第一章
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第一章 第5話 海自の日常
海自の行動は、制限されている。
早朝の起床から、夜まで、徹底的に管理され、夜の自由時間でさえほんの少ししかない。
更に潜水艦に乗り込んでしまえば数十日から数ヶ月間は外の空気に触れることはない。そんな出航は不定期で年に数回ある。
事前に申請を出せば外泊つきの休暇を取得できるとはいえ、頻繁に取得できるものでもなかった。
公休も基本は基地から離れすぎない場所(有事の時にすぐ戻れる距離)までしか行けないという縛りがある。
呉基地に在籍している西園寺羽翔も例外ではない。
早朝6時。独身寮。
アラーム音とともに一斉に起床し、瞬きする間に制服に着替える隊員たち。羽翔の姿もあった。
駆け足で朝の訓練に向かい、味を感じる間もなく朝食をかき込み、忙しなくそれぞれの業務に就く。
運航が無い日は、訓練と艦内の設備点検が主な業務となっている。
(ここで海自の日常ダイジェスト)
一日を終え、シャワーを秒で済まし、ようやく訪れる僅かな自由時間。
〈千晶から未読メッセージ〉
羽翔の顔が紅潮する。
『お疲れさま。
今日抜き打ちテストだったんだけど余裕だったよ!』
『すごいね。千晶はいつも勉強してるからえらいな』
『全然まだまだ!
もっと頑張ります!』
『うん。頑張って』
(喜ぶスタンプ)
羽翔の顔もほころぶ。
『じゃあ、おやすみ』
『今日もこれで終わり?』
『うん。自由時間は短いんだ。ごめんね』
「消灯時間だぞー!」
ああ…
『うん
ありがとう』
慌てて顔文字のスタンプを送信して、ケータイを片付ける。
次の瞬間、部屋全体が暗転。大人しく寝ることしかできない。
毛布を掛け、体を横に向け、目を閉じる。
(千晶…)
海自の自由時間は、短い。
そんなこんなで、あれから一ヶ月。
日曜日、広島駅。
10:42を示す時計の下に、羽翔はいた。
遠くに聞こえる新幹線の停車音。数え切れぬ人々の足音の中、ただ一つ、軽快に走るパンプスがあった。改札を抜け、方向を変え、足早にこちらに近づいてくるごとに、羽翔の鼓動は高鳴っていった。
「羽翔!」
見なくてもわかる。その声の主の名は
「千晶!」
笑みを浮かべる羽翔の目の前に、彼女は舞い降りた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
新幹線のダイヤは2024年現在のものを参考にしていますが、この舞台はそれよりちょっと前、ってことになっています。
本物の海上自衛隊の方からツッコミきたらどうしよう(全部想像で書いてる)
海自の行動は、制限されている。
早朝の起床から、夜まで、徹底的に管理され、夜の自由時間でさえほんの少ししかない。
更に潜水艦に乗り込んでしまえば数十日から数ヶ月間は外の空気に触れることはない。そんな出航は不定期で年に数回ある。
事前に申請を出せば外泊つきの休暇を取得できるとはいえ、頻繁に取得できるものでもなかった。
公休も基本は基地から離れすぎない場所(有事の時にすぐ戻れる距離)までしか行けないという縛りがある。
呉基地に在籍している西園寺羽翔も例外ではない。
早朝6時。独身寮。
アラーム音とともに一斉に起床し、瞬きする間に制服に着替える隊員たち。羽翔の姿もあった。
駆け足で朝の訓練に向かい、味を感じる間もなく朝食をかき込み、忙しなくそれぞれの業務に就く。
運航が無い日は、訓練と艦内の設備点検が主な業務となっている。
(ここで海自の日常ダイジェスト)
一日を終え、シャワーを秒で済まし、ようやく訪れる僅かな自由時間。
〈千晶から未読メッセージ〉
羽翔の顔が紅潮する。
『お疲れさま。
今日抜き打ちテストだったんだけど余裕だったよ!』
『すごいね。千晶はいつも勉強してるからえらいな』
『全然まだまだ!
もっと頑張ります!』
『うん。頑張って』
(喜ぶスタンプ)
羽翔の顔もほころぶ。
『じゃあ、おやすみ』
『今日もこれで終わり?』
『うん。自由時間は短いんだ。ごめんね』
「消灯時間だぞー!」
ああ…
『うん
ありがとう』
慌てて顔文字のスタンプを送信して、ケータイを片付ける。
次の瞬間、部屋全体が暗転。大人しく寝ることしかできない。
毛布を掛け、体を横に向け、目を閉じる。
(千晶…)
海自の自由時間は、短い。
そんなこんなで、あれから一ヶ月。
日曜日、広島駅。
10:42を示す時計の下に、羽翔はいた。
遠くに聞こえる新幹線の停車音。数え切れぬ人々の足音の中、ただ一つ、軽快に走るパンプスがあった。改札を抜け、方向を変え、足早にこちらに近づいてくるごとに、羽翔の鼓動は高鳴っていった。
「羽翔!」
見なくてもわかる。その声の主の名は
「千晶!」
笑みを浮かべる羽翔の目の前に、彼女は舞い降りた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
新幹線のダイヤは2024年現在のものを参考にしていますが、この舞台はそれよりちょっと前、ってことになっています。
本物の海上自衛隊の方からツッコミきたらどうしよう(全部想像で書いてる)
