可愛いッ。」
「番組の感想なら後で聞くよッ。」
「ちょっと待って、ねえ、どんな人?」
「何が?」
「カ・レ・シ❤︎」
「しつこーいッ!」
「わは、こりゃスクープかもねッ!」
校内ではすっかり有名人となった千晶だったが、その私生活はクラスメイトにも謎が多かった。
一年のとき喧嘩するほど仲が良かった男子生徒に告白して玉砕した、なんて噂がスキャンダラスに校内を駆け巡って以降、千晶は私生活をみだりに話すことをやめた。
羽翔のことも、隠し通してやろうと心に決めていた。
「ねえ今朝のニュース見た? 芸人のPやんが女子高生と『密会』だって!」
「見た見たー。なんか意外だよねー。」
何気ない、教室内での井戸端。
「Pやんっていくつ?」
「30とかそれくらいでしょ?」
「オジサンじゃん。」
否応なく千晶の耳にも入ってくる。
「女子高生っていくつ?」
「年齢までは伏せられてたけど、まああたしらと同い年くらいってことよね。」
「うえーまじか。どんなシュミしてんだろ。」
「マジキモ。」
ぴくん。
絶ッッッ対、隠し通す。
固い決意を胸に秘めた千晶のケータイには、みやじマリン水族館のステッカーが貼られていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
貴重なヒロインによるモノローグ。
貴重な?……夢小説、だよね?(困惑)
全編通してほぼほぼ羽翔さん「が」主役です。
(♪)”Cross in the shadow
あなた以外は愛せない
Cross in the shadow
遠い記憶に眠る十字架”
本田美奈子 - the Cross 愛の十字架 詞:Gary Moore 日本語詞:秋元康 1986
公開日:7月31日は本田美奈子.さんの誕生日。
千晶から告白し、羽翔から申し込んだ交際は、順風満帆とはいかなかった。
『……の、世界最高記録を打ち出した、最年少金メダ…』
〈ピンポーン!〉
「黒田こはく!」
〈ピンポンピンポン!〉
『正解! またしても千晶だーーー!!!』
現役女子高生クイズ王として、勉強、テレビ番組の収録、と忙しない日々を送る千晶。
一定の公休以外ろくに連絡をとれず、「管理」された日常を送り、自由の少ない羽翔。
それ以前に、片道4時間の物理的距離が大きな障壁となっていた。
テレビ出演のギャラがそこそこいいというのもあるが、横浜市内にある実家が開業医ということもあり、経済的には裕福なほうだという千晶。
広島行き往復の交通費は気にしないで、と言うが、さすがに往復8時間は身体的にも負担がかかりそうだ。
それに、
『そんなにかかるの?』
「うん、だから少なくとも12月まで会えない。……ごめん。」
『しょうがないよ、それがお仕事なんだから。』
長期の潜水艦任務が入ると、その間地上の空気に触れることはない。情報漏洩防止のため、私物のケータイの持ち込みすら制限され、外部との接点が断ち切られる。
会うどころか、連絡すら、できない。
ソナーマンとして働く羽翔の宿命でもあった。
千晶……会いたい……。
健気な彼女への想いは、膨らんでいくばかりの羽翔だった。
一方で
「ねえ! 千晶。千晶ってば!」
「なに。」
千晶が通う都内の進学校。クラスで一番おしゃべりな女子生徒が話しかけてきた。
「千晶さ最近彼氏できたでしょ?」
「ええ? な・なななんで?」
「あーやっぱり! 千晶ってほんと隠し事が苦手だよね。」
「ええー? 何も、言ってないけど?!」
「うわ、動揺してる動揺してる。」
「してない!」
「そーゆーとこ! テレビでも結構イジられてるよね可愛いッ。」
「番組の感想なら後で聞くよッ。」
「ちょっと待って、ねえ、どんな人?」
「何が?」
「カ・レ・シ❤︎」
「しつこーいッ!」
「わは、こりゃスクープかもねッ!」
校内ではすっかり有名人となった千晶だったが、その私生活はクラスメイトにも謎が多かった。
一年のとき喧嘩するほど仲が良かった男子生徒に告白して玉砕した、なんて噂がスキャンダラスに校内を駆け巡って以降、千晶は私生活をみだりに話すことをやめた。
羽翔のことも、隠し通してやろうと心に決めていた。
「ねえ今朝のニュース見た? 芸人のPやんが女子高生と『密会』だって!」
「見た見たー。なんか意外だよねー。」
何気ない、教室内での井戸端。
「Pやんっていくつ?」
「30とかそれくらいでしょ?」
「オジサンじゃん。」
否応なく千晶の耳にも入ってくる。
「女子高生っていくつ?」
「年齢までは伏せられてたけど、まああたしらと同い年くらいってことよね。」
「うえーまじか。どんなシュミしてんだろ。」
「マジキモ。」
ぴくん。
絶ッッッ対、隠し通す。
固い決意を胸に秘めた千晶のケータイには、みやじマリン水族館のステッカーが貼られていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
貴重なヒロインによるモノローグ。
貴重な?……夢小説、だよね?(困惑)
全編通してほぼほぼ羽翔さん「が」主役です。
(♪)”Cross in the shadow
あなた以外は愛せない
Cross in the shadow
遠い記憶に眠る十字架”
本田美奈子 - the Cross 愛の十字架 詞:Gary Moore 日本語詞:秋元康 1986
公開日:7月31日は本田美奈子.さんの誕生日。
