第二章(R-15)
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第二章 第2話 囚われの身
(注:重々承知の上かと存じますが、この物語はフィクションです。実際の団体とは関係ありません。)
第一志望の医大への受験のために、準レギュラーで出ていたクイズ番組を「一旦卒業」する千晶。
最後の出演収録分は四月半ばに放送するとは聞いていたが、羽翔はリアルタイムで視聴することはできなかった。
半年間の遠洋任務。
情報漏洩防止のため、私物、特にケータイは持ち込み自体を制限され、私的な連絡がとれない。
目の前の業務に従事することのみ求められ、国内が今どうなっているかは知るすべもなかった。
羽翔は、自ら望んで、狭い空間に閉じ込められていた。
『目隠しをした方が、感度がよくなるのかしら?』
その妖艶な声は、男の本能を剝き出しにさせた。
『ああ、よく聞こえる。君の声も、息も、心臓の音も、…とても。』
『ふふ、ここの音も?』
『ああ…』
あの時の僕は、自ら望んで、その女(ひと)に囚われていた。
「だめだ固定観念に囚われすぎだ! もっと柔軟な発想がないと、この自由記述問題は加点が取れない。」
「わかってる、わかってるけど。」
進学塾エリートコースのマンツーマン授業。小さなボックスに区切られた個人のスペースにいる千晶に、講師の檄が飛ぶ。
「なまじっか知識が多すぎるとその思い込みから脱け出せなくなるものなのか?! 大谷くん、君のポテンシャルはその程度だったのか?!」
ずいぶん熱血系な講師がいたものである。
「想像力だ! 想像力が試されているんだ。丸暗記だけでは解けない、人間の、人間による、人間のためのォォォ!!」
「せんせーもっと静かにしてください。」
冷めた声が他のボックスから飛ぶ。
「あ、スマンスマン。」
講師は振り向いて頭を掻く。
「想像力……柔軟な…発想……。」
今の千晶に足りないものらしかった。
「ジュケンがセイコーしたら、セイコーしよう。」(※何の字かは不明)
自分から出した科白とはいえ、その大胆さに後から赤面しきりだった千晶。
その夜はひとりベッドの上、両手で顔を押さえ体を転がし続けていた。想像ェ……
「はー。………顔洗ってこよ。」
これも受験のモチベーションの一つ、ということにして、また部屋に閉じ込もり、机の上の問題を睨み続ける千晶であった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
筆者コメント:ギリギリのラインを、攻めてます! ただの音当てゲームです!(言い訳)
今まで完全無欠のヒロインっぷりを見せてきた千晶に、大きな試練が…?
薄々気が付いてるかと思いますが、そのうち、千晶が傷つきます(精神的に)。鬱展開が苦手な人はご注意。まあ傷つかない恋愛って無いけど((どの口が言う
ギャグとシリアスのバランスむつかしー!
気分転換にランバダでも踊ってこよ…
(♪)
"耳元で繰り返す囁き
花びらを赤く染めてゆくわ"
石井明美 - ランバダ 作詞:Chico de Oliveira・日本語詞:麻木かおる 1990
(注:重々承知の上かと存じますが、この物語はフィクションです。実際の団体とは関係ありません。)
第一志望の医大への受験のために、準レギュラーで出ていたクイズ番組を「一旦卒業」する千晶。
最後の出演収録分は四月半ばに放送するとは聞いていたが、羽翔はリアルタイムで視聴することはできなかった。
半年間の遠洋任務。
情報漏洩防止のため、私物、特にケータイは持ち込み自体を制限され、私的な連絡がとれない。
目の前の業務に従事することのみ求められ、国内が今どうなっているかは知るすべもなかった。
羽翔は、自ら望んで、狭い空間に閉じ込められていた。
『目隠しをした方が、感度がよくなるのかしら?』
その妖艶な声は、男の本能を剝き出しにさせた。
『ああ、よく聞こえる。君の声も、息も、心臓の音も、…とても。』
『ふふ、ここの音も?』
『ああ…』
あの時の僕は、自ら望んで、その女(ひと)に囚われていた。
「だめだ固定観念に囚われすぎだ! もっと柔軟な発想がないと、この自由記述問題は加点が取れない。」
「わかってる、わかってるけど。」
進学塾エリートコースのマンツーマン授業。小さなボックスに区切られた個人のスペースにいる千晶に、講師の檄が飛ぶ。
「なまじっか知識が多すぎるとその思い込みから脱け出せなくなるものなのか?! 大谷くん、君のポテンシャルはその程度だったのか?!」
ずいぶん熱血系な講師がいたものである。
「想像力だ! 想像力が試されているんだ。丸暗記だけでは解けない、人間の、人間による、人間のためのォォォ!!」
「せんせーもっと静かにしてください。」
冷めた声が他のボックスから飛ぶ。
「あ、スマンスマン。」
講師は振り向いて頭を掻く。
「想像力……柔軟な…発想……。」
今の千晶に足りないものらしかった。
「ジュケンがセイコーしたら、セイコーしよう。」(※何の字かは不明)
自分から出した科白とはいえ、その大胆さに後から赤面しきりだった千晶。
その夜はひとりベッドの上、両手で顔を押さえ体を転がし続けていた。想像ェ……
「はー。………顔洗ってこよ。」
これも受験のモチベーションの一つ、ということにして、また部屋に閉じ込もり、机の上の問題を睨み続ける千晶であった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
筆者コメント:ギリギリのラインを、攻めてます! ただの音当てゲームです!(言い訳)
今まで完全無欠のヒロインっぷりを見せてきた千晶に、大きな試練が…?
薄々気が付いてるかと思いますが、そのうち、千晶が傷つきます(精神的に)。鬱展開が苦手な人はご注意。まあ傷つかない恋愛って無いけど((どの口が言う
ギャグとシリアスのバランスむつかしー!
気分転換にランバダでも踊ってこよ…
(♪)
"耳元で繰り返す囁き
花びらを赤く染めてゆくわ"
石井明美 - ランバダ 作詞:Chico de Oliveira・日本語詞:麻木かおる 1990
