第一章
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第一章 第10話 ガラス細工
長期の潜水艦任務が終わり、ようやく地上に降り立った羽翔。
「もう、そんな時季か…。」
冷たい風の吹き抜ける街頭に装飾が施され、世間はどこか慌ただしい。
待ちに待った地上での公休日だが、千晶は模試に収録にとなかなか予定が合わず、羽翔ひとりで市内へ行く。冬休みに入ってから来てくれるという千晶のために、少し遅いクリスマスプレゼントを見繕うことにした。
服、アクセサリー、スイーツ、文具、……正直、何を買ったらいいのかわからない。見れば見るほど、混乱してしまう。
千晶は、何をもらったら喜んでくれる?
他の女の子には適当に「それっぽい」物でその場を凌いできた羽翔だったが、千晶のこととなると、まるでウブになってしまう。妥協ができない、という現れなのだが…。
迷える羽翔さん(24)はデパートの催事場に足を踏み入れた。
[クラフト名工市~大切なあの人へ特別な贈り物を~]
はっとした。
ここで見つかるかもしれない。
わらにもすがる思いで展示を隅々まで見ていく。
その中で、ひときわ目を引いたのが、繊細な模様が美しい、ガラス細工。
見る者を惹きこむ力強さがありながら、触れるとたちまち壊れてしまいそうな。
見る角度を変えるごとに、ダイヤモンドのような輝きを見せ、まるで千晶そのもののように思えた。
千晶はまだ、17歳。
あの時…思いを伝え合ったあの日、初めて手を握ったけども、それ以来、進展らしい進展はしていない。
ほとんど会えない、ということもあるが、それ以上に、羽翔は、千晶を大切にしたかった。
自分のような汚れた人間が、千晶のような純真な少女に触れること自体、罪深く思えた。
だから、キスさえ、まだしていない。
千晶に会うときは、繊細なガラス細工に触れるような……そう、まさに、今目の前にあるこの作品に、千晶を重ねた。
千晶、喜んでくれるかな。
幸福そうな面持ちで紙袋を抱え、歩き出す羽翔だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
はー、尊い。
まだキスもしてないんですってよ!ピュアすぎんだろ!!(発狂)
好きな子を想ってニコニコしてる羽翔さんが可愛すぎてしんどい。
ガラス細工=千晶ってのは、伏線。
(♪)
"ゆうべ素敵な夢を見たの
それはいつかめぐりあうデ・ジャ・ヴ
二人が出逢ったあの日から
運命はきっと始まったの"
田村英里子 - ロコモーション・ドリーム 詞:田口俊 『アイドル伝説えり子』1989
長期の潜水艦任務が終わり、ようやく地上に降り立った羽翔。
「もう、そんな時季か…。」
冷たい風の吹き抜ける街頭に装飾が施され、世間はどこか慌ただしい。
待ちに待った地上での公休日だが、千晶は模試に収録にとなかなか予定が合わず、羽翔ひとりで市内へ行く。冬休みに入ってから来てくれるという千晶のために、少し遅いクリスマスプレゼントを見繕うことにした。
服、アクセサリー、スイーツ、文具、……正直、何を買ったらいいのかわからない。見れば見るほど、混乱してしまう。
千晶は、何をもらったら喜んでくれる?
他の女の子には適当に「それっぽい」物でその場を凌いできた羽翔だったが、千晶のこととなると、まるでウブになってしまう。妥協ができない、という現れなのだが…。
迷える羽翔さん(24)はデパートの催事場に足を踏み入れた。
[クラフト名工市~大切なあの人へ特別な贈り物を~]
はっとした。
ここで見つかるかもしれない。
わらにもすがる思いで展示を隅々まで見ていく。
その中で、ひときわ目を引いたのが、繊細な模様が美しい、ガラス細工。
見る者を惹きこむ力強さがありながら、触れるとたちまち壊れてしまいそうな。
見る角度を変えるごとに、ダイヤモンドのような輝きを見せ、まるで千晶そのもののように思えた。
千晶はまだ、17歳。
あの時…思いを伝え合ったあの日、初めて手を握ったけども、それ以来、進展らしい進展はしていない。
ほとんど会えない、ということもあるが、それ以上に、羽翔は、千晶を大切にしたかった。
自分のような汚れた人間が、千晶のような純真な少女に触れること自体、罪深く思えた。
だから、キスさえ、まだしていない。
千晶に会うときは、繊細なガラス細工に触れるような……そう、まさに、今目の前にあるこの作品に、千晶を重ねた。
千晶、喜んでくれるかな。
幸福そうな面持ちで紙袋を抱え、歩き出す羽翔だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
はー、尊い。
まだキスもしてないんですってよ!ピュアすぎんだろ!!(発狂)
好きな子を想ってニコニコしてる羽翔さんが可愛すぎてしんどい。
ガラス細工=千晶ってのは、伏線。
(♪)
"ゆうべ素敵な夢を見たの
それはいつかめぐりあうデ・ジャ・ヴ
二人が出逢ったあの日から
運命はきっと始まったの"
田村英里子 - ロコモーション・ドリーム 詞:田口俊 『アイドル伝説えり子』1989
