第二章(R-15)
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第二章 第14話 初めて
海を忘れられる山奥の避暑地を千晶は希望した。
避暑地、といっても、大学の夏休み期間だから、初秋の頃を予定していた。
僕は早速有給休暇を申請し、土日を挟んで4日間の連休をとった。八月や祝日を挟む週は、既に子持ちの隊員がこぞって休暇の申請をしていたので、僕にはこれが精一杯だった。
初めての、ふたりでの、旅行。
三泊四日で観光ホテルの宿泊を予約した。
そこで初めて、僕たちは肌を重ねた。
初めての気分だった。
こんなにも愛おしく、満ち足りて、幸せなことなのだと、初めて知った。
初めて、肉体的快楽よりも精神的充足感が上回った。
僕はもう、千晶しか抱けない。
「喉……渇いた。」
僕から手渡されたコップの水を飲み干すと、またベッドに横になり、疲れきった千晶はそのまま眠ってしまった。
スヤスヤと寝息をたてて眠る彼女を、いつまでもこうして見ていたかった。
旅行最終日。
清掃不要の札をかけ三日三晩部屋に閉じこもっていた僕らは、ちゃんと観光してなかったからと、遠回りしてから最寄り駅へ向かうことにした。
手つかずの荒々しい自然に囲まれ、不思議なことに僕らは同じデジャビュを覚えた。
どこか、遠い過去で既に同じ場面があったのかな、と僕がつぶやくと、
未来、かもよ、といたずらっぽく千晶が微笑んだ。
「どんな時代で会っていても、僕たちはこうして手を繋いでいたのかな。」
それが僕の、切なる願いだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
幸せになってくれてよかったなあ(うるうる)
ここで終わりにしちゃうのが恋愛モノとして一番きれいなんだろうけど、まだ、続きます。
次回、第二章最終回。
(♪)
”Slow Boat to Moonlight
パーム・ビーチがオーロラのようだと
急に泣いたね”
1986オメガトライブ - Slow Boat to Moonlight 詞:売野雅勇 『DOWN TOWN MYSTERY "NIGHT TIME" VERSION』1988
海を忘れられる山奥の避暑地を千晶は希望した。
避暑地、といっても、大学の夏休み期間だから、初秋の頃を予定していた。
僕は早速有給休暇を申請し、土日を挟んで4日間の連休をとった。八月や祝日を挟む週は、既に子持ちの隊員がこぞって休暇の申請をしていたので、僕にはこれが精一杯だった。
初めての、ふたりでの、旅行。
三泊四日で観光ホテルの宿泊を予約した。
そこで初めて、僕たちは肌を重ねた。
初めての気分だった。
こんなにも愛おしく、満ち足りて、幸せなことなのだと、初めて知った。
初めて、肉体的快楽よりも精神的充足感が上回った。
僕はもう、千晶しか抱けない。
「喉……渇いた。」
僕から手渡されたコップの水を飲み干すと、またベッドに横になり、疲れきった千晶はそのまま眠ってしまった。
スヤスヤと寝息をたてて眠る彼女を、いつまでもこうして見ていたかった。
旅行最終日。
清掃不要の札をかけ三日三晩部屋に閉じこもっていた僕らは、ちゃんと観光してなかったからと、遠回りしてから最寄り駅へ向かうことにした。
手つかずの荒々しい自然に囲まれ、不思議なことに僕らは同じデジャビュを覚えた。
どこか、遠い過去で既に同じ場面があったのかな、と僕がつぶやくと、
未来、かもよ、といたずらっぽく千晶が微笑んだ。
「どんな時代で会っていても、僕たちはこうして手を繋いでいたのかな。」
それが僕の、切なる願いだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
幸せになってくれてよかったなあ(うるうる)
ここで終わりにしちゃうのが恋愛モノとして一番きれいなんだろうけど、まだ、続きます。
次回、第二章最終回。
(♪)
”Slow Boat to Moonlight
パーム・ビーチがオーロラのようだと
急に泣いたね”
1986オメガトライブ - Slow Boat to Moonlight 詞:売野雅勇 『DOWN TOWN MYSTERY "NIGHT TIME" VERSION』1988
