第二章(R-15)
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第二章 第12話 盲目
遠距離や受験でほとんど会えなかったというのもあるけど、私は、羽翔の本当の姿を知らないでいた。
遠距離だとか、年の差とかいうシチュエーションに、勝手に酔っていただけなのかもしれない。
確かに優しくて、随所随所で私を守ってくれて、ついでに顔も可愛くて、いうことなしの「彼氏」。
でもそれって、全部表面的なものだし、いいところしか、見えてなかった。
いいところしか、見ようとしなかった。
彼がどんな人間性をもった人物なのか、ちゃんと見ようとしなかった。
冷静に考えれば、主体性は無いし、ネガティブだし、優柔不断だし、かといって変なところでルールに厳しいし、で、あんまり面白いタイプの人じゃあないんだよね。
おまけに、女にだらしない。……過去の話、らしいけど。
なのに、私は……、彼を、必要としている。
だめだめな彼を、愛したいとさえ、思っている。
あー、これが、『恋は盲目』ってやつ?
一番だめなやつじゃん。ハイキャリア女子がダメンズに捕まる話なんて、掃いて捨てるほどあるよ?
私、この人に捕まってたら、キャリア形成に暗雲たちこめるんじゃないかなあ。
損切りは、早ければ早いほうがいいんだよね。
よし、別れるなら、今のうち……。
……いやだ。
私は、この人を、彼を、見捨てたくない。
私に嫌われるのを覚悟で過ちを告白した彼を、突き放したくない。
想像力。
そうだよ。私に足りなかったもの。
私に嫌われてでも、私に真実を伝えてくれた彼を、私が信用しないでどうするの。
彼は、羽翔は、本気で、私を愛してくれている。
私が応えないでどうするの。
そう、なんだよ。
かっこ悪いとこも、だめなとこも、全部ひっくるめて、愛したい。
私は、彼を、羽翔を、愛している。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ごめん自分で書いてて泣けてきた。
(♪)
"But don't you change one hair for me
Not if you care for me
Stay little valentine stay
Each day is valentines day"
My Funny Valentine / Vo: Frank Sinatra – LyricsWriter(s): rodgers/hart『Songs For Young Lovers 』1954 (原曲は舞台『Babes in Arms』のために1937年に作られた、今となってはジャズ・スタンダードで外せない一曲)
遠距離や受験でほとんど会えなかったというのもあるけど、私は、羽翔の本当の姿を知らないでいた。
遠距離だとか、年の差とかいうシチュエーションに、勝手に酔っていただけなのかもしれない。
確かに優しくて、随所随所で私を守ってくれて、ついでに顔も可愛くて、いうことなしの「彼氏」。
でもそれって、全部表面的なものだし、いいところしか、見えてなかった。
いいところしか、見ようとしなかった。
彼がどんな人間性をもった人物なのか、ちゃんと見ようとしなかった。
冷静に考えれば、主体性は無いし、ネガティブだし、優柔不断だし、かといって変なところでルールに厳しいし、で、あんまり面白いタイプの人じゃあないんだよね。
おまけに、女にだらしない。……過去の話、らしいけど。
なのに、私は……、彼を、必要としている。
だめだめな彼を、愛したいとさえ、思っている。
あー、これが、『恋は盲目』ってやつ?
一番だめなやつじゃん。ハイキャリア女子がダメンズに捕まる話なんて、掃いて捨てるほどあるよ?
私、この人に捕まってたら、キャリア形成に暗雲たちこめるんじゃないかなあ。
損切りは、早ければ早いほうがいいんだよね。
よし、別れるなら、今のうち……。
……いやだ。
私は、この人を、彼を、見捨てたくない。
私に嫌われるのを覚悟で過ちを告白した彼を、突き放したくない。
想像力。
そうだよ。私に足りなかったもの。
私に嫌われてでも、私に真実を伝えてくれた彼を、私が信用しないでどうするの。
彼は、羽翔は、本気で、私を愛してくれている。
私が応えないでどうするの。
そう、なんだよ。
かっこ悪いとこも、だめなとこも、全部ひっくるめて、愛したい。
私は、彼を、羽翔を、愛している。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ごめん自分で書いてて泣けてきた。
(♪)
"But don't you change one hair for me
Not if you care for me
Stay little valentine stay
Each day is valentines day"
My Funny Valentine / Vo: Frank Sinatra – LyricsWriter(s): rodgers/hart『Songs For Young Lovers 』1954 (原曲は舞台『Babes in Arms』のために1937年に作られた、今となってはジャズ・スタンダードで外せない一曲)
