第四章(羽翔さんの育児奮闘記)
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第四章 第12話 医官
千晶の決断は、早かった。
その夏、海上自衛隊の第二回医官募集の案内が出ていたのを見るや、千晶はすぐに志願票を送った。
試験のある十一月の平日を早い段階で有休申請し、試験対策をも始めていた。
「ねえ、本気……なの…?」
「うん。」
千晶の意志を止めることは、僕にはできなかった。
このとき僕は、千晶を止めるべきだった。
翌年。
晴れて医科幹部自衛官になった千晶を、海上自衛隊横須賀基地は歓迎した。
同じ日、僕はまた昇任した。
その日から、僕は千晶と共に同じ職場へ出勤することになった。
「あっ、これがいわゆる、同伴出勤ってやつ?」
「恥ずかしいことを、そんな大声で。」
「いーじゃーん。」
千晶はとことん嬉しそうだった。
照れながらも、僕も、実は、嬉しかった。複雑な思いをかかえながら。
「もうすぐ4歳かあ。できることもどんどん増えてくね。」
膝を折り、娘の目線で羽翔は、目を細めて言った。
「お着替えもひとりでできるし、時間のこともだいぶわかるようになったのよ。」
娘の送り迎えをしている義母は、逐一報告してくれていた。
「すごいなあ。さすが幼稚園児。」
「スイちゃんできるこ、なんだよ。」
本人は得意げに、言った。
「うんうん。」
愛おしげに、羽翔はその丸い頭を撫でる。
娘の純真無垢な姿は、羽翔の鬱々とした気分を晴らしてくれるのだった。
それは出会って間もない頃の千晶に感じていたものとどことなく似ていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
先へ進む千晶、追いかける羽翔。
第一章第1話からの大きなテーマです。
【警告】羽翔さんの育児奮闘記だけを楽しみにしていた方は、ここで終了です。心が痛くなるのが嫌な方は、この先を読まないでください。かなりシリアスな展開になります。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
この先、閲覧パスワードを設けます。
ラスト3話すべて共通です。
パスワードは
serious
千晶の決断は、早かった。
その夏、海上自衛隊の第二回医官募集の案内が出ていたのを見るや、千晶はすぐに志願票を送った。
試験のある十一月の平日を早い段階で有休申請し、試験対策をも始めていた。
「ねえ、本気……なの…?」
「うん。」
千晶の意志を止めることは、僕にはできなかった。
このとき僕は、千晶を止めるべきだった。
翌年。
晴れて医科幹部自衛官になった千晶を、海上自衛隊横須賀基地は歓迎した。
同じ日、僕はまた昇任した。
その日から、僕は千晶と共に同じ職場へ出勤することになった。
「あっ、これがいわゆる、同伴出勤ってやつ?」
「恥ずかしいことを、そんな大声で。」
「いーじゃーん。」
千晶はとことん嬉しそうだった。
照れながらも、僕も、実は、嬉しかった。複雑な思いをかかえながら。
「もうすぐ4歳かあ。できることもどんどん増えてくね。」
膝を折り、娘の目線で羽翔は、目を細めて言った。
「お着替えもひとりでできるし、時間のこともだいぶわかるようになったのよ。」
娘の送り迎えをしている義母は、逐一報告してくれていた。
「すごいなあ。さすが幼稚園児。」
「スイちゃんできるこ、なんだよ。」
本人は得意げに、言った。
「うんうん。」
愛おしげに、羽翔はその丸い頭を撫でる。
娘の純真無垢な姿は、羽翔の鬱々とした気分を晴らしてくれるのだった。
それは出会って間もない頃の千晶に感じていたものとどことなく似ていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
先へ進む千晶、追いかける羽翔。
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