BE PROUD
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俺は昔から1人だった。仲間はみんな死に俺だけ生き残った…
正直、いつ死んでもいいと思っていた…あいつに出逢うまでは…
-BE PROUD-
1人になってから、どのくらい経っただろう…もう数える気にもならなかった。何処に行っても、どんな奴に会っても、結局最後は1人になった。
もうどうなっても構わないと思っていた時、あいつに出逢った…
あの日俺は、怪我を負い湖の辺りで体を休めていた。冷たく降る雨が俺の体力を奪っていった…このまま俺の命も奪えばいい…この汚れきった体を洗い流してほしい。
「やったーここなら雨宿りできる。ラッキー」
人間のガキが俺に近付いてきた。どうやら雨宿りしに来たらしい。
「あっ!ワンワンだー大っきいー。怪我してるの?大丈夫?」
俺に触れるなと威嚇したがこいつには効かなかったらしい。
「薬塗ってあげる。この薬ね、よく効くんだよ…はいできた。早く良くなるといいね」
頭を撫でられるなんて何年ぶりだろうか…何故か俺は抵抗出来なかった。心地いいと暖かいと思った。
俺を見て怖がらない奴なんて初めてだったからか、それとも…こいつの笑顔に癒されたからか…どうかしている…
こいつが天使に見えた…
「なんで泣いてるの?痛いの?寒いの?じゃあ、あっためてあげる」
なんで涙が出てくるんだ…涙なんか寂しさなんて死んだと思ってたのに…頼む…そんな暖かい瞳で俺を見ないでくれ…
「あっ!雨が上がった。あたし帰るね?ケガが治るまで動いちゃダメだよ。また、来るからね。じゃあね」
俺は待たなかった…今逢ったら全部言ってしまいそうで、全部消えちまいそうで…素直に寄り添うのが怖かった…
俺は弱い…弱くて脆い…
だから待っててくれねぇか?俺が強くなるまで…お前を守れるようになるまで…何年かかるかわからねぇけど…必ず逢いに行くから…
数年後、また逢えた…あの日と変わらないお前の匂い…正直嬉しかった…お前と戦った日々を俺は忘れない…
今あの時の借りを返そう…俺はお前を守るために生きてきた…お前に俺の想いを伝えたい…
だが、気が付けばお前の隣にはあいつがいた…楽しそうに嬉しそうにしているお前の笑顔を壊したくなかった…俺はお前に出逢えただけで幸せだった…
人間は何故こんなに脆いのだろうか…俺に暖かさを優しさをくれたお前はもういない…でも俺は生きてゆくよ…お前に逢えた奇跡の星で、尽きる日まで…
なぁ、まだ間に合うか?俺の想いをお前に言ってもいいか?
愛してると…
正直、いつ死んでもいいと思っていた…あいつに出逢うまでは…
-BE PROUD-
1人になってから、どのくらい経っただろう…もう数える気にもならなかった。何処に行っても、どんな奴に会っても、結局最後は1人になった。
もうどうなっても構わないと思っていた時、あいつに出逢った…
あの日俺は、怪我を負い湖の辺りで体を休めていた。冷たく降る雨が俺の体力を奪っていった…このまま俺の命も奪えばいい…この汚れきった体を洗い流してほしい。
「やったーここなら雨宿りできる。ラッキー」
人間のガキが俺に近付いてきた。どうやら雨宿りしに来たらしい。
「あっ!ワンワンだー大っきいー。怪我してるの?大丈夫?」
俺に触れるなと威嚇したがこいつには効かなかったらしい。
「薬塗ってあげる。この薬ね、よく効くんだよ…はいできた。早く良くなるといいね」
頭を撫でられるなんて何年ぶりだろうか…何故か俺は抵抗出来なかった。心地いいと暖かいと思った。
俺を見て怖がらない奴なんて初めてだったからか、それとも…こいつの笑顔に癒されたからか…どうかしている…
こいつが天使に見えた…
「なんで泣いてるの?痛いの?寒いの?じゃあ、あっためてあげる」
なんで涙が出てくるんだ…涙なんか寂しさなんて死んだと思ってたのに…頼む…そんな暖かい瞳で俺を見ないでくれ…
「あっ!雨が上がった。あたし帰るね?ケガが治るまで動いちゃダメだよ。また、来るからね。じゃあね」
俺は待たなかった…今逢ったら全部言ってしまいそうで、全部消えちまいそうで…素直に寄り添うのが怖かった…
俺は弱い…弱くて脆い…
だから待っててくれねぇか?俺が強くなるまで…お前を守れるようになるまで…何年かかるかわからねぇけど…必ず逢いに行くから…
数年後、また逢えた…あの日と変わらないお前の匂い…正直嬉しかった…お前と戦った日々を俺は忘れない…
今あの時の借りを返そう…俺はお前を守るために生きてきた…お前に俺の想いを伝えたい…
だが、気が付けばお前の隣にはあいつがいた…楽しそうに嬉しそうにしているお前の笑顔を壊したくなかった…俺はお前に出逢えただけで幸せだった…
人間は何故こんなに脆いのだろうか…俺に暖かさを優しさをくれたお前はもういない…でも俺は生きてゆくよ…お前に逢えた奇跡の星で、尽きる日まで…
なぁ、まだ間に合うか?俺の想いをお前に言ってもいいか?
愛してると…
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