第三章(芸能編+クロルリ)
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第三章 第5話 電話番
「はい、ディア・ストーン・プロダクションです。」
ルリが取った電話は、クイズ番組への千晶の出演オファーだった。
ディア・ストーン・プロダクションという社名を思いついたのも、クロムだった。
瑠璃子の【瑠璃】が宝石であることから、英語がそんなに得意でないクロムなりに考えた名前。
Dear=「親愛なる」
「親愛なる」「ルリ」のための「製作所」という意味にしたかったのかもしれない。
……愛だね。
因みに、事務所の表に掲げられたメタルのプレートは、工作好きなクロムの手作りである。
ルリのために設立した芸能事務所とはいえ、演劇一本のルリだけでは───干されたも同然の演劇界では───やっていけない。
黒田のコネで、地田駿(ちた・しゅん)がスカウトマンとして入社。事務所の守備範囲を拡げるために、テレビ局等に乗り込み、フリーのタレントを引きこもうと躍起になる。
千晶が高校生クイズ女王としてテレビに出てた頃、あの千晶でさえドン引きしたあの男である。
そのねちっこい営業がとにかく不評で、「ルリのイメージを悪くするな」と黒田に怒られ、解雇同然で去ったのである。
結局、新たなタレントを引き込むことはかなわず、経営は暗礁に乗り上げていた。
ちょうど同時期、泣く泣く引退を決めたこはくに声をかけ、タレントにコンバートさせることをやはり幼馴染みのクロムが提案。バラエティ番組への進出で波に乗ろうとする。
地田のことがすっかり忘れ去られた頃、仕事が無く事務所で電話番をしていたルリは、「割のいいバイト探し中の」千晶からの電話を受けたのだった。
ルリのために始めた事務所だったが、実質的稼ぎ頭はこはく。そして千晶が加入した今、その主軸は彼女に移行しようとしている。
演劇の仕事が今日こそは来ないかと、ひとり、事務所で電話番をするルリの姿があった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ルリ、切ない。
ルリが主役の回でした。
(♪)
"声があるなら
耳があるなら
ペンがあるなら"
YeYe - Catch Her 詞:YeYe (2020)
「はい、ディア・ストーン・プロダクションです。」
ルリが取った電話は、クイズ番組への千晶の出演オファーだった。
ディア・ストーン・プロダクションという社名を思いついたのも、クロムだった。
瑠璃子の【瑠璃】が宝石であることから、英語がそんなに得意でないクロムなりに考えた名前。
Dear=「親愛なる」
「親愛なる」「ルリ」のための「製作所」という意味にしたかったのかもしれない。
……愛だね。
因みに、事務所の表に掲げられたメタルのプレートは、工作好きなクロムの手作りである。
ルリのために設立した芸能事務所とはいえ、演劇一本のルリだけでは───干されたも同然の演劇界では───やっていけない。
黒田のコネで、地田駿(ちた・しゅん)がスカウトマンとして入社。事務所の守備範囲を拡げるために、テレビ局等に乗り込み、フリーのタレントを引きこもうと躍起になる。
千晶が高校生クイズ女王としてテレビに出てた頃、あの千晶でさえドン引きしたあの男である。
そのねちっこい営業がとにかく不評で、「ルリのイメージを悪くするな」と黒田に怒られ、解雇同然で去ったのである。
結局、新たなタレントを引き込むことはかなわず、経営は暗礁に乗り上げていた。
ちょうど同時期、泣く泣く引退を決めたこはくに声をかけ、タレントにコンバートさせることをやはり幼馴染みのクロムが提案。バラエティ番組への進出で波に乗ろうとする。
地田のことがすっかり忘れ去られた頃、仕事が無く事務所で電話番をしていたルリは、「割のいいバイト探し中の」千晶からの電話を受けたのだった。
ルリのために始めた事務所だったが、実質的稼ぎ頭はこはく。そして千晶が加入した今、その主軸は彼女に移行しようとしている。
演劇の仕事が今日こそは来ないかと、ひとり、事務所で電話番をするルリの姿があった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ルリ、切ない。
ルリが主役の回でした。
(♪)
"声があるなら
耳があるなら
ペンがあるなら"
YeYe - Catch Her 詞:YeYe (2020)
