酩酊日記
オーバードーズ
2023/04/20 23:57オーバードーズを覚えた。10錠飲んで、目眩。25錠飲んで目眩と嘔吐と救急車。横たわってピクリともできず、床に広がっていく吐瀉物をじっと眺めていた。ママは可哀想な顔をしていた。抱きしめて、大丈夫よって言ってあげたくなる顔をしていた。しんどさが増して目も開けられなくなって反応も出来なくなった時、ママの取り乱しは最高潮に達した。私の名前を連呼して、ママだよ、ママがいるからと、ぶつぶつと呟いて手を強く握った。看護師に引き剥がされるでずっと。
意識が回復してきた時、ママは執拗に記憶の確認をした。「ここがどこか分かるかあ?俺の名前は?俺の誕生日は?俺の仕事は?俺の好きな食べ物は?覚えてるよなあ、君だもんなあ、なあ」とこんな具合に。返事の代わりに抱きしめると、彼は押し黙って、背中に手を回した。
「今度こそ死んでしまうと思った。冷えた君の体に触れた時、もう、俺も死のうと思った。」
そんなことを言われても困る。自殺未遂をしておいて言うことでは無いが、三毛縞斑には生きていてもらわなければ困る。
意識が回復してきた時、ママは執拗に記憶の確認をした。「ここがどこか分かるかあ?俺の名前は?俺の誕生日は?俺の仕事は?俺の好きな食べ物は?覚えてるよなあ、君だもんなあ、なあ」とこんな具合に。返事の代わりに抱きしめると、彼は押し黙って、背中に手を回した。
「今度こそ死んでしまうと思った。冷えた君の体に触れた時、もう、俺も死のうと思った。」
そんなことを言われても困る。自殺未遂をしておいて言うことでは無いが、三毛縞斑には生きていてもらわなければ困る。