旅日記
ふくやま美術館 正宗十哲
2024/03/03 19:08 先月の三連休に、行きたかったふくやま美術館の正宗十哲~名刀匠正宗とその弟子たち~の展示に行って来ました。
広島県に行くのは初めてだったので迷うかもしれないなと思いましたが、新幹線の駅を降りてすぐの場所にあったので迷う事はありませんでした。
福山駅に地元の鋳造メーカーが製作した、鋼の錬金術師のアルフォンスの甲冑の頭部分の再現した物が飾られていました。
音声ガイドは刀剣乱舞の燭台切光忠と江雪左文字を演じている佐藤拓也さんで、聞き取りやすい低音でハッキリとした声でした。
刃文を起承転結や音楽に例えているのが新鮮で面白く、波から跳ねる魚の群れと言う例えもよかったです。
以下の分は印象に残っている刀です。
庖丁正宗
入って一番最初にあった短刀でした。
根本の方の等間隔の丸い刃文が四つ並んでいて可愛いかったです。
この刀は地金の模様の方に目がいきました。
固い鉄と柔らかい金属を何度も折り返してできた模様らしいです。
松井江
乱れ刃の派手さは無いけれど、真っ直ぐでスラッとした直刃が綺麗でした。
桑名江を見た時も思ったけれど「素朴。だがそこがいい」そんな刀でした。
銘が朱色で書かれているのも初めてみました。
江雪左文字
波が少ない静かな刃文、境目がぼんやりしていて霧で霞がかった静かな水面みたいなイメージを持ちました。
以前福岡で鑑賞した時は茎は五つある目釘孔しか目に入っていませんでしたが、今回は切られている銘の方に注目しました。
音声ガイドでも少し触れていたが、茎の銘は彫られているので基本直線的な字が多いが、左文字は細筆で書いたみたいに曲線的でした。
向かいのケースに会った拵は、暗い色がベースで細かい水玉模様みたいなデザインで、暗い夜の中に降りしきる雪を連想させました。
じゅらく 太閤左文字
同じ左文字でも江雪左文字と比べるとはっきりとした刃文で、鋒の方にかけて波が激しい元気のある刃文でした。
切っ先のカーブもスッとしているのが、刀を鋭い物のように見せていてとても綺麗でした。
長谷部国重 脇差
菖蒲造りという、横手筋という部分が無く、鎬が切っ先まで伸びるあまり見た事ない形でしたので、新鮮な気持ちで見る事ができました。
長谷部国重の刀は皆焼の刃文のイメージがあり、数年前に見たへし切長谷部や他の刀も鑑賞した時はあまりピンとこなかったのですが、「皆焼ってこれかあ!」とようやく分かった気がした刀剣でした。
刀 無銘 伝 長義
打刀だったのですが、隣にあった薙刀直しのスラっとした刀を見た直後に見たので、「ゴツくしい」という言葉が似合いそうなどっしりと堂々とした佇まいでした。
はっきりとした刃文の部分と、そこに燃え上がる炎が浮かび上がっているようなカッコいい刃文でした。
図録を見ると刃文の模様がより分かりやすかったです。
展示を見終わったら速攻で帰ろうかなと考えていたのですが、美術館前の立派な城を前に帰る訳にもいかないと思ったので、一緒に福山城にも行きました。
入口に会った記念メダルを購入してから中に入り、下の階から展示物の鑑賞をしました。
昔飾られていた鯱や、戦前の福山城の映像を再現した物とか、中々面白い展示物がありました。
途中で一発勝負で火縄銃で的を撃ってみるシュミレーションゲームみたいなのがあり、面白そうだったのでさせてもらいました。
30m以上先の的に当てる目標でしたが、的がすごく小さくて定まらず案の定かすりもしませんでした。
実際の火縄銃を少しだけ持ち上げてみるかんじの展示物は、他の博物館で見た事がありますが、本物ではないにしても実際に構えてみる事ができたので中々貴重な体験をさせてもらいました。
外から城を見た時に、北側が鉄板張りになっているのが福山城の有名な所らしいのですが、駅から見た時は綺麗な白色の城だったのに対して、鉄板が貼られている面は黒一色でとても厳つく見えました。
日帰りの弾丸旅行でしたが一日思い切り満喫できました!!
広島県に行くのは初めてだったので迷うかもしれないなと思いましたが、新幹線の駅を降りてすぐの場所にあったので迷う事はありませんでした。
福山駅に地元の鋳造メーカーが製作した、鋼の錬金術師のアルフォンスの甲冑の頭部分の再現した物が飾られていました。
音声ガイドは刀剣乱舞の燭台切光忠と江雪左文字を演じている佐藤拓也さんで、聞き取りやすい低音でハッキリとした声でした。
刃文を起承転結や音楽に例えているのが新鮮で面白く、波から跳ねる魚の群れと言う例えもよかったです。
以下の分は印象に残っている刀です。
庖丁正宗
入って一番最初にあった短刀でした。
根本の方の等間隔の丸い刃文が四つ並んでいて可愛いかったです。
この刀は地金の模様の方に目がいきました。
固い鉄と柔らかい金属を何度も折り返してできた模様らしいです。
松井江
乱れ刃の派手さは無いけれど、真っ直ぐでスラッとした直刃が綺麗でした。
桑名江を見た時も思ったけれど「素朴。だがそこがいい」そんな刀でした。
銘が朱色で書かれているのも初めてみました。
江雪左文字
波が少ない静かな刃文、境目がぼんやりしていて霧で霞がかった静かな水面みたいなイメージを持ちました。
以前福岡で鑑賞した時は茎は五つある目釘孔しか目に入っていませんでしたが、今回は切られている銘の方に注目しました。
音声ガイドでも少し触れていたが、茎の銘は彫られているので基本直線的な字が多いが、左文字は細筆で書いたみたいに曲線的でした。
向かいのケースに会った拵は、暗い色がベースで細かい水玉模様みたいなデザインで、暗い夜の中に降りしきる雪を連想させました。
じゅらく 太閤左文字
同じ左文字でも江雪左文字と比べるとはっきりとした刃文で、鋒の方にかけて波が激しい元気のある刃文でした。
切っ先のカーブもスッとしているのが、刀を鋭い物のように見せていてとても綺麗でした。
長谷部国重 脇差
菖蒲造りという、横手筋という部分が無く、鎬が切っ先まで伸びるあまり見た事ない形でしたので、新鮮な気持ちで見る事ができました。
長谷部国重の刀は皆焼の刃文のイメージがあり、数年前に見たへし切長谷部や他の刀も鑑賞した時はあまりピンとこなかったのですが、「皆焼ってこれかあ!」とようやく分かった気がした刀剣でした。
刀 無銘 伝 長義
打刀だったのですが、隣にあった薙刀直しのスラっとした刀を見た直後に見たので、「ゴツくしい」という言葉が似合いそうなどっしりと堂々とした佇まいでした。
はっきりとした刃文の部分と、そこに燃え上がる炎が浮かび上がっているようなカッコいい刃文でした。
図録を見ると刃文の模様がより分かりやすかったです。
展示を見終わったら速攻で帰ろうかなと考えていたのですが、美術館前の立派な城を前に帰る訳にもいかないと思ったので、一緒に福山城にも行きました。
入口に会った記念メダルを購入してから中に入り、下の階から展示物の鑑賞をしました。
昔飾られていた鯱や、戦前の福山城の映像を再現した物とか、中々面白い展示物がありました。
途中で一発勝負で火縄銃で的を撃ってみるシュミレーションゲームみたいなのがあり、面白そうだったのでさせてもらいました。
30m以上先の的に当てる目標でしたが、的がすごく小さくて定まらず案の定かすりもしませんでした。
実際の火縄銃を少しだけ持ち上げてみるかんじの展示物は、他の博物館で見た事がありますが、本物ではないにしても実際に構えてみる事ができたので中々貴重な体験をさせてもらいました。
外から城を見た時に、北側が鉄板張りになっているのが福山城の有名な所らしいのですが、駅から見た時は綺麗な白色の城だったのに対して、鉄板が貼られている面は黒一色でとても厳つく見えました。
日帰りの弾丸旅行でしたが一日思い切り満喫できました!!