第三章(芸能編+クロルリ)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
第三章 第4話 公認
『…なので、そこの気圧が950hPa位だったとしても、隣にもっと低い気圧の塊があれば、相対的にそこは高気圧となります。』
『相対性、がカギなんですね。』
『そういうことです。』
『相対性…また難しい言葉が出てきたぞ。』
日曜日。
録画された千晶の出演番組を見に、羽翔は千晶の実家を訪れていた。
にこにこと茶菓子を差し出す千晶母と、それを受け取るガチガチに緊張した羽翔の姿があった。
「あわよくばこのまま話題を水圧にもっていって、潜水艦の話とかしてみたかったんだけどね。台本に無いことは、基本カットなんだ。」
ちょっと悔しそうに、隣で千晶が笑っている。
「千晶が語る潜水艦の話、聞いてみたいな。」
「いつでも語るよ? 本職には笑われるかもしれないけど。」
「笑わないよ。」
優しい微笑みを向けた。
「ふふ、本当にラブラブね。」
父親は地方の学会に出席するため夜まで不在。
この日においでよ、と誘ったのはやはり千晶だった。
乗換駅の横浜で一旦待ち合わせ、千晶に同行する形で向かった。
スーツ姿に横須賀の手土産を携えた羽翔を招き入れた千晶母は、終始ご機嫌だった。
「千晶がお世話になっております。」
「あ、いえ、千晶さんとは……その、仲良くさせてもらっていて……。」
普段はそつなく話せる筈の羽翔が、緊張で言葉にならない。
「こんなじゃじゃ馬でも、すんなり受け入れてくれる人、なんだよ。」
千晶、自覚はしている。
「本当に。千晶が相手だと苦労するでしょう。」
「いえ、そんな! 千晶さんは、本当に賢くて、行動力があって、魅力的で…。」
顔を赤らめながら、帽子を深くかぶる羽翔。
「うわあベタ褒め!」
ノロケ!
「そんな貴方は、自衛官、なんですってね。」
自衛官、のところが妙に強調されていた気がするが。
「はいっ。一応、幹部候補です。」
そう言うと同時に海自独自のコンパクトな敬礼をする羽翔に、千晶母はたいそう喜んだ。
……さては自衛隊のファンだな……?
かくして、羽翔は千晶母公認となった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
公認おめでとうございます。(敬礼)
ガチガチに緊張する羽翔さん可愛い。
(♪)
"And he told us of his life
In the land of submarines"
the Beatles - Yellow Submarine 詞:Lennon-McCartney 『Eleanor Rigby』(1966)
『…なので、そこの気圧が950hPa位だったとしても、隣にもっと低い気圧の塊があれば、相対的にそこは高気圧となります。』
『相対性、がカギなんですね。』
『そういうことです。』
『相対性…また難しい言葉が出てきたぞ。』
日曜日。
録画された千晶の出演番組を見に、羽翔は千晶の実家を訪れていた。
にこにこと茶菓子を差し出す千晶母と、それを受け取るガチガチに緊張した羽翔の姿があった。
「あわよくばこのまま話題を水圧にもっていって、潜水艦の話とかしてみたかったんだけどね。台本に無いことは、基本カットなんだ。」
ちょっと悔しそうに、隣で千晶が笑っている。
「千晶が語る潜水艦の話、聞いてみたいな。」
「いつでも語るよ? 本職には笑われるかもしれないけど。」
「笑わないよ。」
優しい微笑みを向けた。
「ふふ、本当にラブラブね。」
父親は地方の学会に出席するため夜まで不在。
この日においでよ、と誘ったのはやはり千晶だった。
乗換駅の横浜で一旦待ち合わせ、千晶に同行する形で向かった。
スーツ姿に横須賀の手土産を携えた羽翔を招き入れた千晶母は、終始ご機嫌だった。
「千晶がお世話になっております。」
「あ、いえ、千晶さんとは……その、仲良くさせてもらっていて……。」
普段はそつなく話せる筈の羽翔が、緊張で言葉にならない。
「こんなじゃじゃ馬でも、すんなり受け入れてくれる人、なんだよ。」
千晶、自覚はしている。
「本当に。千晶が相手だと苦労するでしょう。」
「いえ、そんな! 千晶さんは、本当に賢くて、行動力があって、魅力的で…。」
顔を赤らめながら、帽子を深くかぶる羽翔。
「うわあベタ褒め!」
ノロケ!
「そんな貴方は、自衛官、なんですってね。」
自衛官、のところが妙に強調されていた気がするが。
「はいっ。一応、幹部候補です。」
そう言うと同時に海自独自のコンパクトな敬礼をする羽翔に、千晶母はたいそう喜んだ。
……さては自衛隊のファンだな……?
かくして、羽翔は千晶母公認となった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
公認おめでとうございます。(敬礼)
ガチガチに緊張する羽翔さん可愛い。
(♪)
"And he told us of his life
In the land of submarines"
the Beatles - Yellow Submarine 詞:Lennon-McCartney 『Eleanor Rigby』(1966)
